100話 座敷童のスミレ
灰川の田舎に来て2日目の朝が来た、皆で朝ご飯を食べてから動物と遊んだりして思い思いの時間を過ごす。
起床時に にゃー子が空羽の布団に入ってたため、空羽が感動して にゃー子とオモチを抱きしめながら30分程も過ごしてた。他の者達も猫や狐狸と一緒に寝てご満悦の様子である、桜はマフ子の毛並みが気持ち良すぎて夢にまでマフ子が出てきたと言ってた。
しかし灰川家に来てる動物たちは基本的には野生動物であり、少し時間が経ってから自分たちの縄張りが荒されてないか確かめに行ったりして、家から動物たちが半数くらい居なくなる。
誠治もその間に軽く掃除をしたりして家を整え、動物たちが午後に帰ってきて大丈夫なようにしておいた。
「あ~あ、ギドラが外に行っちゃったー、ヒマになっちっゃた」
「スマホでも弄ってたら良いんじゃないか? スマホ好きだろ?」
「好きだけど今は違う気分だよ、っていうかJKが暇さえあったらスマホ触ってるなんて思い込みだよ!」
「そうか? 女子高生なんてもはやスマホが通信端末なのか、女子高生がスマホを操作する操作端末なのか分からんくらい触ってるだろ」
「言いがかり! JK見てる灰川さんキモイ! でも分かる!」
市乃たちは昨日にSNSにギドラを初めとした動物たちの写真を投稿しており、シャイニングゲートの自由鷹ナツハや染谷川小路も一緒に来てると投稿して界隈で話題になってる。
もちろん灰川の実家に来てる事は言ってはおらず、動物と触れ合える場所とだけ投稿してる。写真を投稿する時は灰川がチェックしてるから一応は安心だ。
今は小路こと桜がSNSに投稿しようと文章を打ってるが、桜はSNSにはかなり気を使って投稿するらしく時間が掛かるらしい。マフ子も今は外出中だ。
由奈もSNSやtika tokaに投稿する写真や文章、動画の作成をスマホでしてて忙しそうである。空羽は庭で猫たちと恍惚の表情を浮かべながら遊んでる際中だ。
「そういや今から出掛けるけど、暇なら一緒に来るか? そんなに時間掛からんし」
「えっ? どこどこ?」
大人の男が女子高生を誘うのは少し如何な物かとも感じるが、別にやましい気持ちは無いのでセーフだ。
「すぐそこの神社、嫌だったら別に大丈夫だからな」
灰川家の近くには小さな神社があり、たまに灰川家が掃除したりする。かなり小さな神社なので1時間ほどで掃除は終わるのだ。
「掃除かー、どうしよっかなー」
「たまに妖怪とか来るぞ、もし来たら陽呪術の霊気托生を使って見えるようにしてやるけど」
「えっ、ホントっ? 行く行く!」
こうして歩いて1分程の場所にある小山の神社に掃除道具を持って行き、市乃に手伝ってもらいながらパパっと掃除をしていった。
「涼しい場所だね、木も高いから影になってくれてるし」
「ここは昔からそうだな、せせらぎ水もあるから野生動物も来たりするし、夏場は涼しいから動物の溜まり場になったりするぞ」
野生動物が多いというのは良い事ばかりではない、畑が荒らされる事もあるし人的被害が出たりする事もある。
だがこの辺では電気柵や罠を使って作物に被害が出にくいようにしてある。それに昔から地域に伝わる動物にとって不味いエサを撒いて作物を食べさせなくする方法などもあり、野生動物と農家との戦いは続いてる。
「わっ! えっ?この子誰っ!? いつの間に居たのっ?」
「……~っ ……~っ」
神社の石に座って話してた市乃のTシャツの裾を、いつの間にか居た着物を着た小さな女の子が引っ張ってる。何やら言いたそうな表情だ。
