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茶化し
こうなってくると、次第にデシネも、対ガインに苛立ちが生まれる。
「……」
まずアリスとクマガイが邪魔だ。
「何だコラァ?」
「んだコラァ?」
二人はデシネに向かって悪態をつく。
それはデシネにとっては気持ちを逆撫でするもの。
ガインとの再会は思いがけぬことであり、デシネは気持ちが高揚していたというのに、邪魔が入った。
しかもどうやら、相手方は戦いに慣れていて、葛藤などなさそうだ。
「あなたたちこそ、見ず知らずの者に、何ですか」
「ガハハ、何ですか」
「ワハハ、何ですか」
デシネの問いを、アリスとクマガイは茶化した。
それはデシネには、とてつもなく邪悪な、気に入らない行動に見えた。




