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デート3回目 彼と彼女の話 鹿島さん談

「よっ、起きてたのか?」

時刻は10時、まだ寝ませんよ


「起きてますよ、子どもじゃないんですから」

そう言って笑う僕に

それもそうだな、と笑ってる鹿島さん


「さて、明日も仕事だし、さっさと今日の話をするか」


そう言って話始めた鹿島さん

今日は、彼女と彼・・・鹿島さんの二人きりデート

それを決めたのは、彼女


最初、試用期間を設けるとか言われた時に

付き合うのに乗り気じゃなかったのかとおもったら

ただ、ギャンブル好きなのか、面倒くさいことが嫌いなのか

よく分からない

昨日のくじ引きの時、デートといえば2人だろうということで

ルーレットの赤と黒でどちらかとデートをすることに決めた

だんだん乗り気になってるのかな


「メールでどこか行きたい場所はありますか?

 って聞いたら、彼女の返事は、早かったぞ」

そう言って相変わらず笑い上戸な鹿島さん


郊外の大型アウトレットショップに行きたいとのこと

彼女は、出かけることが少ないし、車持ちではないので

なかなか行く機会がなくて、ほしいものがあったので行きたいとの話になった


「合理主義者ってああいうこというんだろうなぁ」

としみじみと鹿島さんが言う


「ネットでサイトチェックは、オレもするよ

 まぁ、欲しいのが決まってるからというのかもしれないけどさ

 買い物のスピードが以上に速い」

「はぁ・・・」

速いのは、いいんじゃないのかなぁ

1時間かけても、1着も買わないとかもよくある話しだし

まぁ、見てるだけな日と、買いたい日じゃ違うのかもしれないけど


「いや、聞けって」

そう言って意識が違う方にそれたのがばれたのか鹿島さんが

呼び戻すように声を掛けた


「まず、店に入る、ぐるりと店内をみて、自分のほしい場所にいく

 これは、同じだよな」

「はい」

「すると、2.3着とってサイズを確認する、

 では、着替えてくる、といって更衣室へ」

確かに速いかも

「普通ここで、これ、どうかな?とかってあるじゃん

 折角デートなのにさ」

「はい・・・もういいよ、と思ってもも見せられますよね」

特に母親に・・・

「そうそう、もう、どっちも一緒だろという服を見せて

 どっちがいいのよ~とか・・・って話がそれたな」

うん、同じこと言われて僕も困った経験ありますよ

どっちも似合うじゃだめだし、違う方さしたら怒るくせにね


「更衣室はいって、ごそごそと気配

 そろそろ見せるかなぁとおもっても出てこない

 ん?と思ったころ、しゃっとカーテンが開いて

 店員と、オレ、ぽかーん」

悪いけど想像付く

普通、どうですーなんて店員さんが着てる服とともに

何かコメントをする


「元の服きて、これとこれ買うよ、と店員に渡してる

 サイズの方大丈夫でしたかーとか、店員が聞いてるのに

 サイズは大丈夫だ、とさりげなく日本語直しててさ

 見てるこっちは笑える笑える」


そう言って、彼女は数店舗で同じ買い方をしたので

次は見せてほしいな、と鹿島さん果敢にも言ったら


「次のデートの楽しみにしておけ」

だってさ


鹿島さんも欲しい服があったので、どうかな?なんて言いながら

服を考えて、着て見せたりしたら

的確な意見は帰ってくるけど

むやみやたらには褒めてくれない


「ほんっと、面白い

 あとは、ゆっくりクレープとかたべっちゃったり

 食事して帰ってきたけど

 普通の女の子扱いしようとすると常識が覆されるぞ

 ま、次頑張れよ」


そう言って笑う鹿島さんとの電話は終了


うーん、不思議な人だけど、確かに面白い

怒ってるって感じじゃないからいいけど


次のデート、僕どうしようかなぁ


昨日、がんばるもんなんていったら、愛をばらまいてくれた方、有り難うございます、涙で画面が曇りました、では、今日も楽しんで頂けると幸い!

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