37、おい、デュエルしろよ
お久しぶりですm(*_ _)m
目にも留まらぬ速さで左右の太股のレッグホルスターからそれぞれ白銀と漆黒のガバメントを抜いたティアラは、両手の引き金に手を掛けた
ティアラが攻撃対象に取ったのは、<捕食蛇ヴェルディ・アナコンダ> 攻撃力が低い(多分)代わりに全てのドラゴン系のキャラを召喚できる(と思われる)ヤバイ奴だ。
すると、アナコンダはこっちを見て……口を開けたッッ!!!
「お前……今攻撃と言ったな」
突然クールさをまとった低音ボイスが聞こえたかと思うと、アナコンダはその巨体をむくりと起き上がらせて……
「底知れぬ絶望の淵に、沈めぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!<神聖なるバリア・ミラーフォース>っっ!!」
その周囲には、純白の輝きを帯びた球体状の巨大なバリア――攻撃を防ぐ用の壁みたいなやつ――が展開される。 くぅ~めっちゃ光ってて目に悪いんですがぁぁぁ
<神聖なるバリア・ミラーフォース>――略してミラフォ――を見て、何か察したのかティアラは右手に持っていた黒い方のガバメントの引き金に掛けていた指を離した……かと思うと、左手に持っていた白銀のガバメントをぶっ放したっっっ!!!
私の記憶が正しければアレ、普通に攻撃した側の武器とがキャラとかを破壊する性能があったような……
おそるおそる見守っていると、放たれた光弾がばちぃぃぃぃんとミラフォを直撃して、激しい音や火花のエフェクトが辺りに飛び散った!!
三秒後……視界が晴れたかと思うと、ミラフォが完全に消滅していたっっっっ!!
あれ? 衛星兵器級魔術砲撃ってミラフォとかの攻撃反応系魔法(どっちかといえば罠かもしれない)を無効化する能力ってあったっけ?
という疑問は、目の前のアナコンダさんが声に出してくれた
「そこのツインテール、何故に俺のミラフォを無効化したのだ?」
「その呼び方、なんか違和感しかないわねぇ……。 私は引き金を引いた瞬間、スキル<レット・リブート>を発動したのよ。」
「「あっ……」」
私とアナコンダさんは声をそろえる。 相手はモンスターと言えど、考えていることは人間?の私とそこまで変わらないのかも知れない……
<レット・リブート>というのは、相手の発動した魔法(本家だと罠)を止めることが出来、その後の魔法発動を制限できる能力を持ったかなり壊れ系のスペックを持った奴である。
どこでそんなものを手に入れたのかについてはもうツッこまないようにしよう。
「フゥん。なかなかやるようだな小娘よ。だが、こいつはどうかな?」
そう言ったアナコンダの目が輝きを帯びる。何かまたスキルを使おうとしているのか
「俺は、スキル【龍召喚】」
このノリがまだ続くかもしれぬ
まぁブクマでもして気長に待ってくれると有難い
ではまた




