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たぶん...悪役令嬢だと思います  作者: 神楽 紫苑
第3章 私リリア!運命が動き出したの。
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噂の真相

「毎日、違う方々とお食事なさっているんですね。」


翌日、午前の授業を終えた私達はいつものようにカフェでランチをしていた。

本日ご一緒しているのは、ルシアン様とラライカ様だ。

勿論、隣にはリオンもいる。


そんな私達に声をかけてきたのは、メアリ様御一行…。

いつものように何故か一番身分が低いメアリ様が先頭に立ち、今は座っている私達を見下ろす形で話している。

いくら身分は関係ないとはいえ、私と同席している中には上級生のルシアン様もいるのだ…この状態はいかがなものかと思う。


「えぇ、皆様が気を遣って下さって毎日楽しくランチをさせて頂いておりますの。」

メアリ様の質問に笑顔で答えれば、何故か嬉しそうな嫌な感じの笑みを浮かべるメアリ様。

この顔だけ見れば、どちらが悪役令嬢か分からないな…。


「噂…聞きましたわ!もう直ぐ婚約関係で無くなるそうですわね。」

「お相手の方も暫くは学園を休むのだとか?」

「心中お察し致しますわ。」

メアリ様、ファシー様、ミモザ様が順々に話しかける。

初等部の時の事を思い出し、思わず笑ってしまいそうになるのを堪え…彼女達の後に存在を隠すように立つチャミシル様をチラリと見た。


目線を少し下げ、切なげな表情を作ると…頬へと手を当てた。

そして向かいに座るラライカ様へと目配せする。


「その辺になさって?リリア様は今…とても…その…。」

「良いのよ、ラライカ様。皆様がこうやって私を励ます為に声をかけて下さるだけで…とても嬉しいの。」

ラライカ様が庇うようにメアリ様に答えたが、言葉に詰まってしまったところで私が続けた。

切なげに笑って見せれば、どこか満足そうな笑みでメアリ様方は笑った。


「では、噂は本当でしたのね?…皆様方、リリア様の噂で持ち切りでしたのよ?そう…婚約解消(・・・・)なさったのね。」

メアリ様は少し大きな声で周囲に聞こえるように話すと「それではご機嫌よう!」と言って立ち去ってしまった。

一応…確認だけど、私もラライカ様も婚約解消(・・・・)とは一言も言っていない。

そして否定はしなかったが、肯定もしない。


「良い具合に皆様方が勘違いしそうですね。」

メアリ様方が立ち去った後、周囲に聞こえないように小さな声でラライカ様が私へと話しかけたので笑顔で頷く。

その一方で、隣で見ていたルシアン様が私では無くリオンへと話しかける。


「アレスはリオンとリリア嬢の誕生日パーティー後には学園を暫く休んで領地へ行くのか?」

「はい。この機会に暫くは領地経営を学ぶそうで、お祖父様に付くと言っていました。」

そんな話をしながら、ルシアン様もリオンもどこか遠くを見つめ…「生殺し気分を少しでも和らげられると良いな。」と呟いていた。

皆様方がよく言うセリフにピンと来なくていつものようにコテンと首を傾げれば、同じようにラライカ様も首を傾げる。


その様子に今度はルシアン様が苦笑し困った顔をした。

そして、リオンにだけ聞こえる声で「ラライカ嬢もリリア嬢と同じくらいに鈍いのか…。」と溢したのだった。


ブクマ・評価・感想・誤字報告ありがとうございます。


大掃除していたら、遅くなってしまいました。

しかも今日も短めです。

申し訳ないです。

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