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配信に誰も来ないんだが?  作者: 常夏野 雨内


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141話 フェス前日騒動の終り

 来見野 来苑は灰川の後ろで歌を聞く、あまり上手とは言えない歌だ。でも心が籠ってる、進もうという意思がある。


 長きに渡り戦って悪い念と戦い、恐ろしいモノを封じて来た私のご先祖様に、安らかに眠って欲しいという気持ちが感じられる歌声だった。


 聞いた事のない歌だった、メロディーラインは8ビート現代ミュージックのそれで、伴奏は無いのに弦楽器の優しい旋律や、ゆったりしつつもシッカリした打楽器の音が聞こえてくるような歌だった。 


 その歌声と幻の旋律の中で、ご先祖様から怖い気配が消えて行く。遥か昔に恐ろしい存在と立派に戦った誇るべき祖先が笑ったような気がした。


『胡桃名の子孫よ、幸せになりなさい。心を澄ませ信じた道を行きなさい』


「はい、ご先祖さまも、どうか安らかに」


 そう聞こえた気がしたのは、きっと気のせいじゃない。


 歴史の中で忘れられても色褪せない矜持を保ち、強大で恐ろしい怪異を抑え続けた先祖は長き戦いから解放され、安らかに昇って行った。


 ブラックトルマリンに封じた7人ミサキの念も同様に浄化され、この一件は無事に終わったのだった。




「終わったな、来見野さん、ご先祖は安らかに行かれたよ」


「はい、ありがとうございます灰川さん」


 誠治はきちんと来見野を見つけ出し、お祓いも済ませた。普段は使わない術法だったため疲れたし、そもそもお祓いは今回の仕事内容には含まれてないが別に良い。まずは来見野が無事だったことを喜んだ。


 協力してくれた功にも見つかったと連絡したが、功はまだ渋谷の街で悪念祓いをしてるらしかった。にゃー子たちはその内に事務所に戻って来るだろうと聞く。

 

 来見野も普段とは違った感じでしっかりと礼を言い、灰川に感謝の言葉を掛ける。


「ケガとか無い? 体調が悪かったら明日のフェスは休みなって、体が一番なんだからさ」


「そこは大丈夫っす! なんだか自分、元気が出て来たっすから!」


 来見野は灰川の浄霊の術を見て、負けてられないという気持ちになっていた。


 灰川は全力で自分を見つけ出して先祖を送ってくれた、霊能者としての使命を果たした姿に少なからず感銘を受けていたのだ。


「とりあえず帰ろうかね、立てる?」


「はい、喉乾きましたぁ、何か飲みたいっすね!」 


 来見野を連れて工事現場から抜け出し、近くの自販機でドリンクを買って飲む。何時間もあんな場所で動けなかった来見野は相当に喉が渇いてたらしく、3本のドリンクを一気に飲んで大きく息を付く。


 灰川は渡辺社長に発見の報告をして大いに感謝され、体調も問題なし、本人はフェスには出演するつもりだと報告した。社長は心配してたが本人の強い意志があるので了承するしか無く、何か少しでも体調に問題があったら即座に言う事を条件に出演を許可が出る。


「あの、灰川さん、ちょっと良いっすか?」


「ん? どうしたの?」


「さっき歌ってた曲って何ていう曲なんすか?」


「ああ、あれは俺が作った歌だよ、胡桃名の楽浄霊術は自作の歌を使う術だから」


「ええっ!?」


 さっき歌った曲は誠治の自作曲だ、胡桃名が民衆から支持を得たのも自分たちで作った曲が人気を得たという面もあったりする。


 もちろん誠治は作曲や作詞の勉強を積んだ訳ではない、しかし胡桃名の術を使うために頑張って作った。それがどうにか形になったというだけだ。


「良い曲でしたよ! 自分も持ち歌にしたいって思いましたからっ」


「そう? ありがと、自由に使って良いよ。あ、音源が無いから使えねぇか」


 そろそろタクシーにでも乗って渡辺社長に言われたフォレストガーデン・渋谷に向かおうかと思った時に、来見野が話し掛けてきた。


「灰川さん、自分にもナツハ先輩みたく呼び捨てで良いっすよ。その方が話しやすいっすから!」


「え? ああ、じゃあそうさせてもらうかな、これからよろしく来苑」


「はいっ、どうも!」


 今まで来見野 来苑こと竜胆れもんとは絡みがほとんど無かったが、今回の件で打ち解けて普通に話すようになった。


 来見野はシャイニングゲートの2番手であり仕事で絡む事もあるかもしれない、誠治にとっては実りのある出来事だ。 




 タクシーに乗ってフォレストガーデン・渋谷に向かい、設営が終わったフェス会場に入ると渡辺社長は外ガーデン部分で見つかった。


「れもんっ、大丈夫だったかい!?」


「はい、大丈夫っす社長! 明日も全然出られるんで!」


 安否確認や両親に電話、何があったか等も本当の所を話して、外的には心霊現象が原因だと言う訳にはいかないから行き違いがあったという事にしようと話は纏まった。騒ぎの後始末は面倒なものだ。


