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クマガイは何もしていない

 そしてクマガイはその声を聞いた。

 意思を聞いた。

 聞くのみならず、対話に至った。

 その結果、この世界の秘密を知った。

 それ故に、己を知った。


「……」


 クマガイは造られた存在。

 人間であった記憶はあるが、その記憶自体が造られたもの。

 つまり、クマガイに過去などない。

 それはショッキングだったし、信じたくないことでもあった。

 自分のこれまでが全て崩れる様に思えた。


「……」


 だがクマガイは気持ちを持ち直した。

 それはひとえに、過去の記憶がよくないものであった為。

 クマガイの記憶にあるのは、卑劣卑屈な自分の言動。

 そして有栖川たちからの、軽蔑の眼差し。

 しかし、全てが、実際にはなかったことなのだ。

 クマガイは何もしていないのだ。

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