最初の
一番最初の伏線解説回。
気づいてくれていたでしょうか。
わかりにくすぎるのはあまりいれてないつもりですが……
私が作品を書くにあたって気をつけていたことの一つに、「固有名詞以外で現地の人に日本語以外を使わせない」というものがあったりします。地味すぎて、あまり作風そのものには影響しないのですが、地の文章とかでそういった気遣いをすると語彙の選択肢の幅が狭まり、自分で日本語で説明できない言葉を使っていたのだなあと思ったり。
すごくどうでもいいことですが。
ところで、作品の中の伏線というものが幾つかありますが、その中でもわかりにくいものをお一つ紹介してみましょうか。
作品の中身に対して設定ばっかりであまり語ってこなかったのでそんなものも。もしも興醒めだという方がいらっしゃればここで止めておくことをおすすめしますが、逆にそういうのを聞きたかったんだという方はそのままお進みください。
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今回紹介いたしますのは、最初の伏線。
最初の伏線と言いますと、ある程度お読みいただいた方は「主人公が親を殺したことが魔法を使えないことの伏線かな?」と知っていただいているのではないでしょうか。
いえ、それよりも前になります。
両親がまだ存命のころ、赤ん坊のレイルを前にこのような会話をしていたことを覚えていますでしょうか。
「チッ……また酒がなくなっちまった」
「最近魔物が活発化してるから商人も酒より武器だの仕入れてんのよ」
そう、この会話です。
貧民街にまで知られるような魔物の活発化。
何かそんなのありましたっけ?という方は反魔法団体の事件があった時にデイザスが起こした事件の概要を思い出していただけると。
ギャクラの隣国を魔物に襲わせたあの事件です。ギャクラには魔物の活発化の情報を流すことで隣国から武器を買い占めさせましたね。つまりはギャクラの商人に至るまで魔物の情報が流され、それによって武器が買われているという状況の伏線になっております。
まあこれが物語の中では一番最初の伏線という形になりましょうか。
次の伏線が主人公の両親の殺害。
もちろん殺害もそうですが、その後の主人公の心情そのものがこの物語における転生や物語としての主題を含んだ一つの伏線となっております。
閑話で挟まれたシルバさんが本当は後からレイルを拾う予定であったとか、そんなことも含めてもしもそちらのルートを辿っておればこの物語は王道の成り上がり主人公最強物語として進んでいたかと思います。
そういった部分への皮肉を込めて
「運命は自分で掴みにいくしかない。奇跡なんて待つ意味はない」
と断言。
これは厄介事を受け身で巻き込まれていく形ではなく、自分から自分の利益になるようにと立ち回るために動くこれからのレイルの在り方にも影響を与えております。
とりあえずセンターに向けて勉強するので少し遅くなるかなーと。