「あっ、その子は座敷童のスミレちゃんだ、なんか聞きたげだな」
「座敷童!? 本当に居るんだ!」
座敷童は住み着いた家に幸福をもたらす妖怪だ、しかし家から逃げ出してしまうと、その家が不幸になるという伝承も有名である。長く住めば住むほど大きな幸福が舞い込むが、その分に出て行かれた時の反動も強い。
「スミレは住み着いた家を不幸にしないために短期間でこの辺の家を引っ越すタイプの座敷童でな、灰川家にも何度か来た事あるぞ」
「そ、そうなんだ、何か伝えたそうだけど」
今は市乃に陽呪術を掛けて妖怪がある程度見えるようになってる、そのため座敷童も視認できた。
「……~っ ……~っ」
「うおっ、三ツ橋エリスちゃんですか?って聞いてるぞ」
「えっっ? ホントっ?」
見えるようにはなったが声は認識できないようで、灰川が通訳して教えてあげた。それにしても座敷童がVtuberを知ってるとは思わなかった。
スミレは古風な着物を着た7歳くらいの女の子の姿をした座敷童で、ここら辺では霊能者も多いため知ってる人が多く、地域の子供みたいな感じになってる座敷童だ。家にスミレ専用の部屋を用意してあげてる所もある。
「スミレ、その子は本物の三ツ橋エリスだぞ、よく気付いたな」
「……っ ……~っ」
「ははっ、声と生気が同じだから気付いたのか、もしかしてファンなのか~?」
少しの間だけ灰川はスミレと話して何事かを聞き、要点を纏めて市乃に話してあげた。
「スミレはVtuberファンらしくてよ、エリスの事は初期から知ってるそうだぞ」
「そ、そうなのっ? ありがとうスミレちゃんっ」
「~~っ ~っ」
市乃はスミレがハッキリ見えてるから普通の子供に話し掛けるような雰囲気で話してる。
どうやら住んでた家の子供がVtuberを視聴してた所、それを見て最初は『人間でもないし妖怪でもないし、生きて無い訳でもない新手の怪異?』と疑問に思ったそうだが、後でVtuberが何なのかを知り今は好んで視聴してるらしい。
スミレは一か所の家に住んでる間は他の家に入れないため、どうやって会いに行こうか迷ってたらしい。自由鷹ナツハと染谷川小路も知っており、さらには破幡木ツバサも知ってるという結構なVtuberファンになってるようだ。
「あ~そういや父ちゃんの霊能力の無い知り合いが、テレビが触っても無いのにネットモードになってバーチャルナントカの番組に変って困ってるって言ってたって聞いたな」
「機械に強い座敷童なんだね、イメージと違うけど面白いなー」
その知り合いの家に功が出向き調べたらスミレの仕業だった事が分かり、心配する必要はないと言った話をエリス達に会う以前に聞いたのを思い出した。
「スミレの推しはエリスらしいぞ、でも怖い話の配信を聞いて一人で寝れなくなった時は恨んだって言ってるぞ、はははっ」
「妖怪なのに怖い話で寝れなくなっちゃうかー、今度はもっと怖い話しちゃうぞ~」
「~~っ ………っ」
「怖い話は好きだからして欲しいって言ってるぞ、あとアクションゲームの配信が見たいって言ってる、それと~……」
「けっこう色々と言える子なんだねー、じゃあ配信頑張らなくちゃね!」
その後は灰川がスミレに市乃に遊んで貰うといいと言ったら、どこからともなく手鞠を出して、灰川も誘われて座敷童とVtuberと霊能者による手鞠遊びの会が始まったのだった。
「……~っ ……~」
「また遊ぼうねって言ってるぞ、遊んでくれてありがとうともな」
「うん、また遊ぼうスミレちゃん、配信も楽しみにしててねっ」
