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あとがき

レイル・グレイの名前は半分が皮肉でできています。

レール……決められた運命に逆らったのに、線路という決められた道という名前。しいて言うならば、自分の道は自分でひけ、といったところか。

グレイ……灰色。清濁どちらにも偏りたくないという形で。もしもシルバさんに拾われていれば、語源は銀色で清濁併せ呑みつつ輝ける人物として。しかし輝きは失われたといったところか。


今回もまた、「苦手な方はお控えください」

 さて、何を書きましょうか。

 書き始める前のことは語りましたし、書いている中身についてもだいたい語ったと思うんですよね。

 ふむ。じゃあ書いている最中の小説外の出来事や、書き終わった後のエッセイ的な話でもしましょうか。


 そういえばこの作品ってリアルの友人にも書いていることを知られているんですよね。

 知人らは完全に読み専の方が多く、サイトをここに限らなければ書いているのは三人ぐらいのものですが。

 具体的にアドバイスやらをもらったのは一名ほどで、それ以外は「完結したん?おめでとー」ぐらいのものです。ダークヒーローは苦手なのでというのもおりますね。

 そんな知人らではありますが、その中の一人がいうことには。


「お前の作品はチートでもハーレムでもない」


 とのこと。全然する気がないよねと。

 うん、まあそうでしょうか。

 そのお話をするならまずチートやハーレムの定義について語ることから始めるべきなのかもしれませんが、多分そうなんだと思います。

 一応、主人公のことを嫌いじゃない異性を複数出したのでハーレムのタグはついておりますがね。


 とはいえ、私がこの作品を書き始める時に「すごい! 見たことのない作品だ!」と斬新すぎる世界観や裏の裏まで複雑に絡み合ったような作品を書こうとしていたわけではありません。

 冒頭でも書いたように、異世界というもので、どうしてこうしないんだろう?と思った部分を中心に、つまりは思いつくはずなのにしていないことを書きたかったんですかね。まあどれほど実現できているかはわかりませんが、 一切相手に肉体的な損傷を与えない頭脳バトルではなく、それでいて単なる技術と力のぶつけ合いにならないバトルをとか、主人公が正当化されないとか、まあいろいろ思いつつ書いてきたわけではあります。


 違うと言われて喜ぶべきですね。







 この作品が完結するまでの間、こういうと失礼なのかもしれませんがこの作品は異世界というジャンルにおいてマイナーであったと思います。それこそスコッパーと呼ばれる方が新着から掘り出さないかぎり、知っている人がほとんどいないほどに。ランキングにはかすりもせず、どこかで話題になることもありませんでした。かろうじて、完結が近くなってちょろっと言われるぐらいでしょうか。


 異世界転生物を書けば人気が出るんだと不満を述べる、某掲示板の方からマイナージャンルの方には、「人気だからこそ同じジャンルで人気にはなりにくいのでは?」などと思っていますね。

 自分では楽しい作品を書いていたつもりでしたが、やはり主人公が序盤からすごく強いのがいいんだろうかなあ?スキルやゲームステータスなどかな?生産はオマケもオマケだし……人気の展開を思いっきり序盤で踏み外したんだろうなあなんて呑気に自己分析してみたり。


 とはいえ、全然それが不満だったとか、読まれてないと嘆くことはありませんでしたね。というのも、更新するたびに少しずつブックマークは増えてましたから。少なくても一、二件ずつ、多くても五件ほどでしょうか。

 多くの人が「小説家になろう」を語る時の、耳にタコができるほどの決まり文句、知っていますかね。


「更新速度が速くて、異世界物なら人気が出る」

「序盤が肝心で、十話ぐらいでほとんど決まる」


 この二つの説明は別に間違ってはいるわけではないんです。

 日間ランキングを見ていれば、百話を超えてから始めて載るというのはあまり見られません。既に人気作品が完結すると、それで上がってくることはありますが、ほとんどが百話以内、連載が一ヶ月以内などだと思います。更新速度も毎日とかかと。


 そして、それ以降は?というのがあまり語られていませんよね。参考にするものもないので、更新と共に増えるブックマークに一喜一憂しながら完結直前までやってきました。

 冒頭に載せていますが、完結当時はブックマークが820件ほど、そして総合ポイントは2000ほどでしょうか。まあ四捨五入してますけど。

 で、そんな感じでエッセイなどの「冒頭が全て!」というのを信じておりましたので、


「うん。頑張ったし、楽しんでもらえたしまあよかったな」


 と自分なりに次の作品についてなどを思い巡らしたり、受験について悩んだりしつつ完結報告をTwitterと活動報告などでしていたわけです。

 そりゃあ、異世界物というジャンルの中ではマイナーかもしれないけど、既にいた読者の方にお祝いをもらって、貰えるだけ幸せものだなんて。




 まあこんな話は読者の方にはあまりどうでもいい話……なのかもしれませんが。

 この裏話的なものを締めくくるならばこれかなあなどと。




 で、完結して一日。

 この作品を完結してから読み始めた方は知っているのかもしれませんが、この作品は日間に載りました。

 そりゃあもう驚きました。完結したことで、読み終わったー!と外されるのではないかなあとさえ思っていたものですから、ブックマークがどっと十件以上増えればそりゃあ驚きますって。


