表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
139/2233

お疲れっす

何から話すべきか。私はとりあえず、少女たちの名前すら知らない。まずは、名乗るところからだろう。

「改めまして、まずはご挨拶からさせてもらおうかな。そちらの影ぼうしさんは、私のことを知っている様だが。私はタシリモ。この街の冒険者ギルドのギルド長をしている。」

私の挨拶に対して、少女は顎を上げ、見下ろす様な目線で、その赤い瞳を細めた。

「俺はアリス。見ての通り、無職だ。」

威風堂々とした佇まいで、何故か無職だと伝えて来る麗しの少女。メイドではないのか?

そして、もう一方は影ぼうし。

「拙者、服部あずみと申す。残念ながら、無職でござる…。」

しょんぼりと、元気がない。魔物であるのに、無職に後ろめたさを感じているのか?

「アリスちゃんに、ハットリさんか。よろしく。」

「おうよ、ぶどう水と出会いに乾杯だわ。お疲れっす。」

アリスと自己紹介したメイド少女が、私の持つぶどう水の瓶に、自分の持つぶどう水の瓶をぶつける。チン、といい音がした。ハットリも、無言で瓶を軽く掲げた。

やったぞ。自己紹介し合い、名乗り合うことが出来た。しかも、ぶどう水というアイテムも功を奏し、親愛の証である乾杯の意と、労いの言葉をかけられた。もし彼女らが魔王ならば、この様な友好的な態度に出てはいないのではないだろうか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