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配信に誰も来ないんだが?  作者: 常夏野 雨内


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87話 サッカーと陽呪術 1

 ツバサの家に行った次の週の平日に灰川は自分の事務所に来ていた、少しずつだがマネージャー業務も分かってきて今もスケジュール管理の最中だ。


 ボイス収録の予定立てや配信者の要望まとめ、人気が出てきた配信者の自室の配信と収録環境良化のための工事の問い合わせ、スタジオや動画撮影のためのロケ地の予約、割と色んな事を回されてる。


 ハッピーリレーは今は動画編集などで忙しく、社内で仕事が回り切らない状態であり灰川にも鉢が回って来る。他にもシャイニングゲートからハッピーリレーに回したいという仕事なども灰川を通される事が多かった。


 エリスやミナミも忙しくなってるが学業が疎かにならないようスケジュールを組み立てていく、他の配信者もハッピーリレー脱出を狙ってる者を引き止めたりなどもしてたりする。


「あ~、配信してぇな~」


 一人で事務所で仕事をしてる時にそんな声が出た、最近は疲れもあって配信はまばらになり数日に一回というペースになってしまってる。


 視聴者は相変わらずエリス達だが、彼女たちもここの所は忙しくて灰川の配信に来る頻度は少なくなり、終始でコメント0という状況も珍しくない。灰川はエリス達に出会ってからコメントが全く無いという状況が少なくなり、それもあってコメントが来るという状況に慣れてしまってた。


 配信者にとってコメントが来るという事は多くは嬉しい事であり、その状況に慣れてしまうとコメントが無ければ満足出来ない、不満感が溜まるという状況になる。


 視聴者が少ない配信者はコメントしてくれる人が配信に来なくなったりすると配信を止めてしまう事がある、甘い汁を覚えてしまうと味を忘れられなくなってしまうのだろう。


 灰川も同じような物で、そこから配信を続けられるか、面白い配信をしようと頑張れるのか、SNSなどで拡散を狙うのかなど活動できるかどうかが分かれ道になるのかもしれない。


 そうこうしてる内に15時になる、今日は事務所に人が来る予定があり灰川は準備をした。




「長野 卓哉です、高校2年です。よろしくお願いします」


「灰川です、なんかサッカーがスランプになったとかって」


「はい、そうなんです、2か月ほど不調が続いてて……」


 追い詰められたような、後が無いような緊張感を滲ませたブレザー学生服姿の、身長の高い男子高校生が事務所に来た。


 彼はシャイニングゲートの薔薇咲(ばらさき) ロズというVtuberの弟で、サッカーに精を出してるらしい。


 薔薇咲ロズは視聴者登録は80万人とシャイニングゲートの中では中堅に位置するVtuberで、各種のスポーツに詳しいという特色を持った成人女性Vtuberである。

 

「あの、僕のスランプを治せるって姉から聞いたんですが! 本当ですか!? お願いします!治して下さい!」


「いや、治せるかどうかは見てからじゃないと、それにあまり期待は」


「そんなこと言わず治して下さい! もう後が無いんです!3日後の試合で結果が出せなきゃならないんです!」


 縋るような目で頭を下げられる、なんでこんな事になってるのかと言うと日曜日の夜に掛かって来た電話が元になっている。




 日曜日の夜に灰川がパソコンで動画でも見ようと思ってる時に、シャイニングゲートの社長から電話が掛かって来た。


『やあ灰川さん、今少し良いかな?』


「いやぁ…今から渋谷まで行くのはちょっとぉ…」


『そうじゃないんだ、ウチのVtuberで灰川さんにお願いしたい事があるって言ってる子が居るんだ、その件で僕に話を聞いて欲しいって要望があってね』


 灰川の事はシャイニングゲートでも噂になってるようだった、ハッピーリレー所属の霊能者だったけど今は2つの会社を股にかけて色んな仕事をしてるという感じの話だ。


 他にも自由鷹ナツハを霊能力で助けたとか、染谷川小路を助けた、配信事務所を除霊したなどの話も広がっており、その話を聞いた薔薇咲ロズというVtuberが相談があるとの事だった。