「あと北川ミナミちゃんにもファンですって伝えて欲しいって言ってるぞ、それとルルエルちゃんとお友達になりたいって言ってるし、他にも~~……」
「あははっ、全部伝えておくねっ、アクションゲームも今度やるから見に来てね」
こうしてしばしの間の座敷童とのふれあいを楽しみ、スミレは瞬きをしたら一瞬で消えてしまった。これは住んでる家に帰ったという事だ。
「スミレは優しい子でな、あちこちの家を移り住んでは小さな幸せをもたらしてくれる。老人ホームとか児童福祉施設とかにも住む事があって人間好きなんだよ」
「可愛い子だったねー、座敷童に会えるなんて得した気分だよっ」
「でもスミレの話す怖い話は結構ヤバイ話が多い、ここらの家はスミレの話す怪談を聞いた人間が呪われないように、除霊できる人は定期的にスミレから怖い話を聞いて除霊したりしてるんだよ」
スミレは無邪気な妖怪で人間好きだが、時に様々な家や施設を巡る内に怪異に遭遇する事もある上に怪談好きだ。自身に強い霊力があるから被害を受ける事はまずないが、人間に話すと被害を及ぼす話を無邪気に話してしまう事があるため、ある意味注意が必要な妖怪でもある。
とはいえ、ここら辺は灰川家を初めとした霊能力が強い家が多く、今の所は被害は発生してない。
「妖怪が怖い話をするのっ? どんな話なのか気になる!」
「じゃあちょっと話してみるか、これは父ちゃんがスミレから聞いた話でな~……」
座敷童と雪ん子の体験談
座敷童のスミレは昔から仲の良い雪ん子妖怪のユキちゃんと今住んでる小学校で夜に遊んでいた、雪ん子とは子供の姿をした冬だけに現れる雪の精である。
夜の小学校は静まり返っており、少し不気味だが妖怪なので怖くはない。霊能力を持った用務員さんも「あんまイタズラしねぇでけろな」とスミレとユキに言ってから帰ってしまった。
二人で楽しく体育館で鞠遊びをしたりしてたが、そこに突然に校内放送が鳴り響き『もーいいかい?』という声が放送された。それを聞いたスミレとユキは全身が震えて、今にも泣き出しそうになってしまう。
スミレもユキも妖怪であり、幽霊なども今までいっぱい見てきたが、今の声は幽霊でも妖怪でもない、ましてや人間でもない何かとしか言いようの無い存在だと即座に気が付いたのだ。
二人は急いで学校から出ようとするが、得体の知れない気配が逃げ切れない程の凄い勢いで近づいて来るのが分かり体育倉庫に二人で隠れた。跳び箱の中の空間に幽体になってすり抜けて入り、抱き合いながら得体の知れない何かに居なくなれと念じる。
スミレは人間をある程度幸せにする妖術と少しだけ不運な目に遭わせる妖術が使えるが、この存在には効果が無いと直感で分かる。ユキは少しだけ雪を降らせる力があるが今は役立ちそうにない。
二人で跳び箱の中の隙間から外を見る、何も居ないし運動マットやボール類がいつものように置いてあるだけだ。自分たちに気付かず去ったのだと考えた瞬間、跳び箱の中のスミレとユキの後ろの空間から。
「みつけたぁーー!!」
放送で聞いた声と同じ声を大きく叫ばれて、スミレとユキは「きゃ~!」「ひゃ~!」と脱兎の如く逃げ出したそうだ。
「なんか何処かで聞いた感じの話だねー、本当に危険だったの?」
「怪談としてはよくあるタイプの話だけど、この話を聞いた人が夜中に家の中で同じ目に遭ったそうなんだよ、結果としては幽霊なのか何なのか分からなかったけど、お祓いしたら収まったって話だ」
「そうなんだ、なら良かった。私の所に来たら怒るよー」
