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三都会議

握手のまま、タシリモはすかさず切り込む。

「では、聞かせてほしい。ベルティザは秘密主義で、ギルド間の情報交換すらも拒否してきた経緯がある。それが今回、来てくれたというのは、何がしかの狙いがあってのことだろう?腹を割って話すというならば、それを教えてもらいたい。」

そして、握手の手を離す。

バンダーベルグは真面目な顔になり、間髪入れず話し出す。

「ブレブロとのパイプを作っておきたいのだよ。タシリモ殿には、その口利きをしていただけたらと思っている。」

「ほう。」

「ベルティザは七色の嫉妬の出現以降、その出現場所の周囲一帯の魔力の磁場が狂い、魔石の出土量が通常の数百倍になってしまった。お陰で好景気に沸いてもいるが、魔石が異常に出土するということは、それだけ…。」

「ワームの出現も増える、か。」

「そうだ。ワームなど、単体では、そう大した魔物ではない。大した魔物ではないが、こちらの出現頻度も百倍以上にはなっている。ベルティザの冒険者は、来る日も来る日もワーム退治だ。今や、トップパーティーの〝妖霊〟もワーム退治に乗り出す程だ。そこでだ。」

「人手を借りたいということか。」

「そうだ。ワームが対象だから、駆け出し冒険者でいい。質ではなく量がほしい。報酬はこちらで出すし、駆除数に見合ったマージンをそちらのギルドに払う。今日はその交渉も兼ねて来た。」

「永続的な派遣を望んでいるというわけか。」

「そうだ。ひいては、姉妹都市化に持っていきたい。その協力をしてほしい。その代わり、こちらは〝妖霊〟を派遣し、追って〝銀世界〟と〝地下牢〟も派遣する。」

「最大戦力だな。しかし〝銀世界〟と〝地下牢〟は分かるが、果たして〝妖霊〟が応じてくれるのか?」

「問題ない。〝妖霊〟のリーダーは私だからな。」

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