 だがいきなり本人から連絡するのは気が引けるから、渡辺社長がコンタクトしてきたという訳だ。


『薔薇咲の弟さんがサッカーをやっててね、プロになれるかどうかが懸かってる時期らしいけどスランプになってしまったようなんだ、それを霊能力でどうにかして欲しいという頼みなんだけどね』


「霊能力は超能力じゃないんですよ、そんな都合の良い物じゃあ~……」


『ああ、すまない灰川さん、忙しいからよろしくお願いいたしますよ』


 こんな感じで丸投げされてしまった、ちなみに依頼料は会社負担ではなく薔薇咲ロズが払うとの事だった。


 その後も薔薇咲と連絡は一回だけ取ったのだが、彼女も忙しいらしく、詳しい事は弟と話して欲しいと言われたきりである。依頼料の金額さえ言っても言われても無い始末だ。


 そもそもいくら貰えば良いのか分からないし、向こうがいくら払う気があるのかも分からないという、商売をする者にとってあるまじき状態である。




「まず落ち着こうぜ、長野君って呼んで良い?」


「あ、はい、大丈夫です」


「お姉さんからの紹介だよね? 俺の事ってどんな風に聞いてるの?」 


「何か凄い人とは聞いてるんですけど、詳しい事は聞いて無いです。でも俺のスランプも治してもらえるかもって聞きました」


「そんなあやふやな情報でよく来る気になったね…」


 どうやらハッピーリレーに灰川の噂は変な風に伝わってるようで、超能力者と霊能力者が混ざったような奴として認識されてるようだった。これは後で正しておかなければならないだろう。 


「それで俺は治るんですか!? 治してもらわないと困るんですよ!マジで!」


「まず詳しい話を聞かせてくれない? じゃなきゃ何も分からないって」 


 長野から話を最初に聞くと、サッカーに懸ける熱は灰川が思ってたよりも強い物だった。 


 彼は幼少期からサッカーを始め、小学4年生の時にセレクションと呼ばれる入団テストを合格して、日本で一番とも言われる屈指のジュニア育成ユースチーム、東京渋谷マルビウスFCユースという所に所属してるらしい。


「スゲェじゃん、それってもうプロ内定してるようなもんでしょ?」


「いえ、どんなに頑張ろうとプロになれる人間は一握りで、成績が下がればプロには上がれません、ましてや高校生でスランプの奴なんか……」


 サッカーの世界は複雑でプロになるためには幾つかの方法があるとの事だ、まずはスカウトされてトレーニングを積んでプロになる方法と、プロサッカーチームの下部組織の育成ユースという団体に所属して、そこから拾い上げて貰うという方法らしい。


 長野は後者でユースに入団し、小学校と中学校のチーム残留テストみたいな物を受け生き残って来たそうだ。ユースに入団できる時点で実は凄い才能を持ってる者が多い。


 何人もの仲間がテストや怪我で脱落して泣きながらチームを去る場面を目にし、彼も悲しみはすれど努力して勝ち残って来て、今はチームでも屈指の選手に育ち、プロチームである上部組織の東京渋谷マルビウスへの入団に手が届きかけてる。


 そんな折にチャンスが巡って来た、次の大きな試合で成果を認められた選手は上部チームに入って試合に参加できるという情報が出たらしい。つまり本当にプロになれるチャンスであり、これは信頼度が極めて高いそうだ。 


「高校生でプロになって世界大会に出るのだって夢じゃなくなるんですよ! 俺は何としてでもアピールする!そのためなら何だってやりますよ!」


「だから熱くなるんじゃないよ! うるさいっての!」


 もう完全に目はプロ加入に行ってしまっており、目的を果たすためなら悪魔にだって魂を売りかねない顔だ。高校生でプロスポーツ選手、真面目に競技に取り組む高校生なら一度は夢見るだろう。


