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配信に誰も来ないんだが?  作者: 常夏野 雨内


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107話 催眠はこりごりだー!

 灰川が教えられた住所にタクシーで向かう、渋谷にほど近いマンションで防音設備やセキュリティが整ってるタイプの物件のようだ。


 空羽の部屋にエントランスのインターホンで話して玄関を開けて貰い、エレベーターを使って部屋に行きドアを開けて貰った。


「無事か!?」


「あ、うん、無事だよ」


 空羽は特に何事もない感じで出てきて部屋内に入れてくれた、既に呪談の念は拡散され消えてしまったようで何かが起こる気配はない。


「あの後に配信が切れちゃって、パソコンも変な風になっちゃった」


 どうやらパソコンも不調をきたし、スマホからSNS視聴者に向けて配信中断の謝罪を投稿したとのことだ。


 渡辺社長から連絡が来て配信で怪現象が発生した事や、灰川が向かってる事を知らされてたようで空羽は驚きはしなかった。渡辺社長もここに向かってるらしいが、少し遠い場所に居たため時間が掛かってる。


 シャイニングゲートの職員は今頃は騒ぎの火消しをしてる頃だろう。職員たちにもVtuberの住所などは機密のようで、ここを知ってる人は居ないらしい。


「配信中もコメント見てて、何か変だなって思ったんだけど…途中から話が凄く上手に出来てって…」


 空羽は雰囲気に飲まれたのか念に当てられたのかは分からない、しかし途中から完全に集中して話を回してたようだ。


「そうか、まあ別に大した事なかったから大丈夫だな」


「………」


 本当はかなり危険な状態だった、常人では起こり得ないような現象が空羽の高すぎる才能によって引き起こされたのだ。それは命の危険があるレベルであり、運が悪ければ最悪の結果を招いていた事だ。


 これはオカルトに限った話じゃない、高い才能を発揮して目立つ人物には怪しげな人間や詐欺師が近寄って来る事だってある。高い才覚を持つ人は普通に生きてる人達よりも、相応に気を付けなければならない事が多いようだ。


「灰川さん、本当はどうなのかな? …私…危ない状態だったのかな…?」


「っ…」


 夜更けに急いで住所を聞き出して自宅まで来た、しかもSNSではそこそこの騒ぎになっており心霊現象だと騒いでる人達も居る。だが勢力としてはシャイニングゲートのホラー演出だとする声も多いし、会社は演出だと声明を出す準備をしてる。


 こうして本物の心霊現象は隠される、だがそれが一番だ。視聴者を悪い意味で怖がらせるより隠した方が良いし、本当の心霊現象だなんて言っても嘘だと思われるのが関の山だ。心霊現象とは本物だと銘打ってしまうと途端に嘘くさくなるものなのだ。


「…実はけっこうヤバかった」


「そうだよね、そうじゃなきゃ灰川さんが私の家まで来るはずないもんね」


 空羽に隠し事は出来ないと灰川は感じ正直に話す、だが詳細な事は話さない。話した所で霊能者じゃないと分からないし、無駄に怖がらせるだけだ。


 後で今回のような事を起こさない方法を教えれば良いだけだし、空羽ならこの失敗を通して既に本能的に学んでる可能性だって高い。

 

「にゃー子ちゃんとオモチの声が聞こえたんだけど、それも灰川さんが何かしてくれたの?」


「いや、あれは にゃー子の猫叉呪術:猫叉ノ生霊ってやつでな、にゃー子とオモチが助けてくれたんだよ」


 そこも正直に話す、にゃー子もオモチも義理堅い性格で、お世話になった空羽を助けようと力を振るってくれたのだ。オモチは大きさ以外は普通の猫だが、にゃー子の手助けをしてくれたようだ。


「そうだったんだね灰川さん、…やっぱり変だなって思ったけど、灰川さんも私を助けようとしてくれてたの、分かってるよ」 


「そ、そうなのか、まぁ、ちょっとな」


 空羽は配信の途中から何故かとても気分が高揚していたが、それは自分の調子が良くて波に乗れてる証拠だと思って配信を続行した。途中で変な感じはしたが配信を止める訳にもいかないし、何より楽しかったから止める気になれなかった。

 

 だが怪談の続きを考えながら話し始めた辺りで得体の知れない怖さを感じ始めたのだ、それでも楽しいという気持ちが止められず中断できない。怖いのに、自分が話してるのに怪談の続きが気になる。どうしても止まらなかった。


 自分が作った怪談の登場人物たちが実在して本当に鏡に吸い込まれたり、合わせ鏡実験をしてる光景が浮かび、まるで本当の出来事を話してるような気分にさえなっていたと語る。


