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配信に誰も来ないんだが?  作者: 常夏野 雨内


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171話 テレビ局に謝りに行くっす!

 竜胆れもんは配信終了後、自室のパソコンの前で体を伸ばしながら、完全に気を抜いて今後のスケジュールを確認していた。


 配信はもちろん動画の撮影、企画の打ち合わせ、歌の収録、メンバーシップ限定ボイスの収録、雑誌インタビュー、企業案件の~~……業界ナンバー2と言われる彼女は忙しく日々を動き回る。


 そんな中で最近は会社の動向もあり、自分も参入する事となった芸能界への進出だが、竜胆れもんこと来見野来苑は少し問題視してる部分がある。


 仕事が増えるのは嬉しいし構わない、学校の成績が落ちたって元からそんなに良くないから構わない、好きなスポーツの時間は何としてでも確保してもらう。


 大変だけどまだ頑張れる、まだ行ける、自分より頑張ってる人なんて世の中にはいっぱい居る!……のは分かってるが。


「OBTテレビかぁ…あんまり行きたくないっすね~…」


 そんな言葉が口をついて出てしまったが、別に配信中じゃないし、一人暮らしで部屋には自分しか居ないから構わないとか思ってたら。




「言ってしまった後でマイク点けっぱなしって気付いたと」


「そうっすよ……はぁ、なんでこんな事しちゃったかな、最悪のタイミングだぁ~…!」


 灰川と来苑は日曜の朝からOBTテレビの本局があるお台場に向かうモノレールの中で、ここまでの経緯を整理する。


 その発言をしてしまった後の対応がマズく、慌てて「そんなこと思ってないって!」「今のナシ!ごめんなさい!」みたいな感じで、上手く理由説明や言い訳が出来なかったのだ。


 来苑は女の子としては短いショートカットヘアで、見た目からも元気を感じる子なのだが今は割としょぼくれてる。Vtuber竜胆れもんもショートカットだから、好きな髪形なのだろう。


「だって仕方ないじゃないですかぁ! 配信でOBTテレビの局に幽霊か何か居そうな怖い感じがするとか、言えないですし!」


「声が大きいよ、誰かに聞かれたらどうすんだって!?」


「うへぇ~…幽霊とか昔から苦手っす…。だって怖いし」


 来苑はVtuber竜胆れもんとして活躍するボーイッシュな印象の女の子だ。陸上競技が好きで小学校の頃から長距離走や短距離走は常に学年1位、サッカーなんかも好きだと聞いてる。


 そんなスポーツ好きゆえか活発で明朗な性格に育ち、誰とでも気さくに話せるコミュニケーション能力を得て、ある時にVtuberというものを知って強烈に惹かれて『自分もやってみたい!』と思いシャイニングゲートに入所した。 


 そこからは楽しくて夢中になってVtuber活動に勤しみ、人間的な性質や素養が向いていたのか視聴者をどんどん獲得していった。歌が上手くて、そっちからファンになった人も結構居る。


 来苑は幼い頃から色んな物に興味を持ち、家の方針で親からやらされた歌唱も楽しみながら頑張って素晴らしい腕前になり、陸上でも好成績を収め配信でも大成功。


 まさに天才肌と言われそうだが、実際には興味を持った事に対する集中力が並外れてるという感じであり、ちょっと空気の読めない発言があったり、学校の勉強の成績はあまり良くなかったりなど欠点はそれなりにある。


 そんな彼女は、かつては有力な霊能力者の家系だった『胡桃名(くるみな)家』の末裔で、彼女自身も割と強い霊能力が有る。しかし修練を積んでないため除霊などは出来ない。


「まぁ、とにかく局にはシャイゲが用意した言い訳、お台場は夏でも海風が強くて寒いから苦手意識があるで通そう」


「分かりました…ホントすいませんっす…」


 今回は非はこちらにあるし、勘違いを解くためにも謝罪した方が良いという事になり、OBTテレビもそれを受け入れる姿勢だ。Vtuberが出る番組もあるから、双方とも事を大きくせずに済ませたいという話にもなったのだ。


 正直に心霊現象が怖いから嫌だったと言う訳にもいかないので、言い訳は用意された物を説明する。これは来苑も納得してる事で、多少の嘘くらいは仕方ないと割り切らせた。


 灰川が行くと言うと向こうは『灰川さんがお越しになる程の事ではないですよ!』と焦ったような感じになったが、メイン出演者の相談役みたいな灰川に相談したい事もあるそうで引率として着いて行く事になった。


