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デシネは敵

 クマガイの胸のうちに広がる感情は、まさに煮え切らないものだった。


(こいつ、敵のはずだよな?)


 デシネは、クマガイにとって、何かシンパシーをかんじるものがあった。


(何だかわかんないけど)


 クマガイは、デシネが自分と何か似ていると、本能的に気付いている。


(こいつ、俺と)


 クマガイは、仲間たちと邂逅を果たしたいという気持ちがある。

 そして、わかり合いたいという気持ちがある。


(俺と、似てる)


 デシネもまた、ガインとわかり合いたい気持ちがある。

 それをクマガイは本能的にかんじている。


(ゴブリンと、何かあるのがわかる)


 とはいえ、デシネは敵だ。

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