H国って言ったら、コーヒーだよね? その十二
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補佐B
「増田、SいやR国系の武器商との話はついたそうだ。」
「アフリカの元締めとですか?予定よりかなり速くないですか?」
「今は経済崩壊したR国系の武器はダブついていて中古武器市場も大荒れだからな修理密造せずに軍隊規模で大量に買ってくれる優良なお客様の多少のワガママは聞いてくれるだろう。」
「そうですか、たしかにR国いや元東側各国から新品っていうか横流しの現行最新武器が中古市場に大量に流れてるでしょうから、悪いことにR国系の武器は頑丈で故障知らず修理密造も簡単ときてますから武器商も在庫を抱えて頭が痛いでしょうね。」
「まあなあ、元々誰でも簡単に長くつかえる武器がコンセプトで造られた兵器類だからな……最新鋭戦車部隊に大地を埋め尽くすタフな中古戦車で都市防衛するとか何処かのアニメじゃあるまいし腐海が溢れる程の群れとか……フッ。」
(Bさんてオタクっ気もあるのか。)
「A国噂の最新鋭戦車も砂漠戦や殲滅戦ならともかく山岳地帯や都市制圧には不向きみたいですけどね。」
「火力と動きが釣り合ってないよな、まあ正面から戦争したらA国が最強なのは周知の事実だがその後統治や都市制圧維持できるかっていったらなあ?」
「自由の国の兵士もメンタルはそれ程強くないですからね。」
「先進国の兵士は武装はともかくメンタルはひ弱だよ発展途上国って言われてる国や内戦を長くやってる国の兵士は強い……いやモラル的にはおかしくなってるのかもな。」
「話は戻るが反政府勢力との交渉、鉄道やA国空軍基地の滑走路使用の交渉もまとまりつつある。」
「コーヒー園の割り振りは予想通りですか?」
「ああ、A国系メジャーで安全地帯はガチガチだウチは余ったおこぼれみたいな所をだいたい押さえてある……まあいまはただの戦場跡だがな。」
「かまいませんよ、最高級が採れていた跡地が手に入れば言うことないんですが。」
「調べているがなかなかその辺の情報はでてこないな、同時に働いていたファーマーの行方もさっぱりだ。」
「そこは地道にやるしかありませんか。」
計画発動から二カ月、計画は順調どころか最大速度で進行している。
それもこれもB氏がトンデモナイ面々を各派閥から出向させてきたからだ……正直ついて行けない。
「発案者のお前が言うな。」
……あと心を読むのは辞めて欲しい。
「商人の嗜みだ、この程度察せずしてなんとする?」
……ええぅ、まあそれは置いておいてここまでの簡単な進行具合を再確認してみよう。
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モー?ファーマーってそんなに大事なのかモ?(`・ω・´)
そうですね、土地には土地にあったやり方がありますから( ̄∇ ̄)
北海道の種芋を本州で植えても育ったのはただの芋とかそう言う事か?(-_-#)
そうですね、まあ「セイロンの紅茶の歴史」を調べて最高級茶葉の作り方その隆盛をみればその土地独特のやり方と特化した職人の必要性が理解できますよ。( ̄∇ ̄)
美味しいお茶が飲めればそれでいいのじゃ!(*・ω・)ノ