「いわゆるゾーン状態ってやつだな、トランス状態とも言うな」


「うん、聞いた事あるかも」


 あるスポーツ選手が集中力が限界突破してゾーンに入った時に、コートの中の選手が何を考えてるか、何を言っていたか全て分かり、後で敵味方に検証したら全てが正解だったという、科学では説明の付かない現象が発生してたという話だ。。


 それが空羽にも起こったのだと考える事にした。一時的な現象とはいえ、確かに空羽は精神トランスやゾーン状態を越え、天才的な才能すら超えて超能力じみた何かを発揮したのだ。奇跡としか言いようがない。


 人間には人生に1回か2回、超能力じみた何かを発揮するという話がある。空羽にとってのソレは偶然にも今回だったのだろう。


「助けてくれてありがとう灰川さん、にゃー子ちゃんとオモチにもお礼を言いたいな」


「それはまた今度だな、それで対策の事なんだけどよ~~……」


 空羽は自分を助けてくれようとした灰川に感謝の心はある、もちろん にゃー子とオモチにも感謝してる。けれども他の感情が確かに目覚めたのを感じた。


 灰川の言葉を半ば聞き流しながら、その感覚に思いを寄せる。



 澄風空羽は幼少の頃から頭が良かったが変わった部分のある子だった、それは『人から好かれ過ぎる』という部分だ。


 出会った子はすぐに友達になり、教師からのウケも良く、出会う人達は全て例外なく空羽にとても強い好感を持った。幼稚園に通ってた時からである。


 その理由は空羽が、どうすれば人から好かれるのかを並列思考し、人によって受け答えや接し方を変えて、好感を持たれるように過ごしてたからだ。これは大概の人が当たり前にやってる事だが、空羽の場合は非常に高度なレベルで行ってたという事だ。


 人への接し方で最適解だけを選べば誰からも強く好かれる。空羽に嫉妬する者すら居ないほどの圧倒的な好感を注がれる。性格の良さや優しさもあって、それは天井知らずだった。


 幼少の頃から容姿も可愛らしく、小学校では男子生徒から何人も告白された。中学校では他校から告白しに来る生徒も居たほどで、女子高校に通う今でも告白される事がある。サングラス等をして顔を隠してもプロの芸能スカウトは空羽の顔立ちやオーラを察して声を掛けてくるほどだ。


 Vtuberになった後もその才覚は変わらず視聴者を魅了し、配信で多くの人に好かれ続けてる。そんな空羽には悩みがあった、それは『自身の人に対する好きという感情が上手く分からない』というものだ。


 人から好かれ過ぎてゲシュタルト崩壊じみた心理現象が発生し、自分が抱く『好き』の意味が上手く分からないという事態になってしまった。頭は良くても精神構造は普通の思春期の少女だったのである。


 動物や家族は好きだが、その感情は他人や異性に対する感情とは違う。考えれば考えるほど分からなくなる。


 言葉としては理解できるが自分の感情としては上手く理解できないまま、夢中で空羽はVtuber活動をして多くの人から好かれ続ける。人気が上がり名前が広がり、大勢のファンから好意的な感情が向けられるも、空羽は自分の感情に折り合いが付けられない。


 そんな時に怪奇現象に遭遇する、テレビ局の楽屋で怖い目に遭い、当時のライバル企業であるハッピーリレーに行って灰川に出会い、すぐに解決してくれたのだ。


 その時は感謝はすれど特に彼に思う所は無かった、灰川の配信に行ってコメントしてチャンネル登録したのも義理立てしただけのつもりだった。しかしそれから何度か会ううちに灰川への印象が変わって行った。


 空羽の奢りだと言えば満腹になるまで食べて動けなくなり、同校の後輩を助けて欲しいと頼んだ時には自身が罪を被る可能性を押して助けてくれた。かと思えば金名刺という強い力を手にした時は怯えた姿を見せるなど、今までに会った人達とは違う反応だった。


 空羽の前では望んでも居ないのに男性は格好つけたりした、女性なら空羽の親友になろうと積極的に声を掛けて来た、何か強いモノがある人は自慢して気を引こうとした。灰川にはそれが無かった。安物と分かるTシャツにズボン、そんな恰好で彼は空羽の前に現れ続けたのだ。



