電車の中でくじ引きを6回目
かなりのショートショートですが、お許しを
「先日はすまない」
まだ、鼻声の花織さんに、木曜の夜会えた
「大丈夫ですか?まだ、鼻声ですよ」
「熱は下がったし、咳も止まったから大丈夫だと思う」
苦笑しながら、今回の風邪は久々にしんどかったよと笑ってる
笑い事じゃないけど、治ってよかったです
「ま、花織さんには悪いけど、男二人仲良くデートしましたから
ご安心ください」
なんて、ちゃかして鹿島さんが僕の肩に腕を乗せてくる
「ほぅ、いつの間にかそんな仲に・・・
私は大人しく身をひくかな」
なんて、冗談と解ってて笑ってる花織さん
うん、元気になったっぽい
って思うのも普段をしってるから言えることだよね~
今日のくじ引きは、僕の番
でも、もう、しなくていいかなぁとおもってる
だって、三人でもいいじゃないかなって
リードしていってくれる鹿島さんも
毒舌で屁理屈屋の花織さんも
好きで、一緒にいて楽しくて
だから、あと数回・・・あと2回しかない一緒にを
少なくしたくない
だから、それでいいでしょ?
そう言った僕に、にっこりと笑って、肩に置いた腕を引き寄せて
鹿島さんは、あったりまえだろ、と笑い
屁理屈屋とは酷い言われようだ、真実を述べ、懇切丁寧に説明してるだけじゃないか
なんて、また解ってていう花織さんも
かまわないと頷いてくれた
なんだかんだといい関係なんだよね、
あと2回、そうしたら、僕らの関係は終わりを告げる
ぎゅっと握った手に、熱さを感じても
何も残らない・・・どうしたらいいんだろう・・・
では、また明日!