 シャイニングゲートの竜胆れもん担当のチーフマネージャーも居るのだが、専属ではなくナツハや他の所属者のマネジメントもしており、外せない業務があって灰川に頼まれたという事情もある。




「すいませんでした! ○○で○○な理由で言っちゃった事なので、OBTテレビさんに悪い気があるとかじゃないんです!」


「富川プロデューサー、この度はお騒がせして申し訳ございません。本人も反省してますので、穏便に済ませて頂けるとありがたいのですが」


 以前に打ち合わせに使った部屋で番組担当のプロデューサーに謝罪したのだが、その反応は。


「え? 何かあったんですか?」


 「「………」」


 どうやらテレビ局側は忙しくて話が一部にしか浸透してなかったようだ。


 ジャパンドリンクを始めとしたスポンサーにもシャイニングゲートから説明が行っており、灰川の名前の力もあって大きな問題にはなってなかった。四楓院の後ろ盾はやはり大きい。


 騒ぎ自体も本格的な炎上のような事にはならず、会社から『お台場は少し寒い時があって、そこが苦手な時がある』という説明と謝罪の声明を出し、れもんからもSNS等を通してアナウンスがあったので既に沈静化してる。


 騒ぎを盛り立てるインフルエンサーなども少しは食いついたが話題としては弱いし、Vtuber界隈の騒ぎを取り立てる動画投稿者なども、声明が出た以上は憶測で好き勝手に言える状況じゃないので取り上げなかった。


「そんな事があったんですか、昨日は遅くまで仕事してたもんで気付きませんでしたよ。災難でしたね、はははっ」 


「以降はシャイニングゲートともども気を付けますので、これからもよろしくお願いします」


「すいませんでした! 気を付けます!」


「謝罪には及びませんよ、私らもよく失敗したり要らん事を言って問題になったりしてますから。こういう時はお互い様ということで」 


 富川プロデューサーはかなり大らかな性格のようで、何かを要求したり嫌味を言うような事は無く済ませてくれた。


 騒ぎも既に収まってるし、会社も事前に火消しに動いてたから問題になる事もなかった。やはりこういう時に配信企業に属してるというのは強みがあるのかと感じた。


 本当なら謝罪に来るほどの事でもないのかもしれないが、波風を立てないためにも必要な事だったろう。配信者へのマイク切り忘れなどへの注意喚起にもなった筈だ。


「じゃあ折角なので打ち合わせもしていきましょう。竜胆さんもメイン枠の出演者に数えられてるので、お話したい事はありましたし」


「はい! お願いしまっす!」


 予定ではテレビ番組、new Age stardomは自由鷹ナツハと竜胆れもんを週交代レギュラー枠に据えて、シャイニングゲートとハッピーリレーの所属者は毎週のように出すつもりとのことらしい。


 慣れてきたら司会回しをエリスとミナミのダブル司会なども良いかもしれないと考えてて、様々なVtuberが参加して、配信者やインフルエンサーも出演するという方式だ。

 

 司会進行役はプロタレントを起用し、どんな状況でも番組を引っ張って面白く仕上げてくれる人を呼ぶ。


 他にも演出家や番組脚本家、音声スタッフやカメラマンスタッフもシャイニングゲートとハッピーリレー相談の元に決まってるらしい。


 特に演出家や番組脚本はメディア業界出身の花田社長が結構な伝手を利かせてくれたらしく、割とすんなり決まったと聞かされた。富川プロデューサーも花田社長に面識があるそうだ。


「放送時間が22時から23時で、放映曜日は毎週月曜日です。決して悪くない曜日と時間帯ですよ」


「そうなんですか? ちょっと詳しくないので分からない部分が…」


「時間帯はウチではプライムタイムという時間に入ってますね、ゴールデンタイムが19時から22時なので、新番組としてはかなり良い位置ですよ」


 テレビ局によってもゴールデンタイムの時間帯は微細な違いがあるそうだが、OBTテレビはゴールデンタイムの次に視聴者が多い時間帯に食い込めた。これには様々な業界政治的なパワーゲームもあったのだろう。


 しかも週の中で日曜日の次に視聴者が多い月曜日という位置取りで、相当な優遇と言って良い扱いだ。


 この時間帯は他のテレビ局は並居る有名芸能人がテレビに出演してる時間帯で、テレビ局側の新たなコンテンツへの期待も少なからず感じられる。


「もちろん詳細な打ち合わせはシャイニングゲートさんやハッピーリレーさんと行っていきますが、もう少し話を詰めなければいけないのが現状ですね」


「そうですか、なるほど」


「まだ全部は決まってない感じなんですね、分かりました!」


 テレビ番組は直前まで詳細が決まらない事など珍しくもないそうで、今回は出演者の大半が業界未経験者だから手探りでやってる部分が多いそうだ。


 企画を出したら2社から「それは駄目です」とVtuberのキャラクターを守るためストップが掛かったり、逆に2社から「こんなのどうですか?」と持ち掛けられると、テレビ的に面白い画にならないという理由でボツになったりしてるようだ。