「灰川さんって、どんな女性が好みなのかな?」


「はぇ? なんだその質問?」


「良いから答えて欲しいな、早く」


 空羽は灰川に対して変わった人だなという印象を抱いてた、それもあって灰川を目で追うようになったり、見てて話してて楽しいという気持ちがあった。


 何かを解決する時は頼りになる人だと思ってるし、灰川がキレ散らかした時は何だこの人?とも思ったが、話を聞けば納得できた。


 霊能力者として自分とは違う世界を見て、違う価値観や考えを持った人だからこそ、灰川の好意という感情が測れなかった。今だって上手く測れてない。


 そんな彼は自分のために2度も危険を冒してまで助けてくれた、きっとこれからも助けてくれるのだろう。そう考えると空羽の灰川に対する感情は今までに無いほどに強くなる。それは久しく上手く理解出来てなかった好きという感情だった。 


「う~~ん、まあ美人で優しい人だな、それよりお(ふだ)と盛り塩持って来たからよ、もう悪念は散ってるけど念のために陽呪術も掛けといたし~~……」


「そっか、じゃあ私は皆から美人さんって言われるし、視聴者さんから優しいって言われるから合格だね」


「ん? 何言ってるかちょっと、そんなことより空羽がさっき経験した現象は`降ろし`って呼ばれる一種の神懸かり的な状態で、それが悪い方向に~~……」


 空羽は割と直接的な言葉で好意を匂わせたが、灰川は事態解決に思考が向いてて気付かずジレったくなる。そこで会話をしつつ、ある方法で灰川を分からせてしまおうと思い立った。


「うん、何となく解ってるよ、今度から気を付けるね。それより灰川さん、何か変だなって思う事ってないかな?」


「変? なにが…あれ…? なんだこれ…体が上手く動かない…?」


「ふふっ、やっと気付いたねっ?」


 灰川は焦る、何が起こったか分からなかった。既に悪念は消えてるし空羽を霊視もしたが何も無い、目の前に居るのは間違いなく空羽であり怪人Nの時のような存在などでは決してない。


 なのにいつの間にか体が動かなくなっていた、灰川はその現象の正体に辺りを付ける。空羽はその技術をナチュラルに使えるほどの魅力的な声の持ち主だ。


「まさか…空羽、お前…音声催眠…っ」 


「そんな名前があるんだね、ふふっ、灰川さんがどこまで耐えられるか~……見ものだねっ?」


「何でそんなに楽しそうなんだよっ? 無意識にやっちまったんだろ? 手を叩いて鳴らせば催眠状態は解けるからよ、早いとこ……空羽?」


 催眠状態とは精神と身体の緊張を緩和させ、顕在意識を(ゆる)めて潜在意識にアプローチしやすくなった状態の事である。空羽ほどの魅力的な声があれば難易度はグッと下がり、灰川は気が付いたら動きを封じられてるような状態にさせられてしまった。


 空羽は実はまだ精神トランス状態から抜け切っていなかった。その状態で灰川に抱いてる気持ちを意識してしまい、普段とは違う精神状態で自身の好意という感情を理解した事により、感情がおかしな方向に振れてしまってる。


「とりあえず部屋の中に行こっか…? ゆっくりで良いからね灰川さんっ…、そうそう、歩くの上手だよっ…ふふっ」


「ぅ……っ……」


 人の意識は高揚状態になれば普段とは違う動きをする、空羽は完全に感情に振り回されてる状態だ。


 灰川はゆっくりと空羽の部屋の中に誘導されていく、目に映る風景は広めの部屋の中にパソコンやテーブル、ベッドなどがあり防音もしっかりしてそうな印象を受ける部屋だった。そのまま椅子に座らされる、自分の意思ではなく空羽の誘導に従ってだ。


 これが怪奇現象だったら灰川は霊力を使ってどうとでも出来るが、催眠とは人間の精神アプローチや生理現象を利用した手法で引き起こされる現象であり、仕事や陽呪術を使った後の疲れもあって上手く抜け出せない。


 体が動かないというのは恐怖だ、金縛りは昔から恐れられてる現象だし、動けない状態なんて想像しただけでも怖いに決まってる。しかも空羽は何やら様子がおかしい。


「上手に座れたね灰川さんっ…じゃあリラックスしよっか…、息を吸って~…ゆっくり吐いて~~…、その調子だよっ…上手だねっ…?」


 椅子に座らされて空羽が灰川の背後に回る、そのまま肩を優しく柔らかに撫で揉まれ、頭を優しく撫でられ、灰川の体に望んでもない更なるリラックス状態がもたらされる。背中に空羽の温度が伝わるような感覚がする、肩に感じる空羽の手の感触が温かで柔らかだ。


