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決心(フィリス視点)

うじうじ(笑)


ティアとあの事があった翌朝。


回復したロードは朝一で俺のところに来て、答えが見つかった、と告げた。


「私は異性として姫様をお慕いしている。誰より幸せになっていただきたいし、出来れば私の手で幸せにして差し上げたいとも思う。」


同じセリフを同じような顔立ちの人間に言われて、気持ちの違いがわかったと清々しい顔で言うロードに、俺は「わかった」とだけ答えてしっかりと頷いた。


…自分でライバル増やすとか馬鹿なことしてるな本当に。

それでみっともなく妬いて傷つけるとか、どうしようもない。



ティアにはあれから、同じ空間にいても目すら合わせてもらえない日々が続いた。


感情が顔に出なくていいこともあるものだな。

正直、かなりこたえている。辛すぎる。



あの瞳に自分が映らないというだけで気落ちしている自分がいた。


たまに隊のことやプライベートでも色々と相談にのってくれる副団長にやんわりとした話を聞いてもらったりしたけど、気は晴れない。

ていうか「フィリス、恋愛年齢が低すぎるよ…」と頭を抱えられてまた落ち込んだ。



確かに、これまで言い寄ってくる令嬢はいても対して相手をしていなかったので、女性の扱いなんて全くわからない。

失敗した時のフォローの仕方も。



…こんな時は体を動かすに限る。


走り込みをしようと外へ出たら、隊員達が「お伴します!」とついてきた。


自分がなんとなくいつもと違うということを大雑把な隊員達でも感じたのかもしれない。


「あぁ…今日はあまりスピード抑えないから、ついてこれるだけ来て」


そう言って走り出す。


無心で走った後、走り込みでグッタリ気味の隊員達をそのまま素振り千本、模擬試合の訓練へと突入させた。

鬼!鬼畜!との叫び声に、そうかもな、と独りごちて笑った。


でも隊員たちと体を動かしたら、スッキリした。



嫌がられるのは承知だが、今夜慰労会の後にでもティアと話をしよう。


読んでくださりありがとうございます!


感想などいただいてやる気満点で

連続更新にこぎつけました!!

(大した内容じゃないですけども…)



日があかないように頑張りますので

おつきあいよろしくお願いいたします( ´ ▽ ` )

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