「たぶんだけど正体は山の神様みたいなモノじゃないかって話だ、夜の学校でイタズラする座敷童と雪ん子をお仕置きしたんじゃないかって、それが愉快だったから話を聞いた人の所にも脅かしに行ったんだろうかね」
これ以外にもスミレが話した怪談が害を及ぼした事があり、地元民でスミレが見える人は可愛がりつつも少し警戒してるという感じだ。
掃除も終わり神社から帰る、市乃は座敷童に会えたことを喜び終始笑顔だった。灰川としても地元のアイドル座敷童を見せてあげられたのは嬉しかった。
今は座敷童もネットを見る時代のようだ、もしかしたら貴方の配信も何処かの座敷童が楽しみに見てくれてるかもしれない。
家に戻り市乃はスマホでSNSを更新したりしファンに向けての発信をして、その内にギドラも帰ってきて一緒に遊んですごしてる。
「灰川さん、ヒホーデンのお家に連れてって欲しいな~、マフ子も行きたいって言ってるよ~」
「にゃ~……」
「私もヨシムネに会いに行きたいわ!」
「おう、そろそろ俺の方から声掛けようと思ってた所だったよ、午前中に行っとくか」
昨日に出会った馬の親子に会いに行く事になった、空羽は今もオモチとイチャイチャして遊んでおり、市乃と一緒に留守番を頼んでから外に出た。
「うわ~、暑いね~」
「誠治、こんなに暑くてヨシムネは大丈夫なのっ?」
「たぶん大丈夫だろ、厩は涼しいし、ここら辺はそこら中に冷たい水が流れてるしな」
実家の車を用意して2人と1匹を乗せてヒホーデンとヨシムネを飼育してる家に向かう、マフ子は流石に今は暑いと感じたのか桜に尻尾を巻く事はせず普通に歩いてる。
「ここがヒホーデンとヨシムネを飼育してる神社だ、ほら居たぞ」
車に乗って2分くらいの距離だが桜が疲れてしまうと思って車で来た、先程に市乃と行った小さな分社じゃなく多少立派な神社で、境内などもある場所だ。
ヒホーデンとヨシムネを飼育してる馬小屋は少し離れた場所にあるのだが、境内に居るんじゃないかと思って来たら当たりだった。
「私のこと覚えててくれてるかな~」
「あっ、向こうから来たわ! こんにちわヒホーデン、ヨシムネ! 一日ぶりね!」
「ぶるる……っ」
「……~……~…」
2頭が寄ってきて桜と由奈に頬を寄せたり体を寄せたりしてる、灰川は桜が転んだりしないように介助しつつ2頭の様子を少し注意を払って見ていた。
「ヒホーデン~、今日もツヤツヤだね、むふふ~」
「ヨシムネも昨日よりフサフサしてるわ! 将来は世界一のお馬になるわね!」
「暑いから軽く水浴びさせてもらったようだな、2頭とも涼しそうな顔してるぞ」
この2頭は地元のアイドル馬だ、大切に育てられてるし、今では近辺に馬はこの2頭しか居ない。不自由なくのびのびと暮らしてる。
桜はヒホーデンを撫でたり抱き着いたりしてじゃれ合って、そこにマフ子も加わってヒホーデンの背中に乗って馬の尻尾をマジマジと見たりしてて微笑ましい光景だ。
由奈はヨシムネに灰川家で作ったニンジンをスティックに切って食べやすくしたものをあげたりしてる、ヨシムネも美味しそうに食べてくれていた。
「誠治、ヨシムネともっと遊んであげたいわ! 何か出来る事はないかしら?」
「それなら境内を一緒に走り回ってあげると良いぞ、仔馬はヤンチャってのが相場だから喜んでくれるだろ」
「分かったわ、行くわよヨシムネ! 付いて来なさいっ」
「ぶるるぅ…」
由奈はヨシムネと仲良く境内を走り回り、1人と1頭で楽しそうに駆け回る。元気で何よりだ。
「ぶるるっ、ひひんっ」
「お、ヒホーデンが桜に背中に乗って欲しそうにしてるな、乗ってみるか?」
「えっ? すごく嬉しいけど…私は目が見えないから…」
