59話
本日分です!
59話
美琴の祖父母の家に泊まりにきたのだが何故か美琴の部屋とオレの部屋が扉で繋がっているという事態になっていた。
美琴がいうには朝出てきたときは扉なんて無かったと言っていた。
「ちょっと、おじいちゃん!おばあちゃん!なんで部屋の壁に扉出来てるのよ!」
「美琴はしたないわよ。もう少しおしとやかにしなさい」
「薫くん、準備は整えたぞ!」
「なにいってるのよ!」
「美琴がなにもせずに帰ってきたからおばあちゃんとおじいちゃんからのプレゼントなのに気に入らなかった?」
「普通におかしいでしょ!」
「美琴ちゃん別に薫くんから襲われるのを待たなくても襲ってもいいと思うぞ!」
「「ぶっ!」」
このじいさんついに隠す気すらなくなった?!
「そうよ、薫くんもなんでこの子襲わないの?」
「いや、まだ学生ですよ?」
この夫婦・・・
「あら、そんなこと関係ないわよ。あなたたち結婚するのでしょ?」
「それはまだプロポーズもまだですし・・・」
「・・・」
あ、なんか丸め込まれそうだ。
しかも、美琴がもじもじしだしたぞ!
可愛いじゃねぇか!
お、なんか美琴が話を戻そうとしてるのか?
「そ、それよりもと、扉のことだけどなんなのよ?」
「あれは、突貫工事で朝美琴ちゃんが出掛けてから業者さんに取り付けて貰ったけどいいできだろ?」
「たしかにいい扉だけど、って違う!」
ピンポーン
そのときチャイムが鳴った。
「あ、届いたのかしら?」
まだ何かあるのか・・・
明美さんが玄関にでていきなにか荷物を2階に運んでる?
あ、戻ってきた。
「ふふふふふ」
「とどいたのか?」
「ええ」
「そうかそうか」
なんだ?二人してニヤニヤして・・・
「まさか、まだなにかあるんじゃないでしょうね?」
「おじいちゃんとおばあちゃんからのプレゼントよ!」
暫く話をしていると業者さんがなにやら荷物を持って帰っていった。
「さぁ、二人とも上にいくわよ!」
明美さんと幸三さんに着いていき2階に上がり先ほど案内された部屋の前にやって来た。
まさか・・・
そして、扉を開けて中に入ると・・・
「どうだ、いいだろ!キングサイズのベッドだ!」
「いや、あの普通に布団貸して頂ければそれで」
「なにいってるのよ!薫くん一人で寝るんじゃないのよ!」
「まさか!」
美琴がなにかを察知して美琴は自分の部屋へといくと疲れたような顔をして戻ってきた。
「美琴ちゃん、ベッドは廃棄したから今日から仲良く寝るんだぞ!」
「もーーーーー」
美琴が叫んだ・・・
どうやら美琴のベッドは廃棄され二人で寝る為にキングサイズのベッドが置かれたようだ。
「それと、二人ともなにやら最近話題のゲームをやっていると聞いたからネット環境も強化しておいたからの!」
「あ、はい・・・」
「それと、薫くん美琴とお風呂入ってもいいからね!」
「「入らないですよ(わよ)!」」
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいのよ?ねぇ、あなた」
「そうだぞ、おじいちゃんとおばあちゃんは気にせずにな!」
「・・・」
もう、あかん・・・
そんなこんなで夕御飯まですることもないのでお風呂に先に入って来なさいと言われたので先に頂くのに幸三さんが案内してくれたのだが、ホントに一緒に入らないのかとしつこく言われたが断固として断った。
そして、上がったあと美琴が入っている間に夕飯の準備の手伝いを申し出たのだが断られ手持ちぶさたになったのでHSOの公式サイトを見て現在のダンジョンイベントランキングを見たのだがやり過ぎたと思う結果だったので見なかったことにした・・・
まぁ、あれだ難易度10のダンジョンとか世界樹のダンジョンとかはたぶん今のイベントでクリアするものじゃなかったのだと改めて思った・・・
難易度10とかたぶん本当は丸1日とか2日かけて攻略させる予定だったんだろうな・・・
今日はダンジョン探索やめてもいいのかもなー
とか考えているうちに美琴がお風呂から上がってきて少し見とれていると
「薫くん、わしが許す抱きついてきていいからな!」
「しませんよ!」
「薫くんどうしたの?」
「な、なんでもないよ?」
「薫くんに美琴ちゃんに抱きついていいぞっていってたところだ。」
「おじいちゃん!」
「わっはっはっは!」
こうしてオレと美琴の試練の日々が続くのであった・・・
さて薫は無事に夏休みを乗り越えれるのか!




