表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1667/2233

再会、心乱れて

 マシアスが振り向くと、デシネの目から、鼻から、口から血を噴き出していた。

 無論、喉からも出血おびただしく、デシネはガクガクと体を震わせながら、一歩二歩と頼りない足取りで退いてゆく。

 マシアスは呆然とその様を見ながら呟いた。


「こんなあっけなく……?」


 ぼんやりとしながらも、マシアスは考えをまとめ、予想を口にする。


「こいつの瞬間移動は、やった後、一瞬隙が出来る……のか?」


 その答えは出ない。

 誰も答えない限り。

 だが、答える者が一人いる。


「今のは単に、私が油断しただけですよ」


 デシネである。


「まさかの人物との再会に、心が乱れてしまいましてね」


 デシネの出血はもう止まっていて、短剣がスルリと抜けた。

 傷口の肉が(うごめ)いて塞がり、横たわった姿勢のまま、音もなく立ち上がるデシネ。

 依然、憤怒の表情のままのガイン。


(おれ)は人物ではない。 魔物だからな」


 吹っ切れているその口調は、デシネとの邂逅を喜んだ、あの若き日のガインではない。


「だが今、(おれ)も心が乱れたぞ……! ……貴様への怒りと、首を獲れる喜びでな!」


 ガインの苛烈な殺意が、デシネの心を突き刺す。

 一挙五十話更新、いかがだったでしょうか?よろしければご意見ご感想、お待ちしています押忍 ٩(ˊᗜˋ*)و

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