表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
酔って幼馴染とやっちゃいました。すごく気持ち良かったのでそのままなし崩しで付き合います。…ヤンデレ?なにそれ?  作者: 下菊みこと


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/57

恋と愛

「おはよう、ゆめ」


「おはよう、夏希」


朝、カーテンの隙間から日が差し込んで起きる。昨日はたくさん泣いた後夏希にたっぷりと甘やかされた一日だったおかげで、今は精神的にすっごくスッキリしている。


「愛してるよ」


夏希はそう言って私の額にキスをした。


「ふふ、くすぐったい。どうしたの?」


「愛はきちんと伝えて行く方針にしました」


「なにそれ」


ふふっと笑う。つられて夏希も笑った。穏やかな日常の中、優しい愛に包まれて幸せな気分になる。だから、私も素直に言えた。


「私も、夏希を愛してるよ」


そう言って夏希の頬にキスをした。夏希は途端に真っ赤になって手で顔を覆う。可愛い。


「不意打ちは卑怯だ…」


「えー?」


「でも好きっ!」


そう言って夏希が私を抱きしめてくるから、私も夏希を抱きしめ返した。しばらくベッドで戯れあって、幸せを満喫する。


「ずっとこうしてたいね」


「そうだね、でも朝ごはんも用意しないと」


「余らせた冷凍食品が大量にあるならそれで良くない?」


「あ、そっか。じゃあもうちょっとイチャイチャしてよう」


「うん!」


夏希とぎゅっと抱きしめ合ったりそのままゴロゴロしたりしてのんびりと過ごす。


「そういえばさ、夏希っていつから私のことそんなに好きになってくれてたの?」


ふと疑問を口にする。傷が残ってしまった私を愛してくれるくらい優しい夏希だけど、そんな真っ直ぐな恋愛感情なんてここに至るまで私は全く気付いていなかった。


「ん?最初から」


「え?」


「幼い頃からずっとずっと好きだった」


「!?」


なにそれ!?初耳なんですけど!!!


「なんで言わないの!?」


「だって、ゆめは気付いたらすぐに他の男のこと好きになっちゃうし」


「え…ご、ごめん」


「知らないところで恋をして、知らないところで傷ついて。でも、最後には必ず僕を頼ってくれるから…余計に言えなかった」


「夏希…」


なんということだ。私は知らないうちに夏希を傷つけていたらしい。


「でも、今はこうしてゆめと付き合えて…結婚の予定まであるし。幸せだよ」


「夏希…」


「ゆめは幸せ?」


「…うん!夏希にこんなにも愛されて、幸せだよ!」


私がそう言えば、夏希はすごく満足そうに笑った。そんな夏希が私は大好きだ。これを恋と呼ぶのか愛と呼ぶのかはわからないけれど、夏希は私の中でものすごく大きな存在だと今になって気付かされたのだ。

神の子扱いされている優しい義兄に気を遣ってたら、なんか執着されていました


という連載小説を掲載しております。完結済みです!よろしければご覧ください!


あと


美しき妖獣の花嫁となった


という連載も掲載しております!


よろしければお付き合いください!


下のランキングタグにリンク貼ってます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