 そんな栄光と輝かしい未来を掴むチャンスが目の前にぶら下げられてる、そうなったら後先考えず我先に駆け出す奴が居たっておかしくない、彼はそんなタイプの人間なのだ。


「じゃあ次は俺の自己紹介ね、俺は灰川コンサルティング事務所、つまりここでコンサルティング業をしてるんだよ」


「コンサルティングってあれっすよね、会社とかにアドバイスするみたいな感じっすよね? 若いのに凄いじゃないっすか!」


「ふふ、まぁね」


 などと格好つけて言ったがコンサルティングなんて一回もしてないのは秘密だ、実情はハッピーリレーとシャイニングゲートの便利屋である。


「その傍らでオカルト関係の解決もしてる、お祓いとか除霊とか」


「お、お祓いと除霊? サッカーとかスポーツと…関係ないっすね……」


 長野の表情に雲がかかる、想像してたのと違いが出たのだろう。


「あの、サッカーのスランプとか野球のイップスを治す達人みたいに想像してたんすけど……?」


「逆に聞くけど何でそういう専門の所に行かないの? 俺が怪しいコンサルタントの胡散臭い霊能者って聞いて無かったにしてもだよ」


「既に行って効果が無かったんすよ…マルビウスのトレーナーとかに相談して、スポーツカウンセラーにも通ったけどスランプは治るどころか悪化……うぷっ!」


「ちょ!ここで吐かないでくれよ!? トイレはあっち!」


 とっくに色々とやった後でここに最後の頼みの綱として姉に紹介されて来たらしく、吐き気を催すほど悩んでる。


 今はプロに上がれるチャンスの日が3日後に迫っており、外出のチャンスは今日の午後が最後だったらしいのだ。つまり藁をも掴む心で来たという事だ。


 長野は17歳までの全てをサッカーに捧げてきたと言っている、学校が始まる前に朝練を小学校から今日に至るまで欠かさず、勉強もサッカーIQを高めるために頑張って、成績は良くは無いが悪くもない順位だそうだ。


 学校はサッカーが強い所に小中高と入学し、ユースチームに入ってるため大会には出なかったそうだが、暇さえあればサッカー部員に練習相手になってもらった。女子に告白されて付き合ってもサッカーを優先させ過ぎて長続きしなかったり、彼女と別れた日ですら練習は欠かさなかった。


 もちろんユースチームでのトレーニングや試合は本気でプロ入りを目指して全力で臨み、試合では結果を出してチームでも上位の実力となった。 


 食事は栄養が偏らないようユースチームから配られたメニューの通りに母が作ってくれて、父は夜遅くまで働いてサッカーの活動を支えてくれて、姉は学生時代は試合に応援に来てくれて今はVtuberになってスポーツファンの裾野を広げようと頑張ってくれてるそうだ。 


「灰川さんは薔薇咲ロズの配信って見た事ありますか?」


「もちろん見たよ、スポーツの事ばかり話してたな~」


 灰川は実は社長に言われるまで薔薇咲ロズの配信を見た事がないどころか、存在を知らなかった。薔薇咲ロズは配信で真っ赤な髪を揺らしながらスポーツの事ばかり話してたのを覚えてる。


「姉は俺が夢を叶えるためなら何でも協力するって言って、実家に稼いだお金の大半を入れてくれてます…協力してくれる家族のためにも負けられないんすよ…っ」


 サッカー選手を本気で志すとなると金銭面での負担が大きいらしい、超絶安く済んで1000万円とネットで見たそうだ。チームの月謝やユニフォームやスパイクシューズの費用に遠征費、かなり掛かるらしい。


