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配信に誰も来ないんだが?  作者: 常夏野 雨内


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246話 それぞれの親睦

「うわー、すっごい! 本当に駅でキャンプしてるよ、ゆーちゃん!」


「華符花、あんまり大きな声出したら身バレするわよっ」


「朋絵ちゃんってライスペのキオンちゃんだったんすねっ、自分も見てましたよ」


「来苑ちゃんってなんだかVモデルとイメージが同じかも、見た目は結構違うけど」


 来苑たちは渋谷駅にあるスポーツショップに行くために構内を歩いており、会話しながら親睦を深めてる。


 その時に渋谷駅の構内に芝マットを敷いてテントを張ってる人を見かけ、その異様な光景に驚いた。



「うぃーーす! サンキャンプCHのヨッスンでーす! 今日は渋谷駅でキャンプするぜー!」 


「抽選に受かるなんてマジでラッキーだって! エグいくらい運が良かったつーの!」


「ここは駅構内だから焚火は出来ないのは痛いけどさ、渋谷駅でテント張れるとかマジでヤバイ!」



 どこかのyour-tuberグループが騒ぎながら動画撮影をしてたり、キャンプガチ勢の別グループが凄そうなテントを設営してる光景が見える。


「あっ、サンキャンプCHだ、あの人達って色んなキャンプ動画出してて伸びてるんだよね」


「そうなの朋絵ちゃん? キャンプ詳しいんすねっ」


 朋絵はキャンプ好きでアウトドア動画なども見ており、駅でキャンプしながら騒いでるyour-tuberも知ってた。


 彼らはアウトドア便利グッズを紹介したり、どのキャンプ場がどんな人にお勧めかとか動画で出してるようだ。


「キャンプ系も伸びるコンテンツだよねー、サンキャンプCHって登録者が30万人居るよ! ゆーちゃんもやってみる?」


「Vだから私はやらないわよ! ファンっぽい人達も集まってるのね、配信もしてるみたいだし」


 タウンキャンプ in 渋谷は配信も動画撮影も自由で、街のPRイベントという側面が大きい。


 通常だったらあり得ない場所でのキャンプという光景に通行人は目を引かれ、当事者も彼らを見に来たファンも楽しそうにしてる。


 キャンプガチ勢の立派なテントが綺麗に張られてるのを見て格好良いと思う人達も少なくない。


 来苑たちが歩いてる場所は屋内なのでアウトドア感は薄いが、その分に特別感は高いように見える。駅の中でキャンプなんて普通なら考えられない。


「そういえばさー、私たちのテントってどうなるんだろうねー?」


「華符花は普通のテントじゃないかって言ってたわよね、私はキャンプに詳しくないから分かんないけど」


「灰川さんは割と良いテントになるかもって言ってたよ、大きいドームテントとかだったら良いなって思うかも」


「朋絵ちゃんってテントも色々知ってるんすね、さっき見たtuberさんのテントみたいなのだったら嬉しいっす!」


 渋谷の駅構内を歩きながら会話するが、身バレの危険性は非常に低くゼロと言っても良いくらいのようだった。


 シャイニングゲートとかが渋谷キャンプに参加してるなんて情報は発信してないし、声だけでバレるなんて事はまずないと言って良い。


 4人で歩きながら周囲を見るとキャンプイベントの告知のポスターとかが今は多く、Vtuberファンとかが集まってるような環境でもないから安心ではあるだろう。


「そういえば皆ってさー、灰川さんの事ってどう思う? 私は東京国際文化芸術祭に出れるチャンスをくれて嬉しいって思ってるけど」


「私は感謝してるわよ華符花、OBTホールのステージに立てるチャンスをくれた人なんだから」


「私も感謝してるよ、ライスペが無くなっちゃって拾い上げてくれたの灰川さんだし」


 華符花と優子と朋絵は灰川にそれぞれの理由で感謝しており、その事を普通に話す。


 朋絵は灰川との性格的な相性はそんなに良くないのだが、それとは別に好感は高く持ってる状態だ。特に朋絵は自己マネジメントや自己プロデュースが上手く出来ず、そこを支えてくれると言ってスカウトしてくれた灰川には強く感謝してる。


