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お前とはちょっと違うだろ
穴倉はシャノンを警戒しているが、アリスはシャノンを警戒していない。
だが、アリスはシャノンを完全に信用しているからではない。
どうなっても対応出来るつもりで、それ故におおらかでいられるのだ。
「まぁよぉ、あいつが何やっても、倒せばいいだけだわ」
「そういうことか」
「おうよ。 元々あいつら敵だったし」
アリスは何の迷いもなく、どういった気持ちを持っているか吐露する。
何かあれば倒す、ただそれだけだという、シンプルな答えを。
それは大雑把だが、アリスらしい考えだと、穴倉は思った。
戦闘生物である自分より、よっぽどアリスの方が戦闘に向いている。
そう考えた穴倉は、小さく何度も頷く。
「俺と同じ扱いってことか」
「いやお前とはちょっと違うだろ」
アリスの返答は、穴倉が想定したものとは違った。
目をしばたかせる穴倉は、頭から抜けた様な声をあげた。




