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108話

お待たせしました!

108話




「さて、昼食をとったし探索いくか?」


「だね!」



昼食は採ってきたもので具沢山スープを作ってくれた。

ホントに旨かった!

何気にバフ効果があるんだよなぁ。


ステータス各種2割増し・・・



「どこからいくの?」


「やっぱり一度空から見てみるか?」


「そうだね、僕もそれがいいと思うよー。さっき飛んだときにいろいろみえたしねー」


「じゃぁ、飛ぶか!」


「うん!」



オレたちは飛び上がった。



「おー!」


「うわー!」


「すごいな。」


「きれい!」


「おっと見取れるのもいいけど見るべきものは見ないとな。えっと、あっちには浮島か」


「こっちには遺跡?みたいなのがあるよ!」


「あそこには山かな?」


「あっちには湖?」



その後いろいろ発見したので一旦地上に降りてどこから行くか話し合った。


その結果浮島は他のプレイヤーは行くことはほぼないと思うので今日の探索時間を考えて見晴らしのいい湖から行くことにした。


湖までは時間短縮のために飛んで向かった。



「うわー、キレイな水だね!」


「ホントだな。透明だよな!」


「ちょっとのんでみようかな?」


「オレものもうかな?」



と、二人で水を手ですくい口に含むと・・・・



「「ぶっ!」」


「二人とも汚いよ!」


「「ごめんごめん」」


「それでどうしたの?」


「いやー、しょっぱくて」


「塩湖みたいなの」


「塩かー」


「塩を確保するための湖みたいだな。」


「少し持っていくか?」


「んー、このくらいならどこかに結晶化したものないかな?」


「とりあえず周りぐるっと回ってみるか?」


「そうだね。」



とりあえず周りを歩いていると湖のほうからたまに視線を感じることがあった。



「さっきからみられてるよな?」


「なにか感じるよね」


「んー、モンスターかもねー」


「とりあえずこのまま回ってみて様子を見よう」



そして、暫く歩くと真っ白な湖岸をみつけた。



「結晶化してるところあったね!」


「だな。」


「少し切り取るねー」



と、フリューゲルがいうやいなや風の刃で塩の湖岸を切り裂き10キロはありそうなブロックをつくりだした。


「おーさすが古竜だよな!」


「えっへん!」



そして、そのブロックを収納した瞬間


ザっばーーん!



「あぁ、塩を採ることがトリガーだったのか。」


「それで、少量でも体内にいれた私たちに反応してたのね。」


「規定値があるんだろうな。」


「二人とも冷静に分析してないでくるよ!」


「「!!」」



改めて襲い来るモンスターを見るとその姿は白い蛇か?


とりあえずオレは矢を放ったのだが蛇のモンスター、バジリスクは矢を一にらみすると石へと変えてしまいいきなり重くなった矢は勢いを失い湖へとおちていった。



「有名なあのバジリスクと同じ?みたいね!」


「だがなんで塩湖に?」


「それはあと!倒しましょ!」


「そうだよ!」


「石にされて正面からの攻撃じゃ届かないなら空からねらうしかないよな!」


「皆空へ!」



オレたちは飛び上がった。

そして



「自動追撃、収束、融合、穿つ雨!重矢雨!」


穿つ雨と重矢雨の二つが融合、収束して落下のスピードをも加えて隕石のごとくバジリスクへと降り注ごうとしている。

それをバジリスクは石化で対処しようとしたが矢が重くなりさらに勢いと威力を底上げさせる結果となり一撃でバジリスクを吹き飛ばした!



「お疲れ!」


「あぁ、それにしてもなんで塩湖でバジリスク?」


「たぶんだけどアフリカの塩湖で落ちると石化してしまうところがあるとかなんとか聞いたことあるしそれにちなんでとか?」


「へぇ、そういうのあるんだな」


「こんど写真みせてあげるね!」


「写真とかあるんだね。」


「あるよー」



【とあるパーティーによって塩湖が解放されました。対象のパーティーの方々には金コインをそれぞれ10枚配布させて頂きます。】



「あぁ、こう言うお知らせもあるんだね。」


「だなぁ。きっと重要エリアの解放でアナウンスされるんだろうね。」


そして、この日は拠点へと戻るのであった。

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