「来苑ちゃんは? 灰川さんの事はキライって訳じゃないよねー?」 


「えっ、ええっ?? じ、自分はぁ……ぅぅ…そのぉ…」


 来苑のこの様子を見て華符花も優子も朋絵も、彼女が灰川に対してどんな思いを抱いてるのか理解する。


「おっ、これは来苑先輩にスキャンダル発覚かー? それともとっくに付き合い済みかなー? わっはっはっ」


「そ、そ!そんなわけないっすよ! つ、つっ、付き合うとかっ…! あ…ぅぅ…」


 3人は『ああ、ビンゴだ』と確信してしまう、付き合ってはいないけど来苑は灰川に対して凄い好感を持ってる事は確かだと分かった。


 来苑は配信などでは高いテンションを保ちつつ平静で居られる事が出来るのだが、緊迫感の無い場でこういった話題を出されると取り繕うのが苦手になる。


「ちょ、華符花! 来苑ちゃんにいつもの調子でそんな話しちゃダメよ!」


「そういえばシャルゥちゃんって、そういう感じのVだったよね、忘れてた」


 紅弓 華符花こと赤木箱シャルゥは恋愛トークを含む少しセンシティブな配信が特徴であり、高校1年生ながら妙に精神にチクリと刺さる各種のセンシティブなトークが得意だ。


 ケンプスはそんなシャルゥのセンシティブトークに振り回される姿が視聴者に受けており、2人がコラボする時は双方のファンや同時推しのファンが大勢集まる。


 もちろん視聴者には現役の高校生だとは明かしておらず、赤木箱シャルゥとケンプス・サイクローは成人Vだと思ってる人が多数である。


 一方で竜胆れもんは配信でセンシティブトークは非常に少なく、むしろそっち方面の話題は配信ではほとんど出ない。朋絵はセンシティブ内容でも普通に受け答えが出来るという感じである。


「来苑先輩さ、ホントに気になってるなら大胆なコトしちゃえば? 私とゆーちゃん、色んな事知ってるから教えたげるよっ?」


「ええっっ? そ、そんなんじゃナイって! 大体にしてVやってるんだから、そういうのってあんまり良くないってか…」


「来苑ちゃん、Vとか配信者とか裏で彼氏彼女が居る人は結構いるよ、シャイゲさんはどうか分かんないけど」


「まぁ、裏の事は絶対に言わないっていう暗黙の鉄の掟があるし、多少の事なら仕方ないと私は思うけどね」


 シャイニングゲートでも裏では付き合ってる人も居るし、それは決して表には出さない事だ。表に出したら明らかに人気は下がるし、自分から足枷を付けるようなマネである。


 配信の時はキャラクターであり、本人は本人というスタンスが広まりつつある。しかしインフルエンサーや芸能人の恋沙汰はリスクが付き物というのは、昔から変わらぬ問題だ。


「あ、そういえば来苑先輩って文京学詠館高校だったよねっ? 学詠高は上品な学校って聞くし、そういう彼氏彼女とかってダメって風潮あるって話だもんねー」


「学詠館でも彼氏が居る子とかも居るっすよ、中には大学生の彼氏が居るって子も聞くし」


「私も学詠館に行きたかったけど、学費がちょっとね…」


「学詠館って制服がカワイイよね、来苑ちゃんにもすっごい似合いそう!」


 来苑が通う学校は大学までのエレベーター式の学校で音楽に強い学校である。音楽の道も強く考えてる優子も編入という形で行きたかったが、学費が高いため通えなかった。


 優子はピアノの腕が準プロ級だが、学詠館にはそのレベルの者も普通に居て、高校2年生の今でも優子は結構な憧れを抱いてる。


 お嬢様お坊ちゃま学校みたいなイメージが近隣の中高生にはあるが、実際には普通に青春を謳歌する高校生が通う学校であり、学校生活自体は音楽活動が強いというだけで普通だ。