 リアルの方では、ファッ!とみっともない声をあげつつも、宣伝の機会でもあるし、嬉しいことだからとやっぱり活動報告とTwitterに載せましたさ。

 超浮いてましたからね。先ほども言ったように、日間ランキングは連載から長いものはあまりのりにくい。それが十ヶ月、二百話完結済みですからね。日間見るたびに嬉しいやらおかしいやら。

 ランキングに載っていた間はいやはや、十分単位でブックマークが増えていってたんじゃないですかね。一時間に数件って感じで。


 完結してお祝いや読み終わって評価つけていただいた方、そして完結済みということでブックマークして読み始めていただいた方などのおかげではありますので自惚れすぎるのもあれですが。

 まあ一般論はあくまで一般論でしかなく、全ての作品に当てはまるわけではないのだなあと実感した出来事でした。


 感想欄などで「ここから完結ブーストでブックマークが十倍にでもなったら……」などと夢物語のように話しておりましたが、気がつけば十倍とまではいかずとも、九倍にはなっておりました。そろそろ完結済み累計や完結済み日間とかからじゃないと見つかりにくくなってて停滞期に入っている……のかな多分。


 まだまだもっと人気の作品が上を見ればたくさんあるもんで、この作品の知名度そのものは低いんですが。マイナーだとか、評価は低いけど……と日本人らしくあまり謙遜するのは嫌味になってしまうので、ここでは素直に喜んでいることの方を前面に押し出しておきます。ブックマークがたくさんつけられるのは嬉しいです。それだけ読んで面白いって思われてるって指標の一つですし。


 なんというか、ねえ?


 旧知のファンの方に「見る目が正しかったんだ!」「俺は前から知ってた」とドヤ顔をさせられたのなら幸いですかね。今まで個人的に気に入っていた作品が、何かを機会にブックマーク九倍とかランキングとかになったなんてどうなんですかね?

 え? ドヤ顔はしない?


 私はフレンドの学園死神ラブコメがスコ速で紹介されてランキングに載ったときは超楽しかったですけどね。あ、これは本人に言うべきなのか。まあいいか、お祝いはしたし。そもそも前から面白いよ!と感想とブクマで表明してましたし。


 逆に完結してから、ランキングやレビューからですという読者の方は「完結するまではブックマークが九分の一……」と意外に思っていただければ。






 作者の方には、いろんなところで「冒頭が全てだ!それ以降は読まれねえよ!」と書かれているからといって、希望がないわけではないと。

 やれ運だ!宣伝だ!結局のところはどれだけ読まれるかなんだ!と嘆くことなくとも、頑張って完結させたらいいことがあるかもしれませんよ?


 こんなことを偉そうに言うのもなんですが、完結させるのも一つの評価基準と言われます。完結させずに新しい作品を書くよりも完結させてからの方が心証も良いと聞きます。

 異世界物がネットで批判されたりする理由の一つに「エタる」とありますが、それは評価されないからと諦めて止める方が多いからもあるのではないかと。


 現在、異世界物を書いていて、「人気が出ない……」と思っている作者さん、腐ることなく、がんばって完結させてみてください。

 そうすれば(これが例外なのかもしれませんが)日の目を見る機会も増えて、完結させる前より評価されることもあるかもなんて。


 とりあえずは、全く読まれていないわけでもなく、かといって人気だったわけでもない状態で完結させた異世界転生物のモデルケースの一つとして、つまりはこんな作品もあるんだ……といった参考例としていただけると面白いのではないでしょうか。話数も二百話と手頃な感じですし。


 と、いうよりはこういう面白いことになった作者さんは恥ずかしくてもこういう話をもっとしてくれればいいのになどと思うんですよね。


(イタい? 黒歴史? 解説なんかできない?そんなの知らん! ……と言いつつ、こういう私生活の露出みたいな生々しい話は書いた後で消したくなるものです。私も)


 作品を書いている最中のお話なんて、知りたい人は知りたいもんです多分。私とかも含めて。自分が読みたいものを書くというのがこんなところでも発揮されちゃうわけです。書くのはなんだかなあと思っていても。

 まあ嫌いな人もいるかもしれないので、こうして作品とは別のところで書いているわけですが。そうですね。この作品こそは「嫌いな奴は読まなくていい」の代表例です。好き嫌いが分かれまくるものです。九割九分メタ発言みたいなものですし。


 他の人も異世界物に限らず、作品について書いている最中のことや完結させたことをどっぷり語っちゃってくださいよ。三つ編み、ネットスラングの作者さんみたいに。あれはちよっと方向性は違うんでしょうけど。


 そうしたら、私も「これが噂の!ついに私にも来ましたか!」と何も考えることなく浮かれていられたはずなんです。

まあまた気がついたこととかあれば付け足すかもしれませんが、とりあえず完結にして外伝に力を入れながら次回作のプロットでも練ってます。


メタなというか、作る側からの視点での話ばかりですが楽しんでいただけたら幸いです。

お付き合いくださりありがとうございます。

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