109話
先週は申し訳ありませんでした。
体調は微妙ですが再開です。
GWは自粛になりますが暇潰しに本作や作者の別作品を読んでみて頂ければ幸いです。
連休中はもう1話は投稿できるかも?
109話
塩湖を解放した翌朝今日はまた別の場所へと行こうと思っている。
その場所は少し離れているがこの島から少し離れた別の島へと行こうと思っている。
他の島へは空を飛んで移動するしかないがオレたちなら空を移動できるため問題がない。
とりあえずこの島の端へと移動して近くで他の島を確認してから渡ろうと思っている。
何故かというとここからだと遠すぎて全容が見えないため近くで降り立つ所を決めようと思っているためだ。
そして、オレたちは島の端へとやって来たのだが・・・
「ん?お前たちも向こうの島へと渡ろうと思ってきたやつか?」
「ん?あぁ、そうだが・・・」
そこにいたのは4人組の男性プレイヤー達だった。
「まぁ、俺たちが一番乗りするからせいぜい後からきて無駄足踏むんだな!」
「いや、オレたちはすぐいくから気にしないでくれ。」
「あぁ?」
なんでからんでくるかなぁ?
「よく見れば隣に美少女いるじゃねぇか。お前俺たちと来ねぇか?」
「え?私?結構ですが。」
「なんだとぉ?!」
「もう力ずくでいいんじゃないか?」
オレは4人組がわぁわぁ話し合っている間にミトに小声で話しかけた。
「なぁ、なんであいつらあんなに強気なんだろ?」
「んー、たぶんこのイベント中はPVというか、PKが合法的に可能だからじゃない?」
「それにしてもだろ?」
「まぁ、そうよねー」
「なにをこそこそ話してやがる?あぁ?」
なんか、無理していきがってるんだよなぁ。
「なんでもないけど、そろそろオレたちはいくから」
「待ちやがれ!」
だよねー
「おらぁ!やっちまえー!」
「「「おー!」」」
「はぁ、仕方ない。やるか。」
と、弓を構えようとした時。
フリューゲルのブレスが4人組を包み込んだ。
「「「「ぐっあぁぁ」」」」
そして、光の粒子となって消えた4人組の後には金貨が数枚落ちていた。
「「フリューゲル(くん)・・・」」
「ん?なに?」
「いや、なんというかね?」
「形式美的なのあると思うんの。」
「うーん?」
「まぁ、とりあえず金貨拾うか。」
オレは落ちていた金貨を拾いしまうと見た目は数枚だったがなかなかどうしてあいつらは金貨を貯めていたようで10枚もの金貨を手に入れた。
「さて、行くか」
「うん!」
「おー!」
そして、なんか疲れたけど無事隣の島へとやってこれた。
【とあるパーティーが初めて別の島へとわたりました。】
「お、オレたちが初めてなのか。」
「ねぇ、ねぇ、なにか書いてあるよ。」
「ホントだ、なになに」
書いてあるのはこんな内容だった。
各島の中央には島の主が住んでいる。
その主を倒すことで島と島と島は繋がるだろう。
また、島々にはサブクエストもあるのでぜひ見つけてみよう。
「主にサブクエストねぇ。」
「とりあえず中央に向かうか?」
「だね!」
「島はいっぱいあるし空からいこうよー」
と、いうことで空から中央へと向かうのだった。
島の中央は空から見ると木がない広場のようになっている場所だったため、直ぐに向かうことができた。
オレたちは島の中央へと降り立った。
「なにもいない?」
「そんなことないと思うけど。」
「ねぇ、二人ともあそこに大きな岩があるからとりあえず行ってみない?」
「そうだな。あれ以外になにもないしな。」
「でも気をつけていきましょ。どうみても怪しいし」
と、大岩(いかにも怪しい)に近づくと大岩が揺れだした。
「あぁ、やっぱりモンスターだったみたいだな。」
「だね!」
【大岩タートルが現れた!】
「名前そのままだね。」
「ね。」
「二人とも話してないで倒すよ!」
「「うん!」」
「ヤサメくん、バフかけたよ!」
「サンキュ!岩をわるなら!自動追撃!収束!火矢雨!収束!氷矢雨!」
火雨で熱せられた岩の甲羅は氷雨で一気に冷やされピキピキピキという音と共にひび割れた。
氷矢雨を撃ったあとすぐに飛び上がっていたオレは穿つ雨!で甲羅ごと大岩タートルを撃ち抜いた。
【とあるパーティーによって衛星第1島の主が討伐されました。それにより中央島と繋がる橋がかかります。】
「お疲れー」
「うん、おつかれさま!」
「さて、次の島にいこうよ!」
「だな。」
「でもゆっくり探索しなくていいのかな?」
「まぁ、いいんじゃないか?あとででも。」
「うーん?」
「コイン拾っておいたよー」
「お、ありがとな!えっと、15枚か」
「結構貰えるんだねー」
「これならボスめぐりでいいかもな。」
こうしてオレたちは次の島へと向かうのだった。




