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LV10でもかなわない
「大丈夫ですか?フォンテス様。」
…こいつだ。さっきの声の主。こいつがビクトー。
「これを。」
ビクトーがフォンテスに瓶を投げる。中の液体を飲み干したフォンテスの足が、一瞬にして復元される。
「血か。助かったぜ、ビクトー。礼を言う。」
「礼には及びません。…さて、影ぼうしさん、よくもやってくれましたね。…ほう?LV10の影ぼうしとは。初めて見ました。百年生きた影ぼうしでも、せいぜいLV2だというのに。」
LV10!?さっきの戦闘でまたLVが上がってたのか。
「進化レベルに達している様ですね。見せてくれるならば、離してあげますよ。」
服部の返答を待たずに、ビクトーが服部から足をどける。その瞬間、服部は弾ける様な勢いで飛び退いた。
「ッッ…!」
服部、何で影化して逃げなかったんだ?いや、出来なかった!?
「やばいでござるな。調子に乗らずにさっさと倒して、逃げるべきでござった。」
服部が、顎を上げて遠くを見やると、建物の屋根に四人の新手がいた。




