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H国って言ったら、コーヒーだよね? 裏面二

◆◆◆


ダーーーーーン!


銃声が響いた………


異母兄弟達が扉に殺到し開けようとするが開かない、ラオが扉を力任せに叩くが何故か音一つ起たない………


「§†・・・†ママ・§・・※※※ママ!ママ!!」


一人が泣き出すとそれは連鎖し疲れ果てて眠るまで泣き止む事はなかった………





(驚きました、貴女は泣かないのですね。)


「誰?」


(初めまして……ですかな?、貴女の持つそれに囚われてる者ですよ。)


「……音が立たなかったのはアナタの仕業?」 


(私ではありませんが、振動や波を中和するのが得意な者がおりましてね、)


(オイ!アス……余計なことを言うな!)


(オッと失礼、アナタも気をつけて下さいね。)


「……先程の質問の答えは私のママはとっくに亡くなってるからかしら、アレを父とは思っても無いし。」


(プッ)

(クックック………)

(ブワーッハッハッハ!)

(カッカッカ!)

(ブモ。)

(………なんともはや彼も報われ無い事ですな。)


「自業自得よメイドに手を出して……いえ、周りが手を出させるように仕組んだのよね血を継いだ物を造るために、アイツら皆こうなって当然の奴等なのよ嫌がるママを生贄に差し出したんだから。」


(物ですか……まあ確かに自業自得で間違いではないですが。)


「それで何か用なのかしら、解放して欲しいなら外にでたら解放してあげるわよ、私には必要無いものだから。」


(フム、これはなかなか……ですがソコで泣き疲れて眠っている子供達はどうするのですか?確かに賢明な貴女一人なら如何様にも生きて行けそうですが、母親から引き離され甘えたい盛りの分別の無い子供など内戦の終結したばかりのこの国で生きていけますかね?)


「そ、それは……」


(どうです?私が力を貸しましょうか?)


「で、でも代償が必要だって……」


(なに、初回サービスですそれ程の代償は必要ありません、そうですねその長い髪と引き換えに言語知識などを授けてみましょうか?便利ですよいつの時代でも多言語を理解する通訳は仕事には事欠きません。)


「……けど。」


(そうですね、必要となったら声を掛けてくださいそれに呼びかければ何時でもそれと引き換えに言語知識を授けましょう。)


(では外に出られるよう扉に張った※※※を外して下さい。)


(ああ、わかった。)


(あと、ザーちゃんは子供達のおもりお願いね。)


(任せるブモ。)




お前人の能力バラしてんじゃねえよ(-_-#)


いっぱいあるウチの一つなんだからいいじゃないの私のなんて他と被りまくりなんだから(泣)( ̄∇ ̄)


モー、子供達を守ってればいいブモな(`・ω・´)


まあ、知識を分け与え愚者を智者にする能力も自分がその分愚者になるとか……全く制約がひどくないですかね?( ̄∇ ̄)


モー?なんのことかモ?(`・ω・´)


………まあ本人が幸せならいいんですが( ̄∇ ̄)


誰か元に戻してやれよ(-_-#)

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