 そんな負担を家族に強いてたと知った時は腰が抜けたそうだ、同時にそんな金額を出してまで自分のサッカーを支えてくれる家族に感謝の涙を流したらしい。


「父にも母にも姉にも、休み時間の度に練習に付き合ってくれたサッカー部の人達にも、俺がプロになれなかったら顔向けできないんすよ! プロになれなかったら死ぬつもりです!」


「待て待て早まるない! 諦めたら試合終了って別のスポーツの漫画の先生が言ってたぞ!」


 こういう思いを持ってるプロスポーツ選手志望の人は多数居るのだろう、実際にユースチームから脱落してプロへの道が閉ざされたと思い込み、自ら命を絶つという早まった判断をする人も居たらしいのだ。


 プロになりたいのは彼だけではない、文字通りに死ぬほどプロになりたい人たちが素晴らしい才能と、想像を絶する努力の果てにプロへのチャンスが開かれる。


 高校ユースチームからプロになれるのは割合で8%くらいだそうで、一見すると高いように見えるが確率は低い。しかも高校在学中にプロになれる選手などレジェンドと言われる逸材になる可能性すらあるだろう。


「俺の目標は高校生で世界大会優勝してMVPを取る事です、こんなスランプの状態だけど諦めてません」


「欲張り過ぎだろ……」


「ハッキリ言って下さい、俺のスランプを今日だけで治せますか?」


 3日後にチームで実施されるのは他チームとの試合で、レギュラー枠には入れてるらしい。そこで活躍して実戦力があると判断された選手がプロチーム加入、そして世界大会メンバー候補にもなるとの事だ。


 この情報は意図的に監督やコーチ陣が流した情報なのだろうと灰川は思う、これで更なる奮起を起こさせ実力の底上げをして、実力的に可能であれば世界大会候補として推薦する。監督や上部チームにそう決断させるだけの逸材が揃ってるのかもしれないし、チームの話題性を高めて有力な人材を更に獲得しやすくするという判断かも知れない。


「まぁ…絶対って訳じゃねぇけど、治せる可能性はあるかな…」


「え!!?」


「実は俺の家は陽呪術ってのが使えるんだけど、親戚にサッカーキチガ…控えめに言ってサッカー狂いの人が居たんだ、その人にスポーツに転用できる術を教えて貰ったんだよなぁ…」


 オカルトの世界が時代と共に変わったように灰川家の陽呪術も色々な形に進化した、その中にはサッカー好きが高じてスポーツ陽呪術なんていう如何わしい方向に発展させた人も居たのだ。


「その人に会わせて下さい! 何でもしますから!」


「悪いんだけど、その人は1年前に病気で亡くなっちゃってさ…」


「そんな! いえ…ご愁傷様です…」


 その親戚は不運にも既に故人である、今の状況を聞いたら何をおいても駆けつけてくれただろう。


「じゃあ灰川さんはソレを使えるんですか!? お願いだから使って下さい!効果が無くても文句は言いません!」


「ま、まぁ良いけどさ…使うの初めてじゃないし、でも期待外れでも絶対に文句言うなよ?」


「分かりました! 一思いにやって下さい! さあ!」


「覚悟が死にに行くときのソレだ…ここじゃ効果が分からんから、サッカーが出来そうな場所に行こう。ここらにあるかなぁ…」


 ここは渋谷でありボールを蹴れる場所なんて限られる、長野の所属チームのグラウンドは部外者は絶対立ち入り禁止らしいので使えない。


「それならマルビウスユースの寮と練習場の敷地の隣に公園があるんで、そこ行きますか? あの公園ってスポーツ記者とかが居る事が多くて遊びに来る子供とかが少ないんすよ」


 場所も決まりバスに乗って向かう事になり、事務所を抜けて向かう途中にスマホにメッセージが来た。




澄風 空羽

メッセージ

 ロズさんからお話聞いたよ

 今から見に行きたいって子が結構居るけど

 見に行って良いかな? 



