アリス無双
『みんなまぁ~るく、タ●モトピアノ~♪』
フォンテスと、フォンテスに放たれた蝙蝠が全て、見えない何かに体を潰されて、バキバキと音を立てて球体の形になった。みんなまぁ~るくなったけど、グロいって!
『念話してちょおぉ~だい♪』
目が合ったアリスと服部が、同時にサムズアップで親指を立てる。…服部が念話で呼んだのか!よくやった!でも敵は、一人一人が服部よりも強い!気を付けろアリス!あと権利関係も気を付けて!
「気に入らねーな、お前も。」
アリスに対して、不穏な殺気を撒き散らし始めたマシアスの元に、短剣が飛んで戻る。そしてヒュンヒュンと風切り音を立ててジャグリングされている短剣たちが、アリスに向かって一斉に投げられた。
「楽勝だわ!!!」
アリスはその全てを、左手のパンチで弾く。だが。
ザクザクザクザクッ!
次の瞬間には、四本の短剣が全て、アリスの腕に刺さっていた。
「いでででででで!」
「俺の短剣は百発百中だってーの。絶対に刺さる魔法の短剣なんだわ。はい死んだ。ッッ!?」
アリスが超高速でカッ飛んで、あっという間にマシアスを間合いに捉える。
「ライダァァ、パァァァァァンチ!!!」
辛うじて避けたマシアスの顔が驚愕の表情になる。アリスの拳は地を穿ち、深い穴を開けていた。
アリスが怒りの表情で叫ぶ。
「お前の砕けたかんじの喋りは、気さくな俺と被る!!!」
アリスは、地を穿った右拳を返しながらそのまま振り上げ、アッパーカットをマシアスの顎にヒットさせた。マシアスの首から上が弾け飛んだ。
「特に語尾に『だわ』を付けるな!!!次やったらこんなもんじゃ済まさんからな!!!」
次なんか、あるわけないだろ。これ以上、何があるんだよ…!
イゴールが巨斧を振り下ろした。難なく体軸をずらして避けたアリスが、あえて左腕で斧を迎撃する。
「ウェスタンラリアート!!!」
イゴールも戦慄の表情だ。
斧はアリスの左上腕を切り裂くも、骨に噛んで止まり、力任せに振り抜かれ、粉々に砕けた。
「いだだ!お前は体が無駄にデカい!」
そして目に涙を溜めて、一際デカい声で叫ぶアリス。
「俺への嫌味か!!!」
ボディブローでイゴールの腹部が消し飛んだ。
「お前は、人を傷つけてる自覚を持て!!!」
身長は不可抗力だろ…!
シャノンが空間転移で距離を詰めた。
「口紅が派手!!!」
シャノンの首がアリスのチョップで瞬断され、頭部がごろりと落ちた。シャノンの顔部分を指差すアリス。怒りはおさまらない。
「アイラインも、派手!!!」
本気度がすげーよ…!
アランが刀に手をかける。と、アランの眼前に瞬時に移動して、手首を掴んで握力で握り潰すアリス。
「クールぶる奴がいちばん嫌だわ!!!」
さらに頭突きをアランの胸部に叩き込んだ。陥没して潰れた胸が痛々しい。
「このむっつりスケベが!!!お前が俺のぱんつ見てピクッてなったの、俺は見逃してないわ!!!」
お前が見せたのに…!
…何が服部よりかなり強いだよ!何が一際強いだよ!アリス圧倒的じゃないですか!