 渡辺社長は今はとても忙しく、竜胆れもんの安全を喜び、灰川に礼を言ったら仕事に戻って行った。


「あ、灰川さんっ! 竜胆先輩見つかったんだね! 良かったー!」


「れもんちゃん、みんな心配してたよ。無事でよかった」


「初めまして竜胆先輩、ハッピーリレーの北川ミナミです」


 市乃と空羽と史菜が来て安否が確認できた事を喜んだり、挨拶をしたりする。


「やっほ~、灰川さん、みんな~」 


「誠治も来てたのね! 私もリハーサルに来てたわ!」


「灰川さんだ! 先輩たちもいるっ!」


 桜と由奈と佳那美も来てたようで、灰川の知ってる面々が集まって来た。今は17時で、ちょうどリハーサルなどの演習は終わった辺りの時間のようだ。もちろんまだ忙しく動き回ってる人達は大勢いる。


 暑さもようやく収まって来た時間だ、まだ明るいが時間的には準備の終りが見えてる時間だ。


「皆さんお騒がせしてスイマスンっす! 灰川さんのおかげで、無事に帰って来れました!」


「えっ? 灰川さんが見つけてくれたの?」


「さすが誠治ね! 何があったか知らないけど!」


 事情を知らない者も多いし、オカルト絡みだったのは自分たちと社長くらいしか知らない。話すべきか迷ってたら、すぐ後ろの地面にある床面排水柵が『ゴトンッ!』と音を立てて勝手に開いた。


 いきなりの事に「なにっ!?」と全員が驚いて反応するが、中から出てきたのは。


「にゃーー!!」


「なゃぁ~~!!」


 灰川家の猫たちが一斉に出てきたのだ、全員が何が起きたか分からず呆気に取られる。


「あっ!誠治にゃ! かくかくしかじかで~~……、こんな事があったにゃ!」


「にゃー子、お前ら頑張ってくれたんだなぁ、ありがとな」


 にゃー子の声は誠治以外には聞こえない、来見野 来苑も猫叉の声を聞けるほど霊力は強くないのだ。


「えっ!? ギドラ!? なんで!?」


「にゃ~、にゃん、にゃー」


「テブクロと福ポンも居るわ! なんでここに居るのっ!?」


「きゅー」「ゆんっ」


 市乃と由奈が驚く、最初はまさかと思ったようだが、すぐに猫たちが近寄ってジャレついて来たから確信したらしい。


「オモチ!? この大きさは間違いなくオモチ! 空羽お姉ちゃんだよオモチ~!にゃー子ちゃんも居るっ!」 


「にゃ~、なゃ~」


 空羽も驚きながらも即座に抱きかかえて再会を喜ぶ、何でここに居るのかは不思議に思ってるようだが、それよりもオモチやにゃー子に会えた事が嬉しいようだ。


 オモチも思い切り抱き着いて嬉しそうに喉を鳴らしてる、にゃー子も同じように一緒に抱きしめられてた。


「お、おい…桜、大丈夫か…?」


「ぐすっ…ううっ…、マフ子~…会いたかったよ~…っ」


「にゃ~…にゃん…」


 誠治が心配そうに声を掛けたのは染谷川 小路こと春川 桜だ。


 桜は白杖を取り落として地面に座り込み、マフ子をぎゅ~~っと抱きしめて、震えながら閉じた目から涙がこぼれていた。立っていられないほど再会に感動してるのだ。


 マフ子も大好きな桜に会えて喜んでるのが分かる、長い尻尾を桜の腕に巻き付けたり、背中に回してぎゅ~~っとしてる。


「マフ子~…大好きだよ~…、尻尾もふわふわだね~…ぐすっ…」


「にゃ~…にゃん、にゃん…」


 もはや心はマフ子一直線状態だ。出会って別れてからそこまで日数は経ってないが、もう会えないかも知れないと思ってたのかも知れない。そこに来ての再会だから心が締め付けられるほどの感動だったのだ。


 桜は誠治の実家から東京に帰る時もマフ子との別れを泣くほど惜しんでた、たったの3日もないくらいの時間で代え難い絆が出来上がってしまってた。凄まじく波長が合うとか、運命的な相性の良さとか、そんなレベルでマフ子と桜は互いに情が移ってしまってる。