 なんと薔薇咲ロズがシャイニングゲートの事務所に来てたらしく、そこに長野がメッセージで報告し、偶然に居合わせたVtuberや講義終わりのアカデミー生が見に行こうと言い出したそうだ。


 しかも何故かハッピーリレーの配信者も情報を掴んだらしく、既に向かってるとの事らしい。

 

(おいおい!何してくれちゃってんだ長野君!)


 心の中で叫ぶがもう遅い、止めてくれなんて言ったら角が立つし、言ったとしても誰が来るのか分からない以上は止め切れるものじゃない。


 もうなるようになれと思いながら、せめて近所迷惑にならない人数である事を祈りつつバス座席の隣に座ってる長野に話し掛けた。


「スランプ治ったかどうか見てもらうためにサッカー上手い人を呼んだから、その人にお墨付きを貰ったら成功って事で」


「どんな人なんですか? 社会人チームの人っすか?」


「さっき話した親戚の息子なんだよ、今もたまに会って親父さんの残した術を使って見せたりしてる」


「そうなんですか? 息子さんが居たんですね」


 その親戚は息子にサッカーを叩き込み、陽呪術も使ってサポートしてた。息子自身もサッカーに向いてたのかどんどん上手くなったそうだが、息子には霊能力はほとんど受け継がれなかったのだ。


「俺はサッカー詳しくないからよく知らないんだけど、灰島(はいじま) 勝機(しょうき)って名前でさ、なんとかキマイラ?とかいうチームに入ってんだって、今は神奈川に居るんだけど今夜に会う予定だったから丁度良かった」


「っ…!! 神奈川でサッカー上手くて灰島勝機っ…神奈川キングキマイラ……?」


「あ~それそれ、そこって強いの?」


 長野の顔が青くなっていくが灰川は理由が分からない。


「灰島選手を帰してあげて下さいっす! 神奈川キングキマイラは東京渋谷マルビウスFCの宿敵でっ、勝機選手の事を殺したいと思ってるユース生がマルビウスユースにはいっぱい居るんすよ!」


「お、大袈裟だな…俺の親戚なのよ? プロサッカー選手じゃあるまいし、まだ長野君と同じ高校2年だぜ?」


 灰川にとってはサッカーとは玉蹴り遊び程度の認識しか無く興味がない、勝機とは年に一回くらいしか会ってなかったから、どんな感じの位置に居るかも分からなかった。



「プロなんすよ! 17歳でプロ入り!現役高校生で守備のセンターバックで好守備を連発! 付いたあだ名は神奈川の殺し屋っす!」


「神奈川キングキマイラは1級リーグだから文句なしにプロなんすよ! マルビウスにはユース時代の灰島選手に完封されたフォワードやサイドバックがいっぱい居るんすよ! 俺もフォワードだから防がれたし!」



 灰川は勝機に住所と公園の名前しか教えなかった、ライバルチームのグラウンドの隣とは考えても無かったのだ。


「う、嘘だろ…? 別の人と間違ってるって…」


「灰島勝機って名前のサッカー選手は他に居ないんすよ…ほぼ100%同一人物だと思います」


「あ、バス停に着いた」 


 こうして現地に到着してしまい、サッカー知識ゼロの陽呪術師と絶賛スランプ崖っぷちフォワード高校生はバスを降りたのだった。 


 今日この日に長野と勝機というトレーニングや試合で忙しい2人が出会うのは、何か縁があったのかと灰川は思う事にした。

 スポーツ話を書いてみたくなって書いてみました。

 サッカー知識は付け焼刃です、真に受けないで下さい。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 灰川さんの血統って霊能力を悪用して金稼ぎして破滅、って意外は割と有能な一族なんだなぁ……。 「子供を霊能力でサポートしたら素質開花」は悪用に当たらないかが微妙な気がするけど [一言] い…
[一言] 頼んだ相手がチームの地雷とかwwww
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