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何度やっても同じです
拳に炎をまとわせたフォンテスが、再び一直線にデシネへと向かう。
しかし、見えない壁に阻まれ、弾かれた。
「……っ!」
すかさず一回転し、体勢を整えるフォンテス。
そして再び突進し、今度は拳を繰り出す。
「はぁぁっ!」
力一杯繰り出された炎の拳。
燃え盛り、デシネへ向かって一直線に伸びる。
だが、デシネは涼しい顔。
「無駄ですよ」
「!」
フォンテスの炎の拳は、一撃目と同様に、見えない壁に弾かれる。
繰り出した攻撃の反動が跳ね返り、吹っ飛ぶフォンテス。
顔色を変えないデシネが、溜め息を一つついた。
「何度やっても同じです」
そして鋭利な黒棘が、フォンテスへ向かって伸びる。