「じゃあ来苑先輩も灰川さんにアタックしてみようよっ? 絶対に落とせるって」


「だ、だから、そんなんじゃ…! うぅぅ~~…」


「Vの時からは想像できない感じになってる! 来苑ちゃんって、こういう話に免疫がないんだね」


 渋谷の街を歩きながら恋バナに花が咲く、やはり年代的にもこういう話には敏感だ。


 来苑はリーク癖があるような人物だったらこんな態度は表に出ないから気付かれないが、ここに居る者達とは何かウマが合ってこんな話になってる。


 ここに居る者達は確証が全く無い嘘リークなどしょっちゅうされてる身であり、その方面ではちょっとやそっとの事では動じない精神も持ってるのだ。


 しかし来苑は恋バナとかは興味津々なのだが自分が当事者になると今のようになってしまう、これは来苑に限らず色んな人がそうなるだろう。


 しかも業界2位のVtuberという立場も弁えてるから、こういう話を大っぴらに出来ない事も理解はしてる。


「そ、そのぉ…別に灰川さんがどうとかじゃないっすけどっ…、男の人にどうやって好きになってもらったら良いのか分かんないよ…っ、ぅぅ~…」


 予防線を張りつつ来苑は自身が抱える異性へのアプローチなどの知識不足を吐露する。


 少女漫画とかネットである程度の知識はあるが、そこには経験や実践と言った物が抜けてるし、自分に置き換えた場合にイメージしてピンとくる物がなかった。


 来苑は今まで陸上競技やV活動に熱中していて、そっち方面の知識が薄い。友達とも恋バナとかよりスポーツとか音楽の話をする事が多かったというのもある。


 もっと言うなら来苑は250万人の視聴者を持つ活動者という事もあり、割と変わってる部分もあるのだ。そういう部分が恋愛話にも少しだけ影を落としてる。


 3人とも年頃の女の子だし、こういった話は大好物だ。核心的な事は立場上は言えないとはいえ、既に来苑がどんな感情を持ってるかは3人とも分かった。


「あんあり自分に自信がないっすよ……、だって前にも灰…、ちょっと気になってる人に秘密を知られちゃいましたし…」


「秘密? 来苑ちゃんだからヤバイ感じの事じゃないよね、どんなこと?」


「誰にも言わないって約束してくれるっすか…? 他の人は気にする事ないって言ってくれたっすけど…やっぱ気になるっていうか…」


「灰……その人に何かヒドい事でも言われたのっ? だったら許せないんだけどっ」


 朋絵が息巻くが来苑がすぐに否定して事なきを得る。そこから絶対に誰にも言わないという少女同盟が組まれて、来苑が先日に発生したハプニングの事を話し始めたのだった。




「紅茶って美味しいんですねっ、試飲サービスもあって良いお店でしたっ」


「史菜ちゃんも紅茶好きになってくれた~? むふふ~」


「私も買っちゃったよ、香りが良いし喉にも良いそうだもんね」


「空羽先輩、私が買ったフレーバーティーも美味しかったですよー」


 市乃たちは桜が勧める紅茶店に来て、試飲をしたり買い物をしたりして楽しく過ごしてから外に出ていた。


 紅茶のおかげで落ち着く気持ちになりつつも、今夜のキャンプはどんな感じになるのかなんて話す。


「あっ、スクランブル交差点のキャンプ場! なんかすっごい人だかり!」


 市乃が本日から明日にかけては通行止めでキャンプ場になってるスクランブル交差点の様子に驚く。


 ここは渋谷の実質的な中心地という事もあって盛り上がりも凄く、特設キャンプ場が見えないレベルで人が集まってる。もちろん参加者やスタッフ以外の進入禁止の柵なども設けられてる。


 中には人気のインフルエンサーとかキャンプ系の配信者とかが居るらしく、ファンが歓声を上げたりしてる様子が見えた。


「うわ~、あんな見られる場所でキャンプはちょっとゴメンだったなー」


「灰川さんがジャンケンで勝ったので良い場所になったもんね市乃ちゃん、やっぱり灰川さんは凄いですっ」


「むふふ~、灰川さんの実家でお泊りしたの思い出すよ~、あの時も楽しかった~」


 街を歩きながらトークに花が咲き、普段とは違った顔を見せる街を面白おかしく見物しながら楽しむ。


 実はここの所は市乃、史菜、空羽はテレビ収録などが忙しく、テレビ出演組ではない桜とは少し距離が出来ていた。


 しかし桜も決して暇という訳ではなく、配信の方に力を入れてシャイニングゲートのネット世界での影響力が弱まらないよう頑張ってくれていた。


 他にも灰川とは無関係な部分で絵本朗読の音声仕事などが来たりしており、桜の活動も順調に行ってる。


「さてと、そろそろ今夜の本題の話がしたいよね。近くに個室のカフェがあるみたいだよ」


「じゃあそこ行きましょう空羽先輩! 来苑先輩と由奈ちゃんは別行動だけど、後で話せば良いですしねー」


「そのためにこのメンバーで集まったんだもんね~、由奈ちゃんには私がお話するよ~」


「一気に攻めちゃうかジワジワ行くか悩み所ですねっ、なんだか緊張して来ましたっ」


 何やら4人は共通の話をするらしく、センター街の飲食店が入ってるビルの個室喫茶に入店する。


 個室の喫茶はカップルシートの店なんかが渋谷には多いのだが、運よく良い場所が見つかった。


 店内はレトロモダンな感じで照明も良い感じであり、なんだか密談するにはもってこいの雰囲気がある。


 それぞれに紅茶とかカフェオレとかを頼み、少し暗めの照明の中で話が始まる。目の見えない桜も雰囲気は感じており、問題なく女子トークが始まった。


「今日のキャンプだけどね、さっき話した通り灰川さんに色々と仕掛けられるチャンスだと思うの」


「はいっ、長時間一緒に居るんですからチャンスだと思いますっ」


 4人は灰川に対して強く好意を持つに至ったメンバーであり、本当ならここに由奈と来苑も入る。


 史菜は割と最初から灰川に強い好感を抱いてたし、桜も灰川の人柄に惹かれて今に至った。灰川はあんまり冴えない男でイケイケ系ではないが、2人はそういう方面の異性が苦手だからこそ好意や興味を持ったという部分もある。


