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頭の上に数字が見えるようになったんだけど誰かコレが何か教えてください  作者: けだま@回復努力中


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10月ってマジか……。

月日が経つのが早すぎて驚愕です…………お待ちくださっていた方がいらっしゃいましたら……遅くなって申し訳ありませんorz

ここ数日涼華が挙動不審な件について。

数字が増えてたら教えてって言うから毎朝見る度に報告してたんだけど、うん。どうしたホントに。

涼華が落ち着いてからにするかな、と思って結局まだ間中にも言えてない。いや、まあ間中はどうでもいいんだけども。

数日前の夜に電話したときも面白いくらいテンパってたし、何の数字なのかマジでアタリついてるみたいなんだけど赤くなったり青ざめたり顔色が忙しいんだよね。

そしてやっぱり私は何の数字なのかサッパリわからんわけだが。だからほんとどうやってアタリつければいいのこれ。涼華マジ凄い。


顔を洗って、リビングに入ると相変わらずゼロを浮かべた母さん。

おはよー。珈琲でいいよ、ありがと。あ、今日はクロワッサンなんだ。あそこのやつ? ああ、美味しいよねー。無限に食べれる気持ちになれるよね。食べないよ。ちゃんと妹にも置いとくって。

妹まだなの? 創立記念日? 何それ羨ま。まあいいや。うん、ちゃんと洗っとく。いってらっしゃい。


母さんを見送って新聞読みながら珈琲タイム。三面記事とテレビ欄くらいしか見ないけど。あれ、あの映画もう地上波でやるんだ。録画しとこう。

BDをセットして出発。


特に何もなく学校到着。間中は合流済み。相変わらずゼロだなあ、コイツ。

LIMEで連絡しあってたから通学時間は合わせれるし、靴箱で涼華とも合流。

おはよ、涼華。今日世界史五限目とか最悪だよね。絶対眠いやつじゃん。お昼また屋上で食べる? いい天気だもんなー。

ん? え、マジで? スコーン作ってきてくれたの? 私に? 何それ嬉しすぎる。

俄然昼休みが楽しみになった。

なんか横で間中が羨ましそうに見てるけどやらねえから。残念だったな。男同士(いつものメンツ)で仲良く食べるといいと思うよ。


ふふん、と自慢したところで間中が別の男友達と合流したので涼華と教室に向かう。

涼華はお菓子作り得意なの? 私お菓子はそこまで得意じゃないんだよね。がっつり食べる系はわりと出来るんだけど。

どんなってーと、ご飯系? かな。ハンバーグとかグラタンとかそういうヤツ。なに? ごめん聞こえない…………食べたい? そんなんいくらでも作るよ。あ、今度お弁当作ってこようか? なーんて。

勢い凄いな!? 物凄い食いつきでビックリしたわ! え、じゃあ明日作ってくるよ。今日スコーン貰うし。


花が咲いたみたいに笑う涼華マジ天使。

彼女が嬉しそうで私も嬉しいので、Win-Winだわ。帰りにスーパー寄って帰ろう。


まったり廊下で喋ってたら予鈴数分前になったので教室へ入る。

さて一時間目は数学…………数学か……。寝ないように真剣に頑張ろう。試験も近いしな。




「スコーン、マジで美味しい」

「えへへ、よかった。ジャムも色々あるよ」


相変わらずピクニックシートまで持ってきてくれてる涼華が有能すぎる。

お弁当食べ終えた後、見事にティータイム風景にチェンジして女子力の高さを思い知ったよね。

スコーンも三種類くらいあって、ジャムの種類も豊富。個人的にはこのバターっぽいやつが好きかな。……手作り!? これ作れるの!? ええ……すごい。マジか。


「クロテッドクリームは生クリームを蓋のしっかり閉まる容器に入れて振れば出来るから簡単なの」

「まずそのクロテッドクリームって名前を初めて聞いたわ」


バターじゃないのか。簡単って言っても作り方わかんないと作れないもんだし、すごいと思う。

明日お弁当何作ろう。ちょっと簡単なもので、とかじゃ気が済まないぞこれ。でもお弁当だから熱いものとかは無理だしなー。買い物しながら考えよ。

ってか、涼華なんか好きな食べ物ある? うん、おかず的なヤツで。つくね? え、鶏つくね? 意外なところできたね。いや、全然オッケー。私も好きだよ、美味しいよね。中にチーズ入ってんのとか、刻んだショウガ入れたりとか。いけるよね。


もふもふとスコーンを食べながら雑談。

涼華のスコーン食べてる姿が小動物ちっくで可愛い。両手でスコーン持ってちっさい口で一生懸命食べてるんだよ。可愛いしか感想がないわ。私の恋人マジ天使。


軽く3つくらいぺろっと食べ終わってしまった。だって美味しいんだもん。お弁当食べた後でも全然余裕で食べられる。

美味しかった。涼華、ごちそうさま。また作ってくれる? やった。私も弁当頑張って作るから。楽しみ? 応とも。楽しみにしてて。


ぱんぱん、と手を払って片付け。紅茶は校内の自販機で買ったもんだけど、そこまでは気にしない方向で。さすがにティーポットまで用意すんのは無理だわ。

まだ昼休み時間あるしのんびりしてよっか。今日も人少ないっつーか、ほぼいないし。

ほわほわとほほ笑む涼華の頭をなでて和む。頭の上には431の数字。なぜかほんのりピンク色。

ここ最近の増え方はだいたい1日に2~3くらい増えてる感じ。他の人はあんまり注視してないから覚えてないけど、コンスタントに増えてんのは涼華くらい。

なんか検証してるんだとは思うんだよね。前まで増え方はバラバラだったのに、日に2~3くらいで固定されてきてるから。


私の目線が涼華の頭の上をふらふらしてたからか、涼華がはっとしたように身を固くした。

涼華だとどうも気が抜けちゃうな。油断しちゃうというか。他人のは話してるときとかは見ないようにしてんだけど。視線頭の上だとオカシイだろ。

ごめん、涼華。気にしないで。え、今日の放課後? 私はなんもないけど、涼華部活じゃなかった? 今日は先生いないから部活なし? じゃあ一緒に帰ろっか。うん、約束。


ん?

どうした、涼華。聞こえんからもうちょいおっきな声で言って?



「帰りに、あの、数字……の、こと、……話すね。たぶん、間違いないと思う、の」


視線が右へ左へ定まらないのは大丈夫なのだろうか。

意を決したようにぐっと握りこぶしを作って顔を真っ赤にして言う涼華にちょっと圧倒されたけど、こくんと頷いて放課後の約束を取り交わした。




……この数字ってそんなヤバいもんだったの?

次回、涼華羞恥プレイ。

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