表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1722/2233

穴倉の禍々しさ

 対するデシネは穴倉を見下ろす。

 その眼は、輝き(きら)めきの類いが一切ない。

 むしろ深い闇の様な、得体の知れなさがあり、堕落した者特有の暗い雰囲気は、深淵を彷彿とさせる。

 そんなデシネと視線を合わすは穴倉。

 その苛烈な闘志を混血熱線砲(ハイブリッドブラスター)という形でデシネにぶつけた穴倉は、デシネの眼中に入ったと言ってよい。


「人外の力……、危険ですね」


 暗闇の目に穴倉の姿が映る。

 混血熱線砲(ハイブリッドブラスター)を食らったデシネの独り言は、その威力を身をもって知った者が発する、警戒の言葉に他ならない。

 だが、(とげ)や焦りの色はなく、抑揚のない、どこか他人事といった様子。


「しかし、今以上の攻撃はないでしょう」


 デシネの声は、決して大きくはない。

 だが穴倉には届いていて、その苛烈な闘志に拍車がかかる。

 デシネの態度は、穴倉の心を炎上させる結果となった。

 穴倉は、胸、頭部の熱線砲の砲門を開く。

 さらに、全ての触手をデシネに向ける。

 これは、炸薬弾の一斉発射も狙ってのこと。


「今以上の攻撃、してあげるよ」


 穴倉はまたも笑う。

 その禍々しさは、深淵のデシネに何ら飲み込まれるところがない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