 市乃は最初は灰川に対して色々あって感謝はしてたが、異性としては何も思う所は無かった。しかし、しばらく一緒に仕事するにつれて良い部分に目が行き、オカルト方面では様々な形で人助けをしてる事を知って好意を持った。


 空羽も最初は灰川を異性として意識はしてなかったし、仕事仲間だという風に認識してた。だが、何度か助けられたりしてる内に温かみのある人だと思って好きになった。


「灰川さんってさー、私たちがどー思ってるか気付いてるよねー」


「気付いてたり気付いてなかったりじゃないかな、少なくとも本気だって思ってくれては無さそうかな」


「はい、私は灰川さんに直接に好きって何度か伝えてますが、本気でとり合ってくれた事はありません」


「史菜ちゃんって大胆な所があるよね~、見習わなくちゃだね~」


 灰川はオカルトや伝手とは関係なく、様々な形で自分たちを支えてくれてる事も知ってる。他のスタッフだってそこは同じだが、灰川は仕事以外でも自分たちの支えになってくれた。


 灰川の配信を見て、つまらな過ぎて逆に面白く感じたりした。その配信の中で灰川の人柄とか、分かりにくい面白さや温かみを見た。あの配信は確かに彼女たちを支えていたのだ。


 彼には無条件で着いて行きたくなるようなカリスマ性や、多くの女性を惹きつける容姿も無い。それでも自分たちを本気で第一に思ってくれる彼が好きになった。


 他にも好きになってしまった理由は幾つもある。人が人を好きになるのは一目惚れもあれば、何個もの精神的機序を重ねて好きになる事だってある。こういう事は理屈では語れない部分も多い。


 もしかしたら灰川という人は、少し変わった人に好かれるという特性があるのかも知れない。


 そんな現状があるが、同時に大きな問題もある。それは灰川が自分たちを異性として見てくれてない事だ。


「今日は灰川さんを私たちに目を向けさせるチャンスだから、どうするか話し合おっか。ふふっ」


「はい、私もそろそろ灰川さんに少しくらい意識してもらいたいです。頑張れるよう努めますっ」


「今までこんな感じに誰かのこと気になるってことなかったのになー、それが灰川さんってのが何かムカツク!」


「市乃ちゃんは好きになっちゃったけどイライラなんだね~、なんだか複雑だな~」


 変わってる人というのは決して非常識な人という訳ではない、彼女たちも普段はネット活動をしながら高校生活を送ってるというだけの一般人ではある。


 しかし時に変な考えに至ったり極端なマネをしたりする面もあり、そんな部分が今も燻ってる状態だ。


 人間は誰しも良い部分もあれば悪い部分もあり、極端な部分や大らかな部分もある。それは彼女たちも変わらないが、その部分が普通とは少し方向性があるマインドかもしれない。


 


 由奈、桔梗、コバコ、早奈美のグループはクロススクウェア渋谷の中にあるゲーセンに来ていた。


「色んなゲームがあるわね! クレーンゲームも色んな景品があるわ!」


「オレはクレーンゲーム得意だぜ、いっちょやってみるか!」


「早奈美ちゃん、警備会社でバイトしてるなんて凄いね」


「それ程でもないですよー、お金はそんなに良くないですしね」


 それぞれに打ち解けてゲームで遊んだり会話をしたりして過ごし、景品なんかを取って楽しく過ごしてる。


 桔梗はグループの中では1人だけ20歳を迎えてるが、特に壁なども無く話す事が出来ていた。これはVtuber活動という共通の話題があり、桔梗自身が様々な話題に詳しいからだろう。


 由奈やコバコとはアニメやゲームやVの話をしたり、早奈美とは自分が通ってる大学の話なんかをしてる。


「コバコちゃんと桔梗さんって本名は何て言うのかしらっ、教えて欲しいわっ」 


「オレは下浦(しもうら) 梨沙子(りさこ)だぜ、良い名前だろ?」


「私は十賀領(じゅうがりょう) 舞子(まいこ)っていうの、よろしくね由奈ちゃん」


「2人ともVtuberの名前とは違うんですねー、当たり前でしょうけど」


 このグループは年齢が違ったり、学年が同じコバコと早奈美でも職業が違うため話は完全には合わない。


 しかし由奈とコバコの気の合い方だったり、桔梗や早奈美の聞き上手な部分もあって、良い雰囲気で打ち解けてる事に成功してる。


 桔梗とコバコとしてはハッピーリレーの子と知り合えて嬉しかったし、由奈のちょっと騒がしい雰囲気に癒されたりもした。


 由奈は普段通りな感じだが新しいV仲間が出来て嬉しいと感じてるし、早奈美も普段は殆ど関わらないタイプの人達と関われて楽しいと感じてる。


 それぞれに実りのある時間を過ごし、一緒にゲームをして「このゲーム、配信でやりてぇ!」とかコバコが騒いだりして仲を深めていった。

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