 やるからには良い成績を出さなければいけないし、失敗は次のステップへの大きな足枷になるから試行錯誤してる様子だ。


「あとこれは上手く行けばの話ですが、出演者さんに番組スポンサーさんや、その他の所からCM依頼やコラボ商品やプロデュース商品などの発売の依頼が来る事があるので、受けるにしても断るにしても(さわ)りのないようお願いします」


 「「!!」」


 この言葉は灰川とれもんにとって少し衝撃的だった。CM依頼などはシャイニングゲートに来たりしてるが、テレビCMはジャパンドリンクだけで後はネットCMの依頼なのだ。 


 コラボ商品なども今までにあったが、テレビで放映されてる番組とのコラボになると規模が変わってくるし、周知されるのはファンのみならず全国の人達になる。販売店や都市部でのポスターや宣伝も段違いになるだろう。


 そしてプロデュース商品となると更に訳が違ってくる。


 まず芸能人などが商業と関わる場合、大きく分けて『タイアップ』『コラボ』『プロデュース』があると説明された。


 お菓子を例にとってざっくり言うと、タイアップは既存のお菓子のパッケージにキャラクターを載せる感じで、コラボレーションはお菓子会社とコラボ相手の会社や個人が共同で新しい味のお菓子などを出す感じだ。 


 プロデュース商品になるとプロデュース者が基本的に商品の味や付録を決めて、プロデュース者の名前を前面に押し出して売るお菓子という感じだろう。あくまでお菓子に限った話であり、他にも様々な形態ややり方がある。


 こうなるとプロデュースした人の感性が非常に反映されるのはもちろん、名前の信用やセンスへの信頼感が大きく売り上げに左右される。つまり凄い特別な事という訳だ。


「テレビ番組、しかもレギュラー番組にレギュラー出演となると、それに伴って様々な仕事や依頼が来るようになることも多いです。会社とよく相談して動向を決めて下さいね」


「も、もしかしたらスポーツシューズとかっ、スポーツドリンクのプロデュースとかもっ…すか?」


「気が早いっての、流石にそんなとんとん拍子に来る訳ないって」


「そ、そうっすよねっ、あははっ、調子乗っちゃったっすねっ!」


 そんなにポンポンと大きな仕事が来る訳ないが、そこに手が届く場所にリーチを掛けたという状態になれたのだ。


 世の中は何が起こるか分からない、もしかしたらその内にVtuberのプロデュース商品が当たり前になる時代も来る可能性はある。その時代を作れるかは当事者たちの頑張りと運次第だ。


 他にも企業の広告大使とかモデル起用とか色々あるらしいが、Vtuberという新たな体系の存在だからどんな風になるかは予測不能だとのことらしい。


「で、でも自分っ! スポーツ系のコラボ商品とか出して欲しいです! 出来たらプロデュースとかもしてみたいっす!」


「かなり前のめりじゃん、だったら番組が全国でウケるように頑張らなくちゃな」


「はいっすよ! テレビ局の幽霊とか怪現象が怖いとか言ってられないっす! 灰川さんが居るから幽霊とか大丈夫ですもんね!」


「ちょ! それは言わないって約束っ」


「あ……」 


 幽霊がどうとかはテレビ関係者の前で言わない約束だったが、れもんが口を滑らせてしまった。恐る恐る富川プロデューサーを見てみると。


「やはり噂は本当だったんですか、2社は霊能者を抱えてるという話は」


 「「!!」」


 灰川の事も業界内で少し噂になってるらしく、2社の間に胡散臭い奴が居るくらいに知ってる人がチラホラ居るらしい。


「いえ、別に他意があるという訳じゃないですよ、私の姉も昔から幽霊が見えるタイプでしたし、私も何度か撮影やロケで変な経験もしましたので」 


「あっ、そうなんですね、良かったです。一応は霊能者を名乗らせてもらってますが、本業はコンサルタントですので」


 いざ霊能力者だと知られると結構恥ずかしいものがあり、成人してんのに何言ってるんだ?みたいな目で見られる事も少なくないから、あまり他人には率先して話さない。


「ごごご、ごめんなさい灰川さんっ! 私どころか灰川さんまで!」


「良いって良いって、気にしなさんな」


「しかし霊能者さんですか、テレビではオカルト番組は少なくなりましたが、やっぱり今でも変な現象は多いんですよね」  


 富川プロデューサーは灰川とれもんを気遣ったのか、少しだけそっち方面の話に振ってくれた。その場を取り持って悪い空気にしないようにするのも、良いプロデューサーの条件なのだろう。


