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異世界料理道 ~あとがきにかえて~  作者: EDA


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06 クロスオーバー

 当作は、『小説家になろう』で公開している『アムスホルン大陸記』と『終わりの魔女と始まりの世界』という2作品とクロスオーバーしております。


『アムスホルン大陸記』は当作の二十数年後、『終わりの魔女と始まりの世界』は当作の500年ぐらい前の時代を描いた物語となります。


 当作を書き進める内に、大陸アムスホルンの設定がどんどん広がっていきました。それが当作のみでは描き尽くせないと思い至り、まずは『アムスホルン大陸記』に着手した次第です。


『アムスホルン大陸記』は、世界の存亡を巡るダークファンタジーです。

 西の王都や西側の辺境区域、果てにはゼラド大公国などを舞台にして、さまざまな騒乱が繰り広げられます。


 こちらの作品を公開しましたのは、2016年から2020年にかけてとなります。

 それで当初は当作と深い関わりを持たせることなく、サブキャラクターの血縁者をこっそり登場させるぐらいに留めておりました。


 ですが自分はクロスオーバーという手法をこよなく愛する身でありますため、書き進める内にどんどん欲求が高まってきてしまいました。

 それで中盤からは、ついに森辺の民が活躍する事態に至ってしまったのです。


 こちらに登場する森辺の民は4名で、第四十六章『群像演舞~五ノ巻~』の『第九話 遥かなる行く末』に登場したリミア・ファ=**もそのひとりと相成ります。

 まずは『アムスホルン大陸記』に登場させたリミア・ファ=**を、番外編で逆輸入した次第でございます。


 その他に登場する3名も、当作のキャラクターの子供たちです。

 最初はジェイ=シンというキャラクターだけで満足していたのですが、辛抱たまらなくなって続々と登場させてしまいました。


 ちなみにジェイ=シンが登場したのは、当作でシンの家が分けられるより遥かに昔の話となります。

 まずはそちらでシン家が生まれるという設定ができあがり、そののちに当作に反映されたという構成に相成ります。


 あとは当作で登場させた監査官のメンバーから、ルイドとイフィウスも登場させております。こちらは当作で登場させたのち、『アムスホルン大陸記』で再登場させた形となります。


 また、ゼラド大公国の名前が登場したのも、当作より『アムスホルン大陸記』が早かったように思います。

 さらに、カイロス三世とアローンも『アムスホルン大陸記』の登場人物です。


 そして『アムスホルン大陸記』は、主人公の一行がとある目的のためにジェノスに向かおうというところで第一部完結となっております。

 そこからは二十数年後のジェノスや森辺を描くことになりますので、当作の完結を待たなければならなかったわけでございます。


 当作は無事に完結いたしましたので、いずれ『アムスホルン大陸記』の第二部にも着手する予定です。

 ですが、完結していきなり二十数年後のアスタたちをお披露目するのはいささかならず興ざめですので、しばし時間をいただきたく思います。



 いっぽう、『終わりの魔女と始まりの世界』でございます。

 こちらは一転して、コメディタッチの作品です。

 ダークな内容をコミカルに描こうという構想でもって、着手いたしました。


 こちらは当作の500年ぐらい前の時代の物語ですので、当作と直接的な関わりはほとんどございません。

 また、当作とは個別の作品としてお楽しみいただけるよう、セルヴァやシムといった名前も出さず、西の王国や東の王国といった名称で統一しております。

 他作品と共通する固有名詞は、「聖アレシュ」「宝剣・緋の灼炎」「魔術師アトゥラ」ぐらいでありましょう。


『終わりの魔女と始まりの世界』は大地の魔力が枯れ果てて、魔術文明から石と鋼の文明に移行したばかりの時代を描いた作品となります。

 こちらでも、暗躍するのは邪神教団です。いつの時代におきましても、世界を脅かすのは邪神教団と相成ります。


『アムスホルン大陸記』は血みどろのダークファンタジー、『終わりの魔女と始まりの世界』はコメディタッチの作品でありますため、当作をご愛顧くださった皆様のお好みには合わない可能性もございます。

 ですが、当作をご存じですといっそうお楽しみいただけるのではないかと思われますので、お気の向いたときにでも覗いていただけたら幸いでございます。

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― 新着の感想 ―
感想連投してすみませんけど、大陸記二部、すごく楽しみです。 大陸記のダーク感が好みですけど、終わりの魔女の話の儚さも面白かったですね。それぞれの作品にちゃんと違う味でしたので、ジェノスに絡むとどうな…
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