「未経験者を一人で乗せないって、乗馬鞍を付けて俺も乗った上で乗せるぞ、もちろん怖かったら断ってくれて良いからな」
桜にとっては鞍が何なのかすらよく分からない、安全なのか怖くないのか、乗馬とはどういう物なのかも視覚的な情報が得られないから詳しくは分からない。
だが仲良くなったヒホーデンに乗ってみたい、夏に出会った初めての馬との思い出が欲しい、乗って欲しいと思われてるなら乗ってあげたい、そのようにも感じていた。
灰川の事も信用してる、きっと危ないと感じたら安全を優先してくれるだろうし守ってくれる。ヒホーデンも絶対に危険にならないようにしてくれる、それも何となく分かる。
それでも怖い気持ちはある、触ってみて分かったが馬の背中は結構高い位置だ、もし落ちたら怪我をする。痛いのは嫌だ、今まで目が見えない事で何度も転んだりしてきた。
街で転んで心配して手を貸してくれる人の声に交じって、心無い人が自分をバカにしたり見下したりする声が聞こえた事もあった。
今、灰川とヒホーデンに誘われてる事は、そういった類の困難を大きく超えた乗馬という行為だ。視覚障碍者の乗馬など簡単に出来る事ではないし、怖いに決まってる。
「にゃ~、にゃぁ…」
「マフ子、どうしたの~?」
怖さと乗ってあげたいという気持ちで揺れる桜にマフ子が声を上げる、その時に灰川は思い出した事があった。
「そういえばマフ子の親猫は地元のおじいさんに懐いててな、その人は病気で視力が落ちて殆ど目が見えなくなったんだ。でもその人はヒホーデンの母馬のマサムネに乗るのが大好きな人だった」
「……! そうなのっ…?」
「目がほとんど見えなくなった後もマフ子の親猫と一緒にマサムネに乗ってたよ、亡くなる前日もマサムネに乗ってた。少ししたらマサムネも逝ってしまったんだけどな」
目が見えない人でも乗馬を趣味にしてる人は居る、もちろん一人で騎乗するには確かなトレーニングが必要だが、乗馬に慣れた人と二人で騎乗するなら安全性は格段に上がる。
パラリンピックでも馬術競技に視覚障碍者部門があり、人間と馬の深い絆は世界大会の場でも見れるのだ。
「にゃ~、にゃー」
「マフ子も一緒に乗りたそうだね~」
既にマフ子はヒホーデンの背中に乗っており、準備万端といった感じがする。やはり親猫と同様の性格の質があるんだろう。
「灰川さん、お願いします。私をヒホーデンの背中に乗せて下さい」
「おう、絶対にケガしないように気を付けるから安心してくれ、ヒホーデンもよろしくな」
「ぶるるっ、ひひんっ」
大人しく待っててくれたヒホーデンも桜の決断を分かったのか嬉しそうにしてる、やはり相性がとても良いらしい。
「ちょっと用意するから座って待っててくれ、乗馬セット借りて来るからよ」
「うん~、よろしくね~」
灰川は神社から鞍などの道具を借りに行き、少しの間だけ桜とヒホーデンが一緒になる。
「ぶるるっ、ぶるるっ」
「むふふ~、お背中に乗せてねヒホーデン、大好きだよ~」
桜にとっては大きな決断だ、今まで目が見えない事もあってチャレンジできない物事が沢山あった。乗馬なんて考えた事も無いし、昨日まで馬に会った事すら無かった。
そんな桜が今は挑戦心とヒホーデンとマフ子の想いに応えたいという気持ちに後押しされ、高校1年の15才にして初めての乗馬への決意に至った。
まさかの100話目まで書けました、読んで下さる方々のおかげです!投稿する前は20話くらいでエタると思ってました。
読んでくれてる方はありがとうございます。感想などありましたら気軽に書き込んでって下さい。




