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邪教討伐
デシネの目がすわる。
ガインを友と思ってきたデシネ。
それは偽りない気持ちだ。
だが、ガインは苛烈な敵意をぶつけてくる。
いや、殺意をぶつけてくる。
それはデシネの心を確かに傷つけた。
敵として交錯したあの日もさることながら、今再び、である。
だが、デシネには、ガインの友であるという気持ちと同時に、ザハークの司祭としての顔がある。
精神がある。
「私としても、みすみす殺されるわけには行かないのですよ」
邪教と称されるザハーク教団は、死人を扱う。
いわゆる神殿の敵である。
デシネはその司祭。
「ザハークの教えも、私も、止まるわけには行かないのでね」
「己が貴様の息の根もろとも、全て止めてやる」
そしてガインは神殿の聖騎士。
邪教討伐は、まさに聖戦なのだ。