「灰川さん、なんでギドラたちが来てるのっ?」


「灰川さんのご実家の猫ちゃんたちなんですかっ? 市乃ちゃんたちだけ仲良く出来てて羨まし過ぎますっ」


「お、おう、史菜も触ろうと思えば触らせてくれるぞ、父ちゃんが仕事で東京に来てて~~……」


「由奈ちゃんがキツネさんとタヌミさんと仲良くしてる! かわいい~、うらやましいな~」


「テブクロも福ポンも優しい子だから、佳那美ちゃんも触って大丈夫よ!」


「めちゃカワイイっす! 自分も猫ちゃんたち撫でたいっす!」


 佳那美と来苑も突然の動物たちの出現に驚きつつも可愛さに痺れ、由奈は2匹を撫でながら再会を喜んでる。


 フォレストガーデン・渋谷は平常時はガーデン部分は動物の立ち入りは許可されており、散歩道としても解放されてるからルール的な部分は問題ない。しかしフェスの準備もしてるから、あまり目立つのも考え物だ。


「灰川君、どうしたんだね? 猫を連れて来たのか?」


「花田社長、すいません。実は○○がアレコレで~~……」


「そうだったのか、面白い偶然もあるのだね。しかし今はフェスの準備中だから、控えて欲しい」


 ハッピーリレーの花田社長に見つかり注意を受ける、それも当たり前の話だ。誠治は自分の仕事は終わってるから猫たちを連れて事務所に戻ろうかと考える。


 しかし渋谷の道を狐や狸、特大ネコのオモチを連れて歩いたら騒ぎになりかねない。


「とりあえず君たちは、明日に備えて帰りなさい。リハーサルも終わっているし、シャイニングゲートも準備は済んでる」


「えっ? 良いんですか社長?」


「うむ、何よりも君たち……匂いが凄い事になってるぞ…?」


 「「!!?」」


 にゃー子たちは暗渠水路に入って走り回ってた、そんな場所が普通であるはずが無い。配水管などの匂いが猫たちには着いてしまっており、それを撫でたり抱きしめたりした皆にも匂いが付いてしまっていた。


 普通だったら気が付きそうなものだが、皆が驚きや再会の感動でそっちに気が向いておらず、誠治も自身が汗をかいた事で匂いに鈍感になってたようだ。


「あっ!考えてみたら自分も汗いっぱいでした! 空羽先輩っ、ワキとか匂ってないですかっ!?」


「あわわっ! ギドラに会って嬉しくて気が回らなかったよー!」


「ハッピーリレーの車を出すから、とりあえず灰川君の事務所に皆で行きなさい。着替えが欲しかったらハッピーリレーの事務所に何かしらある筈だから」


 ひとまずはリハーサルなども終わってフォレストガーデン・渋谷を後にする。


 その後は灰川事務所に行って猫たちを洗ったり、皆はハッピーリレーで着替えたりシャワーを浴びたりして事は解決したが、灰川事務所で少し悶着が起きてしまう。




「灰川さんのお父さん~、マフ子を譲ってもらいたいです」


「私もオモチとにゃー子ちゃんの家族になりたいですっ!」


「お、俺に言われてもなぁ…にゃー子は灰川の家以外に行く気はないって言ってるが」 


 誠治が功を紹介したり挨拶を交わした直後、功は帰ってしまう事になった。元から息子の様子を少し見て帰るつもりだったから仕方ないのだが、そこに桜たちが猫を引き取りたいと申し出て来た。


 この猫たちは灰川家で飼ってる訳じゃない、基本的には野良猫なのだ。灰川家に来たらエサをあげてるだけで、普段は自力でエサを取って生きてる猫たちだ。


「おいおい、桜も空羽も動物禁止のマンションだろ? それじゃ無理だって」


「私はペットOKのマンションに引っ越したから大丈夫だよ」


「えっ、そうなのか?」 

  

