表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
142/143

121話

最大級の台風が日本に上陸していますが沖縄や鹿児島などの方だけでなく台風のルート上の皆様は気をつけて過ごしていきましょう。


121話




さて、今日から本格的に北の第2の町である岩の町の先である“岩石平原”の探索を行っていく予定だ。


岩石平原は大きな岩の上を探索することになる。

エアーズロックの上を探索するような感じだな。

ただ大きさはその比じゃないくらい大きいが。

オレたちは、そのエアーズロックより大きな岩の上に行くために北側の出入り口にやってきている。



「事前情報で聞いていたけどこれからこれを登ると考えると気が滅入るわね。」


「そうだよな。なんで頂上まで階段なんだろうか。階段をメンテナンス用にして横に昇降機でも作ればよかったのに。」


「だよねぇ。それにしても何段あるんだろ?」


「門の横に書いてあるぞ。なになに?全2603段だって」


「うわー。聞かなければよかったよー」


「高さ的にどのくらいあるんだ?んー、階段の段差が20cmくらいか?ということはだいたい500mくらい登るのか?」


「軽い登山だよー」


「ねぇねぇ。二人共わざわざ階段から登らなくても飛んでいけばよくない?」


「「それだ!」」





◇◇◇◇





「いやー階段で登っているプレイヤーたちが少し煩かったけど楽だったな。」


「ねぇ。やっぱり飛行系スキルはいいわよね!」


「二人共すぐ飛べること忘れるけどそれいう?」


「いいんだよ。」


「それより思ってたのと違う光景が広がっているのを驚かない?」


「確かにそうだよな。砂と石くらいかと思ったけどまさか岩の上に森が広がってるとは思わなかったよな。」


「ねえ。しかもこれよく見ると石で出来てるみたいよ。木の幹だけじゃなくて葉っぱも一枚一枚まで石で出来ているのは驚いたわ。しかもパッと見普通の木と同じような配色だから違和感が。」


「そもそもこれ、取れるのか?」



オレは、石で出来た葉っぱを一枚枝から取ってみた。

普通の枝と違って石である為強化されたステータスではないと折れない位しっかりと付いていたのでかなり力を入れて取った。



「ふむ、この葉っぱきちんと葉っぱなんだよな。」


「どういうこと?」


「ん?いや、ほらちゃんと葉脈とか走ってるし。模様だとしてもすごくないか?」


「ホントだね。んー、緑の葉っぱってことはもしかしてエメラルドの葉っぱとか?」


「まっさかー」



グリーンリーフ

岩石平原に自生する鉱木の葉っぱでエメラルドで出来ている。

色によって種類が異る。

※レベルが100を超えていないと採取不可能



「なんか、採取にレベル制限のあるアイテムとか初めてなんだが。」


「んーこのゲームで100超えてるの私達くらいだと思うからこんなにあっても未発見アイテム?」


「とりあえず取れるもの全部とろう」


「「おう!」」



ということで、階段のあるところから脇にそれて離れたところでしばらく採取を進め、満足のいく量を確保したのだけど茶色に見えていた幹や枝は銅鉱石で白樺のように白っぽいのは銀鉱石が主な構成鉱石だった。但し幹は採取出来なかったので実際は何で出来ているのかはよくわからないが枝が銅鉱石や銀鉱石だったのでそこまで違いはないと思うが。

また、実がなっているものはその場で割ることが出来なかったのでそのうちクーペの所に持っていかないとな。



「さて、そろそろ移動しないか?」


「そうだね。よくわからない実とかはクーペちゃんにお土産として持っていきましょ!」


「そうだな。オレもそれは考えていたからこんど行ってこよう。」


「二人共ホントにそろそろ移動しないと周りが騒がしくなってきたよ。流石に景色が変わるくらい取ってるから見つかるよねぇ。」


「流石にやりすぎたな。」


「そうね。さ、行きましょ。」



オレたちはとりあえず移動するために北へと足を勧めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