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悪霊退散
そして、次にアリス自身の器も作り出し、自分の魂を入れる。
『む? お主の器も現れたぞい?』
そして、拳を固く握った。
白熱の炎が立ち上る。
『む? なぜ拳に白銀の炎をまとわせるのじゃ』
アプリコットへ向かって、ゆっくりと歩き出すアリス。
『なぜこちらへ歩いて来る? どうした、なぜ何も言わぬ』
後ずさろうとするアプリコットだが、足が動かない。
『待て、妾の器も動ける様にしておくれ。 お主が支配者ゆえ、妾は無力じゃ』
アプリコットの吐露。
その言葉を受けて、アリスが怒号を飛ばす。
『バカはテメーだ!』
全てを察したアプリコットは大汗をかく。
しかし器は動かない。
『待て! それで殴ると、妾とて浄化され、どこかへ飛ばされてしまうのじゃぞ? 冗談はやめよ! わ、わかった! 世界の半分をお主にや『悪霊退散ッッシャオラッッッ!』
『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ』
かくしてアプリコットの魂は浄化され、いずこへと飛ばされたのであった。