 まだ高校生の少女に手玉に取られ、成すがままにされる。もう体が言う事を聞いてくれない、ただ呼吸をするだけで心地よくなってしまう。 


「灰川さん、大丈夫だよっ…、痛くも怖くもないからねっ…? ただちょっとだけ~…自由鷹ナツハちゃんと空羽ちゃんのことっ…、すごく大好きになってもらうだけだからっ…ふふっ…」


「な…なに言って…っ」


 空羽が灰川の耳元で、自由鷹ナツハと澄風空羽の声質の良いとこだけを抜き出したような、脳に直接響く甘く魅惑的な声で囁いた。


 まるで声で聴覚のみならず五感の全てを刺激されてるような感覚だ、何も口に入ってないのに甘い味がする、嗅覚を声で刺激される、声で全身を撫でられてるかのようだ、視界がボヤけて気持ち良さが増す。


 催眠、それは時によっては体性感覚や精神感情を大きく変えてしまう事がある……それを最高の声を持つ者が行ったらどうなるか、灰川はそれを身を(もっ)て思い知らされようとしてる。


「とりあえずは~…、自由鷹ナツハちゃんと澄風空羽ちゃんの声を聞いたら~……とっても幸せな気持ちになれるようにしてあげるねっ…?」


「ぅ……ぅ……」


「大丈夫だよ~…怖くないよ~…、でも覚悟してね…? 私の声を聞いたら~…無条件で幸せになっちゃうようにしてあげるっ…、それじゃあ~……いってみよっかっ…?」


 人に取り憑いた霊を除霊する時に、霊に対して優しく語り掛け囁いて除霊するという方法がある。まさか自分がやられるとは思わなかった。


 自由鷹ナツハの声は界隈で『聞く麻薬』なんて呼ばれてる声で、優しく透き通るような声なのに、耳の奥にこってりと残るが鼻に付かない響きを持った声だ。


 その声は子供を泣き止ませ、思春期の青少年は声だけで一目惚れならぬ一声惚れをさせ、大人たちは自由鷹ナツハの声を聞くために仕事を頑張る、なんて言われる程である。


 そんな声を吐息が耳に触れるような距離で優しく柔らかに、それでいて頭と体に浸透するような甘く融けるような声色を持って囁かれる……もはや体に力が全く入らない、ナツハの声の前に灰川は無力化された。


 空羽は容姿も非常に整っており、誰もが美人であり美少女と誰もが認める見た目をしてる。神に愛されたとしか思えない少女、そんな空羽が灰川に対して全力で催眠を掛けようとしてくる。


 囁き声と簡単な接触だけで深層意識にアプローチされる、逃げられない……そう感じた瞬間だった。


  

  ピンポーン!!

『ナツハ!渡辺だ! 今すぐ行くから開けてくれ!』



 インターホンの音が鳴ったと思ったら灰川と空羽の体がビクンと震え、精神トランス状態と催眠状態が解除される。


 その瞬間に灰川は驚いて気を失ってしまい、悪霊退治で体力を使って気を失ったと勘違いした渡辺社長に担ぎ出されて病院に行く事になって出て行った。


「わ、私なにしようとしてたのっ?? は、灰川さんにっ、あぅぅ……!」 


 空羽は自室で一人顔を真っ赤にして悶える、まさか自分が誰かに対してそこまで強い感情を持つとは考えてなかったし、あんな事をすると思ってなかった。


「嫌われてないかな……変な奴だって思われたくないなっ…」 


 真っ赤な顔のまま一気に不安が押し寄せる、今まで自分が誰かに嫌われるなんて危機感を抱いた事は無かった。今は明確に灰川に嫌われる事を恐れてる。


 ふと灰川が置いていったお(ふだ)と盛り塩を見ると、さっきの事は現実だったんだと嫌でも分かる気がした。


 空羽は灰川に対して明確に好意を持ってしまった、それは有名Vtuberとして許されるのかは分からない。


 だが何度も己の危険を(かえり)みず助けてくれた人物に対して、感情を止める事は出来なかった。好きという事がどういう事なのかゲシュタルト崩壊してたナツハは、感情の止め方も分からなかったのだ。


 明日に灰川が起きたら今日あった事は忘れてくれてたら良いのにと思わずには居られない、その願いは叶う事になる。灰川は翌日に病院のベッドで目覚めると昨日の記憶が曖昧になってたのだ。


 そのまま灰川は1日だけ入院という事になり、多数の怪談の舞台として使われて来た『病院』に宿泊する事になった。


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― 新着の感想 ―
化け物やん
[一言] 社長も空羽宅に向かってるとあったから予想はしてたけど、うん
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