 空羽は本当に動物可の物件に引っ越したらしい。防音設備やネット回線環境も良い物件らしく、見つけるのに苦労したそうだ。


「灰川さん、失礼しますね。由奈、そろそろ帰るわよ」


「こんにちは貴子さん」


「ママ、この子達がテブクロと福ポンよ! かわいいでしょ!」


「きゅ~ん」「ゆ~~ん」


「あら、とっても可愛いわね~」


「ウチで飼ってあげたい! 私が責任もって面倒見てあげたいわ!良いでしょママ?」


「それはダメよ由奈、テブクロちゃんと福ポンちゃんは帰してあげないといけないわ」


 由奈の母の貴子さんが来て諭してる、動物を飼う大変さなどをしっかり語り、簡単に決めて良い事ではないと話した。


 動物を飼うのは大変な事だ、エサはもちろん体調管理や都会に住むための(しつけ)だって必要になる。環境が変わるから体調を崩す確率だって高くなるだろう。


「みんな悪いんだけどさ、父ちゃんも仕事があるから帰らなきゃいけない。もし本気だったなら、後日に相談に乗るからよ」


「私もギドラと一緒になりたいなー、ちょっと本気で考えてみよっかな」


「うふふっ、ギドラちゃんとっても可愛いですっ。私にも抱き着いてくれてます」


「にゃ~、にゃー、にゃ」


 話をしようにも急な事だったので何も決める事は出来ない、彼女たちはVtuberとして活動してるから即決なんてして良い身ではない。


「みんなカワイイなぁ~、私も灰川さんの家に行きたかったなぁ」


「マフ子ちゃん、小路ちゃんの肩に乗って、ずっとマフラーみたく尻尾を巻いてるっす! かわいい!」


 とにかく今は間が悪い、明日はVフェスだし功だって農繁期の今は仕事が忙しい時期なのだ。ペット可のマンションに住んでるのは空羽くらいだし、空羽だって今すぐオモチを受け入れる準備なんて整って無いだろう。


「灰川さん~、準備が出来てマフ子を受け入れられる状態になったら、本気で相談するね~」


「にゃ~ん……にゃぁ…」


「その時はちゃんと話を聞くさ、マフ子の気持ちも大事だしな」


「おうよ、嬢ちゃんに懐いてるようだし大丈夫だぞ、家にはマフ子の兄弟のマフ男とマフ美も居るしな」


「マフ子って兄弟が居るの~? その子達とも会いたかったな~」


 話はひとまず棚上げだ、今の状況では何も決められない。桜は家族と同居してるんだし一存では決められない、目が不自由だから健常者と比べて動物と家族になる事への壁も高い可能性もある。


「じゃあ行くからな誠治、元気でやれよ」 


「父ちゃんも気を付けて帰ってくれな、あとこれ母ちゃんに土産、それと~~……」


「またねギドラ、私も本気で考えてみようかなー」


「にゃん、にゃん、にゃん」


「テブクロ、福ポン! ママを説得できるように頑張るわ!元気にしてなさい!」


「きゅ~、ゆんっ」


「マフ子~…ぐすっ、ヨシムネとヒホーデンにも小路は元気だよって伝えてね~…」


「にゃ~ん……にゃぁ…」


 それぞれに別れの挨拶を済ませ明日に向けて心を入れ替えようとするが、約一名は。


「オモチぃ~~゛!にゃー子ぢゃぁ~ん! また会えたのに、もうお別れだなんてぇ~~゛!」


「はいはい空羽、もう離しなさい。うわっ、アホみたいにガッチリ抱き着いとる!」


「うぇぇ~~んっ゛! あほじゃないもぉ~~んっ゛!」


「にゃ~~、なゃぁ~~」


 そのまま空羽をオモチから離し、にゃー子が「またやってるにゃ…」と呆れてる。動物が関わると性格が変わるのは相変わらずのようだ。


 悶着はあったが動物たちとの再会に、ある者は心を満たし、ある者は一緒になりたいという気持ちを強めて自分の道を進む力に変えた。


 明日はVフェス当日だ、あちこちから企業勢Vtuberや有力個人Vtuberが来て盛り上げ、アピールする場である。


 ただのイベントではない、長い間の準備期間も伴う大きな祭りだ。ファンの期待も上がってるし、出演者も気炎万丈、配信企業も本腰を入れる。その他の企業も動向を見て伝手を繋げたい人物などを見定めてるかもしれない。


 こういう大きなイベントは時に熱狂を催し、その熱に当てられた人が心を打たれて人生が変わる程の影響を受ける事さえある。 


 サッカーの試合で劇的なゴールを見て選手を目指した人や、とあるロックフェスティバルでは熱に当てられた何人もの人がミュージシャンを目指す事になった。フェスとはそんな類の力が秘められた催しなのだ。


 明日はシャイニングゲートを筆頭にライクスペース、サワヤカ男子、ぶりっつ・ばすたー、ハッピーリレー、その他の配信企業や個人勢も参加する祭りだ。


 何人もの人生を変えてしまう程の熱を出演者たちは出せるのか、フェスとは銘打たれてるが競争という部分も大きい。明日は目立って名を挙げ、より多くの人の心に残った者が勝ちとなる隠れた部分がある。 


 ステージや舞台というのは魔法の場所だ、何でもない人が上っても人の目を引く、ネットの配信とは違った魔法が掛かってる場所なのだ。明日はそんな場所に何人もの『我こそは!』という者たちが3Dモデルや自らの面白さを武器に立つ日である。



 短く分かりやすい文章を最近は心掛けてますが、上手く行かないもので驚いてます。

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― 新着の感想 ―
[一言] >短く分かりやすい文章を最近は心掛けてますが、上手く行かないもので驚いてます。  文法的に言うと、単文・重文・複文・重複文のうち、基本的に単文を使うということでしょうか。 例文 ──…
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