表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/19

H国って言ったら、コーヒーだよね? その十三

◆◆◆


ではでは簡単な戦後復興講座、まずは現地での基礎固めから始めよう!


とは言えそれ程難しい事をするわけではない、最初に現政府から首都の駅近くの(ここ重要)商業地区(という名の廃墟)の使用権を認可してもらう(主に賄賂的?なヤツで)。


わかりやすく言うと焼け野原の二次大戦直後の東京の土地をカバっと取得しておく訳だ、なーに10年位経てば掛かった元手は簡単に回収できる(順調に復興すればだが)。


土地を手に入れたら次は近くの難民キャンプ等を回り日雇いの労働者を募る。


手に入れた商業地区の瓦礫の撤去を行い首都での我々の活動拠点をつくるのだ(合法)。


労働の対価は基本保存の利く食料を二日分かタバコなどの嗜好品又はドル紙幣で支払う事となる、まあ応相談だ。


ここまでは現政府にしてみれば、無料で瓦礫の撤去をしてくれ更に税金まで払ってくれる、ついでに弁当持ちで難民に仕事を割り振ってくれる実にありがたいボランティア企業であろう。


……んなボランティアを行う企業があるわきゃねえだろ!


別に本気で商業地区の整備を行うなら重機を入れて突貫工事すればいいだけのことアッと言う間に終わるだろう、わざわざ人手を集めて単純重労働させるのは人材集めの為である、まあ雇用される人と言うのは四つのタイプに分かれるものだと言われている。


一つ有能で勤勉なタイプ。


二つ有能で怠惰なタイプ。


三つ無能で怠惰なタイプ。


四つ無能で勤勉なタイプ。


一番目の勤勉で有能なタイプは職人や中間管理職(歯車)に向いている、瓦礫の撤去等では懸命に働き効率も考え動く事ができる人がこれに該当する、コイツらは買いだ放っといても勤勉に働き続けてくれるからな適当な部下を数名つけてやれば可不可なく仕事をこなしてくれる、ただし特出した特技がなければそれ以上の出世はかなわない課長止まりの人材だな。


二番目の有能で怠惰なタイプは、現場では上手く立ち回りとにかく楽を楽をしようとする、欲しいのはこの中で人に嫌われず立ち回ってる奴だ差配をしつつ好感度を落とさないこういう奴は使える買いだ、嫌われてる孤高型は特性次第だな嵌まる所に組み込んでやれば上手く働きだす、監督者が必要だがね。

立ち回りの上手な奴は交渉役としてもその他の仕事を割り振っても色々と使える実は評価が高いのはこのタイプだ(汚職も多いので監視は必要だが)。


三番目……典型的な普通の人だ監視付きで働いて貰おう、無能で怠惰なので汚職も起こさない……責任のないところで一生底辺で無難に働いてくれたまえ。


四番目……最悪だ、無能なくせにやたら頑張る輩……早起きして会社に来るだけのアホとかがこのタイプだな、勤勉だからと一寸権力を与えると例外なく失敗する、実はこのタイプだけは本採用してはいけないこのタイプは真面目で勤勉だから平社員としては使い易いのだが……後に待っているのは硬直した使えない中間管理職の集団だ、リストラ前提か派遣労働者でもなければ会社に置いておけない……まあ日本人の三割がこのタイプなのだがね……。


まあ一番目と二番目のタイプを選別して現地での組織化を進めていくわけだ……三番目と四番目は会社としてはここでハイさようならだ。


ここまでで土地とある程度の現地組織の雛形ができあがった訳だ。

無能で勤勉って努力家だと思うんだがモー(`・ω・´)


無駄な頑張りは利益にならないなら会社にとってもその人にとっても単なる損失にしかならないんですよ( ̄∇ ̄)


シビアだな……まあどこぞの独裁者は四番目は殺せと明言してるからな(-_-#)


………(ワシ典型的な四番目と言われてる)(*・ω・)ノ


元気だしてアホの一念岩を砕いたんですからアナタは( ̄∇ ̄)


褒めて無いジャロ(*・ω・)ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