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ただの坊や

 4時になり斎藤株式会社の若手社員が注文の鉄板をトラックに積みにやってきた。


「坊。元気ないな」


 若手社員の貴志さんが坊の様子に気づいて声をかけた。


 坊は"博士になれなかった"ことで拗ねてしまっていたのだ。


「ええ、それが今日は物知り博士じゃないみたいで、、、」


 典子は同窓会についての電話にでたこと、帰宅してから坊やに同窓会について聞いたことを話した。


「はー、なるほどな。博士はそうして生まれたのか」

 貴志さんはなにかを悟ったように言った。


 典子は身を乗り出し、質問した。

「何が分かったんですか?」


「いや、坊が博士に変身する方法をですよ」

 ……………………


「坊の不思議なところは、2階にいるのに奥さんの話した内容を知っていることですよね?奥さんは旦那さんの声が2階で聞こえなかったんだから、音を直接2階でいる坊やが聞き取った可能性は低い。


 しかし、何らかの方法で、1階で奥さんが電話で話す声を2階にいる坊やが聞き取ったとすれば坊やが物知り博士だった理由に説明がつく。


 そこでヒントになるのが、携帯だ。坊やは外出して携帯に奥さんが話した内容は知ることができなかった。


 そうなると、家の電話本体が怪しい。そう僕なら考えるね。」


「まさか、盗聴器?」


「坊やが盗聴器を仕掛けたと思いますか?」


 典子はふるふると首を横に振った。


「盗聴ではあるかもしれませんが、もっと単純ですよ。2階にも受話器がありますね?子機といっても良いかもしれません。

 内線で繋がっている場合、複数の受話器で会話が聞けることがあるんですよ。


 つまり、おそらく真相はこうです。


 1階の電話で話す内容を2階の子機を通して坊やは聞いていた。だから坊やは博士に変身できたんです」


 こうして坊やは博士から"ただの坊や"に戻った。

 やはり子供は子供らしく無邪気な方がかわいらしいものだ。

日常の謎、お楽しみいただけましたでしょうか?

一応、フェアにヒントを出したつもりでしたが、、、今回解けた方はいらしたのでしょうか。


感想欄に"解けた"とか書いていただけたらと思います。


今回の解説

うーん、今回は探偵役に随分と丁寧に解説されていますので、解説はいらないでしょう。

あえて解説するならば、、、似たようなことが家で起こったことがキッカケということくらいでしょうか?

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