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見透かされたシャノン

 シャノンは、この期に及んで、デシネをまだ普通の人間だと誤解している。

 シャノンだけではない。

 デシネを攻撃する吸血鬼たち全員が、デシネを人間だと誤解したまま戦っている。


(なぜ当たらない……!?)


 これは、吸血鬼全員に共通する思いである。

 そして彼らは、誤解を解く術を持たない。

 吸血鬼ゆえに、である。


「……」


 デシネは涼しい顔で、面々の顔を順に見る。

 目が合った吸血鬼たちは、デシネの目に不穏なものをかんじながら、しかし、誤解したままである。

 彼ら吸血鬼は、血の匂いに敏感である。

 人間の血の匂いに。

 シャノンは口を真一文字に結び、表情を硬く固定してデシネを睨む。

 だが、内心ではまたも驚愕している。


(何なの、この人間!?)


 シャノンは、言葉を声に出してはいない。

 だが、沈黙など、デシネには意味をなさない。

 見透かしたデシネ。

 見透かされたシャノン。

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