表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1711/2233

穴倉が怖い

 穴倉の胸部に大穴が開く。

 するとその奥には、てらてらと輝く、真っ赤な心臓が見えた。

 それを見たクマガイは、デシネの体から、更にその下部にかけて開いた大口と、女が内包された結晶を思い返す。

 穴倉を単体で見ただけでは、単なる異形としか思わなかったが、邪神化したデシネを見た後だと、ダブらせて見てしまう。

 体に開く穴と、そこにある禍々(まがまが)しい輝き。

 デシネのそれと、穴倉のそれは別物。

 だが、一旦ダブらせてしまうと、どうにも似ていると思って見てしまう。

 デシネの暗い禍々しさと、穴倉の苛烈な禍々しさを立て続けに目にしたクマガイは、思考が停止し、だが、五感は過敏に働いていて、全身に鳥肌が立った。

 それは、本能的な恐怖の発露。


(あ、穴倉が怖い! あんなの、邪神の(たぐ)いじゃん!)


 円陣など組んで、仲間になれた様な気になっていたクマガイだが、気持ちが後退する。

 クマガイ自身も、人ならぬ異形へと身をやつしたが、穴倉はその比ではない。

 そして、そんな穴倉をもってしても、相対している邪神デシネの異形、異常さとは比較にならないのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