表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寝取られ快楽堕ち狐娘~俺の世話をしにきた天使様の世話、いつのまにか俺がしていた件~  作者: アカバコウヨウ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/25

第十話 狐指導

「それでは連さん、そろそろ宿題に取り掛かりましょう!」


 と、言ってくる寝狐。

 彼女は蓮の傍に座って来ると、そのまま言葉を続けてくる。


「蓮さん、宿題が出ていますよね? 眠くなる前に、一緒にやってしまいましょう! 大丈夫です――私、お勉強つよつよ狐なので!」


「シュクダイ、デテナイヨ」


「嘘です! 神様はなんでもお見通しです! 数学の問題集をやる宿題と、古文の口語訳をする宿題も出ているはずです!」


「う……っ」


 さすが神。

 ただの家事勉強お得意狐でないのは、これでもう間違いない。


 だがしかし。

 宿題やるなど死んでもごめんだ。


(あんなもん、やるだけ無駄なんだよ。やるにしても答え写すだけだし、口語訳にしてもネットから引っ張って来るだけだ)


 完全に時間の無駄。

 部屋の掃除した方が、まだ有意義まである。

 故に、蓮は寝狐へと言う。


「だったらさ、ゲームしない? 寝狐もさっきのゲームの続き――」


「ダメです!」


 バンっと、机を叩いて来る寝狐。

 彼女はそのまま、蓮へと言葉を続けてくる。


「なるほど、ゲームに魔力があるのはわかります! ですが、それは危険な魔力です――さっきの私は、少しおかしくなっていました! そして、それこそがゲームが危険な証拠!」


「……やりたくないのか?」


「やりたくありません! 私は自制できる狐です! 無論、蓮さんにゲームを禁止するつもりはありません! ただ、やることやって欲しいだけです!」


「いや、それ……俺にメリットある!?」


「何を言っているんですか!? 宿題は将来のため――一つ一つ、噛みしめるように問題を解き、己の糧にできるものですよ!」


 ん、あれ?

 ちょっと待った。


「宿題やるって、答え写すんじゃないの!?」


「蓮さん……やはり私の未来視は間違っていなかったようですね」


 と、ジトっとした様子の寝狐。

 彼女はそのまま蓮へと言ってくるのだった。


「蓮さんの未来のため……私は蓮さんを全力で正して見せます!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