表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
北条氏政転生 関八州どころか東日本は全部俺の物 西は信長に任せて俺は歴史知識を利用して天下統一を手助けします。  作者: ヒバリ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

111/316

111

いつのまにか20万文字突破してました。

次の目標は30万文字です

 「晴氏様、やはり佐竹なぞは使えませんだな。お次は某にでもお任せ…」


 周りにいる羽虫共がなにかブンブンと言っているが何も気にならない。あの義昭が紛い物の軍とはいえ敵よりも多い数をつかい奇襲までしたのに勝てなかったのだ。そんな相手に対してお前ら如きが勝てるものかと馬鹿にしてやりたくなるがこれでも周りとの繋ぎ役や手足としては使わなければならない。


 「とりあえずこのまま城へと戻り北条との講話を纏める。我々が雌伏の時を過ごすにしろ何にしろとりあえず現状を維持せねばならぬ。お主が行ってくれるかの?」


 そう言って睨むとすごすごと引き下がっていった。この状態で北条に使者として行くのは嫌だと言うのだ。そもそも北条が足利を、旧体制を許すかどうかは分からぬがな…


 「て、敵襲!騎馬隊が突っ込んできます!北条の別働隊のようです!!!!」


 さて、許されないようだな。佐竹義昭に任せてきたがついてきたほうがよかったかも知れぬ。北条家、特に八幡の使いと呼ばれた北条嫡男 北条氏政が生まれてから世界が変わった。我々は土地を治めると言う足利尊氏公から続く全てを否定された。それは許されない事だ。

 しかし、この世はそれを望んでいると言うのだろうか。向かってくる敵はそれが当然だと思い悪きものとして我々を討つのだろう。敵の顔も見えるくらいになってきた。我はお主のこれからを天から楽しまさせて貰う。さて、最後の一時 ひとりの男として足利晴氏参る!


〜〜〜


 佐竹義昭


 「足利晴氏様が北条別働隊に襲われております!既に数の差で押し潰されたようでどのような状態になったかの確認が不可能です!」


 「わかった。お前たちは佐竹直轄軍を遠回りさせて被害を抑えながら帰らせろ。鹿島の方を通れば安全に通過する事ができるはずだ。残りの古河公方軍を使って足止め代わりにする。」


 「「ははっ!」」


 天雷の武器は今回でどれほど恐ろしいかがわかった上に、常備軍の必要性もよくわからされた。次に相対する時は敵か味方か…。とりあえずは和睦を通さなければならないな。


 「お前たち!ここはもういい!我らも引くぞ!馬を走らせろ!」


 「殿!降伏の使者は送らないのですか?」


 「それは後でいい!とりあえず今はこの戦場から離れることを考えるのだ!急げ!」


 この場はまだ続いてもらわなければ困るのだ。残りの兵をしっかりと減らしてもらって常陸の支配を確立。そして奥羽に向かうなり北条と相対するなり決めれば良いのだ。そんなことここで大声で言えるようなものでもないがな。


〜〜〜

 北条氏政


 「殿!別働隊の奇襲が上手く刺さったようです!そのおかげで敵が引いて行くようです。恐らくですが、佐竹の本隊だけが引いて行くようです。どうなされますか?」


 佐竹が引くか…。追撃して痛い目を見るのも嫌だし、何か佐竹には他とは違うものを感じるからな。放っておこう。戦後交渉の時に何を考えているのか聞いてみたいが…可能であれば引き込みたいな。


 「佐竹は放っておけ!残りの古河公方軍を殲滅、もしくは投降を呼びかけろ。逃げられて盗賊などになられる位ならば殺してしまってもかまわぬ。」


 「はっ!」


 「それと、綱成達には捕まえた捕虜や討ち取ったもの達を知らせるように伝えるのだ。残りの土地は勘助達が上手く捌いてくれているはずだからな。一応伝令兵を送ってはおけ。古河公方領から山内上杉領と宇都宮領の境目に大体沿って土地を接収しろとな。小田の方は優先的に取りに行けと伝えろ。」


 佐竹は明らかに常陸統一を掲げている。そうとなれば小田の土地は欲しがるはずだ。そこを少しでも抑えておけば交渉の余地が出てくる。佐竹の動きを見ているに常陸を制するために古河公方軍を減らしている節がある。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