111話
111話
カイside
「とりあえず皆探索するぞ!」
「「「おー!」」」
「で、どこからいくの?」
「あー、俺が食料探してるときに明らかな怪しいとこ見つけたからそこからいこうぜ!」
「ふーん、カイがいうならそこでいいわよ」
さてさて、俺が見つけたあの場所はなんだろうな?
と、いうことで俺たちは目的地へと向かった。
「ここだ。」
「ここかぁ。」
「なんかほれっぽいよね。」
「たぶんダンジョンだよな?」
「あぁ。」
「今の手持ちでいけるかな?」
「行ってみてダメそうなら考えようぜ。」
とりあえずダンジョンらしき入り口に向かい中へと入るとそこはやはりダンジョンのようで暗いが全く見えないということはなく微量な光があった。
注意して進むとスライムやゴブリンといったモンスターが出てきたのサクッと倒し奥へとすすんだ。
奥へと暫く進むとすぐに大きな扉が目の前に現れた。
「明らかにボスだよな?」
「じゃないか?」
「まぁ、道中のモンスターのレベルを考えるとボスも低レベルだと思うから苦戦はしないだろうしいくか。」
「「「おー」」」
扉を開くと………
パン!と音がなり宝箱が現れた。
「ん?まさかのクリア?」
「いやーでも怪しくないか?」
「そうだけどでもなぁ。」
「とりあえず開けてみましょうよ!」
「まぁ、そうだな。」
俺たちは慎重に宝箱に触り罠がないか調べてから開けると中から10枚ほどの金のコインができてきた。
「あっけなかったけどクリアみたいだな。」
この後俺たちは拠点へと戻る際ボア系のモンスターと出会い夕食はその肉を使った飯となった。
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ヤサメside
「なぁ、気になってたんだけどあそこにあるあの箱はなんだ?」
「あれですか?あれはですね。余った素材をコインに変換するものみたいです。」
「みたいです。って、アイリス達が拾うかなにかしたんじゃないのか?」
「いえ、拠点をこの状態にしたら出てきたんです。」
「へえ。拠点がここまでなるといろいろ余ることを予想しての処置なんだろうけど使ってみたのか?」
「いえ、一度見せてからと思いまだですね。」
「よしやってみるか!」
「そしたら、低レベルのモンスター素材を全て入れてみる?」
「そうだな。さすがに使わないしな。」
オレは部屋の隅に置かれた箱(ゴミ箱のように上に口があるタイプ)を触った。
すると、素材を入れてください。
という、メッセージが出たのでとりあえず一番レベルの低かった(10レベルほど)モンスターの素材を入れると銅コインが1枚になった。
次に20レベル代のを入れると銅コイン2枚に変わった。
「レベルに応じて交換枚数がかわるのかな?」
「どうだろうな?とりあえずレベル別に入れてみるか。」
次々にいれて検証するとミトの予想通り10レベル毎でコインの出る枚数が変わった。
ただし50レベルでは銀コイン1枚となりもしかしたらと思い試しに100レベルを入れたところ金コインにはならずに普通に銀コイン5枚だった。
その後いらない素材をあらかた入れると合計で金貨2枚分ほどになった。
周りの浮島では雑魚を無視してボスのみ狩ってたので仕方ないがこれなら適当に狩りをしても十分かもしれないと結論に至り午後は適当に雑魚(50レベル以上)のを狩りまくり結果金貨で20枚ほどになった。
そして、2日目の15時頃ティータイムの為拠点へと戻った。
「ふう、なかなか疲れたなぁ。」
「だねぇ。」
「さすがにこればかりしてもつまらないし次は夜の探索をしようと思うけどどうだ?」
「夜は夜でまた違うかもだしいいよ!」
「そしたら一眠りして夕食食べたら探索に行くか」
「うん!」
「それはいいね!楽しみだよ!」
「それでは私達は夕食の用意をしておきますね。午後19時頃に起こしますのでごゆっくりしてください。」
「あぁ、たのむ」
「よろしくね!」
「僕もお願いね!」
「「はい!」」
こうしてオレたちは夜の狩に備えるのだった。




