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バケモノ軍団でよぉ
アリスが周りを見回す。
ガイン、ジャン・ジャック、そして穴倉の顔を順に見た。
そしてコクコクと頷く。
口を開き、息を吐き、一呼吸置いて喋り出す。
「まぁよ、ホラ、コレェ……」
指を行ったり来たりさせて、三人をさすアリス。
「ゴブリンに、何かヤバそうな人間に、よくわかんねぇバケモン」
そしてニヤリと笑うアリス。
「俺のダチは、まともなヤツがいねぇ。 プププ……」
そして口を閉じて笑い始めた。
それは本当に、ただただ楽しそうで、そして“ダチ”という文言が、三者の気持ちをふわりと緩ませた。
「考えてもみろよ。 服部も、池中も、高木だって、泥島にしてもよぉ、クマガイだってそうだわ。 俺のダチはよ、どいつもこいつも、どっかぶっ飛んでんだわ。 てめぇらだってそうだろ? だからよぉ、とりあえずこのぶっ飛んだバケモノ軍団でよぉ……」
穏やかなアリスの顔。
だが、急に目が見開かれ、大きな口が開き、狂気じみた顔になる。
「……天使やっちまうぞ、オラァ!」
アリスがプレに向かって駆けた。




