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北条氏政転生 関八州どころか東日本は全部俺の物 西は信長に任せて俺は歴史知識を利用して天下統一を手助けします。  作者: ヒバリ


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317 北条大包囲網 本章 2 対上杉

317 北条大包囲網 本章 2 対上杉


1556年 8月 直江景綱


 ワシ達が死地としてわざと作り出されていた出島を直ぐに捨てる判断をし、上杉軍が引いた後の出島を北条は直ぐに取り返すことはせずむしろこちらをじっくりと観察して絶妙な緊張状態が数日続いていた。


 こちらも矢を射かけたり、夜襲を敢行しようにも必ずこちらの倍以上の攻撃を仕掛けてきたり、夜襲も意味がなかったりしてうつてがなかった。


 ただ、8000もの兵を率いて何も成果を得られないのは自分の汚点になる。それに、上杉の名を汚すことにもなる。


 1月ほど経った後は無理をしての高い位置にある出島への強攻を決め一気に攻め立てるも高い位置にあるという立地的条件に阻まれ有効的な攻め手とはなり得なかった。


 ただ、一度直接攻めたことによって悪路の中でもある程度使える道や守り手側、北条の守備隊の配置や割合を見極めることができた。


 そして今、更なる攻めをするために軍議を開始しようとしている。


 「諸将のもの達この数ヶ月間、こちらの戦力を出来るだけ減らさずによく耐えて敵の情報を集めてくれた。次の攻撃で奴らの肝を冷やすような戦果を上げるための策を立てた。」


 本庄が強い眼力でこちらを見る。本庄の隊は今までの攻め手の中で最も成果を上げていた。その成果を上げるためには相応の犠牲や痛手があった為かなり気が立っていた。

 その様子を見て落ち着くように宇佐美が声をかける。


 「…どういう内容だ?」


 低く重い声が軍議の場に響く。ピリッとした緊張感が場を支配していた。


 「簡単な策にございます。一点集中突破。各隊には死ぬ気で担当した箇所を抜いて頂きたく思いまする。」


 「なんだその策は!我々が数ヶ月かけて集めた情報をその程度の策で使い潰すつもりか!」


 宇佐美の静止を聞かずに本庄が声を上げる。


 「ただの力押しではありませぬ。直江隊と長尾隊が低い出島から上へと攻めかかります。その間に諸将は高い出島へと直接攻撃を仕掛けてほしいのです。ここ数日で我々が見つけ、踏み固めた道がありまする。そこを最大限に使って頂きたい。」


 「そのような事では奴らの攻撃を防げぬのではないですか?」


 「奴らの行動基準として一斉射撃の徹底をしておる。つまりは我らが出島へと攻撃を仕掛ければそちらへと射撃は集中する。そうなれば後はお主達の力と力の勝負となる。」


 「なるほど、試してみる価値はあるという事ですな。」

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