 灰川としてもそっちの話は嫌いじゃないし、落ち着くためにも話に乗っかった。竜胆れもんが『テレビ局に行くのが嫌』と言った本当の理由なんかも、それとなく話しておく。


「撮影した映像に幽霊が映ったりとか、やっぱりあるものなんですか?」


「ありますよ、ビデオ時代はもっと多かったそうですけどね。局内でも怖い話とか幽霊の目撃談は沢山ありますから」


 幽霊が出ると噂の建物で撮影したらオーブが映ったとか、誰も居るはずのない場所に影が映ってたとか、様々な経験をしてるそうだ。


「なるほど、色々あるんですね。もしかして富川プロデューサーって、10年くらい前のホラー短編オムニバスの“公園の黒い人”に関わってました?」


「えっ? あれを知ってるんですか? いや~お恥ずかしい限りで、あれは初めて演出と脚本を任せられた作品でして~~……」 


「れもんっ、あれって凄い怖くて良く出来た作品だったんだぞっ、映画大賞を取った“君と観る星の形”が撮影方法と映像の展開方法に影響を受けててな」


「君星って、あのヒット映画ですかっ!? 私も見たっすよっ、ホラードラマから影響を受けてたなんて知らなかったですよ! 凄いんすねっ」


 そんな感じで灰川が富川の関わった作品などから話を広げて、れもんが豆知識に驚いたり、富川が業界のちょっとした裏話なんかをしてくれて親睦が一気に深まった。


 富川もまさか灰川が自分の作品を知ってたとは思わなかったし、れもんの快活さなどが伝わって良い感じに雰囲気は温まる。


 特に灰川の感想はネットで調べた即席知識とは違い、リアルタイムで見てたのが話しから伝わって、大いに話は弾んだのだった。




「竜胆さん、もし時間があったら番組収録を見て行きませんか? ためになる事もあるかもしれませんよ」


「い、良いんですかっ!? 見たいです!」


 今もテレビ局内で番組収録が幾つか行われており、その現場を見させてもらえる事になった。

 

 普通なら関係者以外は見れないそうだが、富川プロデューサーはかなり顔が利くようで、他のディレクターやプロデューサーからOKはもらえるそうだ。


 れもんとしても何の情報もなくテレビ番組のメインを張る事など出来ないと考えてたし、局側としてもテレビでは素人同然のVtuberたちを起用する不安もあったから丁度良い機会となった。


 ちゃんと講習などはする予定だったそうだが、それでも実際の現場を見ると見ないとでは違いがある筈だ。それに見学なんてそうそう出来るものではない。


「本当だったら芸能人はテレビに出る時は事前に学んで、先輩達から色々と教えられてからテレビに出る事が多いんですが、皆さんは忙しいし、それが出来ませんからね」


「そうですね、テレビ業界では下積みなしだし、段階を踏んで出るようになった訳でもありませんから」


「勉強させてもらいます! ありがとうございまっす!」


 この提案は親睦が深まった結果として打ち出されたもので、形はどうあれ今日にテレビ局に来たのは間違いではなかったようだ。


 前にナツハと来た時は心の準備が整っておらず、向こうもネット界隈の者達は面倒でつまらないという印象を持ってる事が伺い知れた打ち合わせだった。


 しかし今回は会社の何度かに渡る仕事のやり取りと、灰川が富川の過去の番組作品のファンだったこともあり、雑談を通して互いの解像度が上がって仲が深まった。


 以前は無難な番組でお茶を濁そうと思われてただろうが、今は『面白い番組を作ってあげたい』と多少は思ってもらえたはずだ。直接に顔を合わせて行うやり取りは、感情やリスペクトも伝わりやすくネット会議とは違う側面があり、無意味な物ではない。


 シャイニングゲートとハッピーリレーは忙しくて会議の時間が限られ、互いのプライドやストレスもあって少しピリピリした会議になってたのかもしれない。灰川が個人的に富川と親睦を深められた意味は大きいし、感情的な面での数字に出来ない利点だってある。


 こうして番組撮影の風景を見学させてもらえる事になり、局内を案内してもらえる事になったのだった。


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