H国って言ったら、コーヒーだよね? その五
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この子達こんな所に座ってないで難民キャンプに向かえば良いのに、場所がわからないんだろうか、声を掛けてみようか。
……でもなあ現地の言葉わからないんだよな、英語かロシア語が通じれば話しかけるんだが。
「Why do not you get by dividing the water.」
「Hee、Oh, Oh, there ifPET bottles.」
驚いたな、タイミングよくあの子から英語で話しかけてくるとは……って英語?
「What can speak English?」
「Yeah, if in broken.」
背中に背負っていた大型のナップザックからハーフガロンのアメリカ製ペットボトルを渡してやると。
「Thank you, You are good person.」
マジすか片言って十分日常会話成り立ってるんじゃないか。
彼女は御礼を言うと嬉しそうにボトルを抱えて子供達の方に駆けだして行き子供達に水を飲ませはじめた。
何をしゃべっているかはわからないが恐らく現地の言葉なんだろう、他の子供達も水を飲んで人心地ついたのか少し元気が出たようだ。
「You got a minute?」
「Yeah, what?」
◆◆◆
面倒くさいのでここからお互い片言の英語で会話していると言うことで。
◆◆◆
「どうしてこんな所に座ってるんだい?郊外の難民キャンプへ行けば水とか食料も手に入るよ。」
「いえ………私達は……」
「良かったら連れて行ってあげるよ?」
少女はうつむいてしまった、あれ?俺なんか困らせるようなこといったかな。
俺が狼狽えていると下を向いて座っていた少年が何かをボソッと呟いた。
「※※※※~・;§††プリンス;・・A国・†§※※キる……」
少女にしつこく言い寄る危ないヤツ。
お巡りさんこっちです!!(`・ω・´)




