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瞬間移動
とはいえ、デシネの存在が不気味で、能力が未知数であることに変わりはない。
何しろ、デシネはまだ攻撃をしていない。
手の内を見せていないのだ。
マシアスが知るデシネの手の内といえば、今のところはまず、あの背後に回る動きだ。
あの動きは異常だ。
だがマシアスは、あれを概ね正しく捉えていた。
そして、気付いたことがいくつかある。
(こいつは、瞬間移動をしやがる)
そう、デシネは瞬間移動が出来る。
マシアスたちの攻撃をかわし、目の前から
かき消えて、背後に立っている。
(そして多分、力を大して消費しねぇ)
そうなのだ。
あまりにも使用頻度が多く、それでいて消耗した様子がない。
(もしかしたら、全く力を使わねぇのかもしれねぇ)
とにかく、とても使い勝手がいい能力なのだということが分かる。
(だとしたら、マズいけどな)
無限に使用出来るのであれば、マシアスたちが一方的に消耗するだけだからだ。




