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むー……
しかしアリスは、あまり納得の行っていない顔で、口をとがらせる。
「むー……」
だがまともな言葉にはならない。
そこには、アリスの気持ちが見え隠れする。
「まぁよ、そうかも知れねぇけどよぉ……」
歯切れの悪い受け答えになるアリス。
本来ならば、穴倉の提案である自爆の繰り返しを歓迎するところ。
だが、実際にはそうなってはいない。
普段の、いたずらっ子の様な雰囲気はなりをひそめ、ややしおらしげだ。
「どうしたの?」
首を傾げる穴倉は、アリスの顔を覗き込む。
眉をひそめたアリス。
その表情は曇っているが、美しさは変わらない。
「むー……」
ただ、大きな瞳と睫毛が揺れている。




