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神を穿つ力すら得られるやもしれんぞ
アリスは無言となり、プレを拳で粉砕した。
すかさずアプリコットがアリスに語りかけてくる。
『流石じゃな! お主と妾が合わされば、天使など造作もないわ! のぅ!?』
その声は、超越した力の発露を目の当たりにして、興奮を抑えられない様子。
だが、声をかけられたアリスは、無言である。
『……』
にも関わらず、アプリコットは更に語りかけてくる。
『これから忙しくなるぞい! まず手始めにあの化け物、穴倉とか言ったか? 奴を倒すのじゃ! そして返す刀であのクマじゃ! さすれば我らはかの邪神に匹敵する力を持ち、神を穿つ力すら得られるやもしれんぞ!』
対するアリスは、無言。
『……』
そしてまたもアプリコットはまくしたてる。




