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日本学術会議の選考基準

作者: ぽごちん
掲載日:2020/10/07

 昔、

生理学の講師の研究室ヘ、レポートを提出しに行った。

理系留年者なら、良く知っていると思うけど、

大学をサボると、

実験系の英文を和訳させられる。

私が差し出したレポートを一目見て、

その講師は、

こう言った。


 「目は良いんだからさ! こんな大きな文字で、

しかも、

一行置きに書いてくれなくても、読めるんだよ!」


 私は、

その生理学の講義には、一度も出席した事が無く、

その講師とは初対面だったのだけれど、

留年歴が長く、大学の先生と雑談する機会が多かったので、

その嫌味が理解出来た。


 大学では、

学生が書いたテストの答案やレポートの評価は、

見た目だけで行なわれる。


 (どれだけギッシリと、詰め込んで書かれているのか?)


 ただ、それだけさ。


 中身は、

精読されない。

暇人とか、下請けの下っ端とか、

例外は有るけどね。


 私が驚いた顔をすると、

その講師も、状況に気付いた様で。


 大学では、

【レポート用紙で何枚】という【量を指定】した条件で、課題が出される。

でも、この場合、

基の英文自体で【量が指定】されているから、

提出物の【量は指定】されなかった。

字を大きくしたり、一行置きに書いて枚数を稼いでも、

無意味なのだ。


 その講師は、

何時もの癖で、中身を読もうとは、せず、

見た目だけで判断しようとしたのだが。


 私が全てを理解しているのが伝わったらしく、

その講師は、

言い訳を始めた。


 「学生の内から、論文を書いておいたほうが、良いよ」


 勉強しないで遊び回っている私に、

的外れな事を言った。


 「学者は、

【論文の数】だけで評価されるから、

若い内から、【数を貯める】必要が有るんだよ」


 「中身は関係無いんですか?」


 私が尋ねると、


 「論文の内容の価値は、全く同じ研究をしている人にしか、

解らないんだよ。

つまり、

その論文の真の価値を理解出来るのは、

その論文を書いた人だけ」


 「だから、

研究者を客観的に評価する方法は、

【論文の数】しか無いんだよ」


 「それが最も公平だろ?」


 そこへ、

一人の爺さんが入って来た。

その講師の親分の名誉教授だ。


 「君達!

ちょうど良い所に居た!

ちょっと、手伝ってくれ!」


 私が講師を見ると、

「手伝ってくれたら、生理学の単位をあげますよ」

昔から、日本は【不正と忖度の国】だった。


 その場には、学生が四人いた。

その名誉教授の説明は、

「400キロのレールを、四人で動かせ!」

という無茶苦茶なものだった。

理解不能だ。


 レール?


 そこで、

隣の名誉教授の部屋ヘ行ってみると、

2メートルくらいの高さの棚の上に、

鉄道用の鉄のレールが鎮座していた。

(何故? こんな物が、生理学の研究室に?)

その頃は、

鉄道オタクという言葉は無かったのだけれども、

今、考えると、

この名誉教授は、そういう類いの人なんでしょうね?


 その名誉教授は、

背伸びして、高さ2メートルの棚の上に手を伸ばし、

400キロの鉄のレールを、一人で引き摺り降ろそうとしている。

そして、こう言った。


 「う〜ん。ビクともしない」


 (当たり前だろ!)


 高さ2メートルの棚の上に置かれていたら、

たとえ10キロでも、動かすのは無理だ。

それが400キロも有ったら、平地でも。


 (そう言えば、この爺さん。

「一人じゃ無理だったので、応援を呼びに来た」って、言ってたな!)


 高さ2メートルの棚の上に手を伸ばし、

必死に降ろそうとし続けるキチ○イを目の前にして、

(このキ○ガイを説得する方法は無いものか?)

と考えた。


 その棚の下を見ると、

コンビニのコピー機みたいな物が設置されていた。


 「この機械は何ですか?」

私が尋ねると、

名誉教授は、

「日本で一台しか無く、買えば、一千万円以上する」

と自慢して来た。


 話はズレるが、

T大には、

『日本で一つしか無い物』が、ゴロゴロしている。

T大の図書館から、本を持ち出して、古本屋ヘ持って行くのが、

流行った事が有るのだそうだ。

『赤毛○アン』の初版本とか、

百万円以上で引き取って貰えるらしい。

何故? そんな貴重な物がT大に有るのか?

と言うと、

「コレクターが、

お亡くなりになる際に、遺贈先として、T大を選んで下さる」

のだそうだ。


 話を戻すと。


 「このレールを無理矢理降ろそうとすると、

この貴重な装置を破壊してしまう可能性が有りますよ」

私が言うと、

その名誉教授は、

考え込んでしまった。


 私達は、

さも当然の様に、その場を出て行った。

さすがのキチ○イも、何も言え無い。

やっぱ、

こんなキ○ガイを客観的かつ公平に評価する方法なんて、

【論文の数】しか無いわな!


 ○総理も、

「日本学術会議の任命を拒否された学者は、

同じ分野の他の研究者と比べて、【論文の数】が少なかったから」

と、

答弁すれば良かったのに。


 【事実だったら】だけど。


 さて、

今回の日本学術会議騒動だけれども、

その目的は、

学者を【冷遇】する姿勢を見せる事に依って、


1 日本の技術を、海外ヘ流出し易くする。


 中国、韓国、台湾、

これら日本の近隣諸国が発展したわけだが、

これらの国がラッキーだったのは、

日本が技術者を【冷遇】してくれたから。


2 日本の優秀な若者に、学者を目指さなくさせる。


 日本の大学院進学率は、

21世紀になっても、伸びていない。

日本の大学院生は、

『授業料を払う奴隷』と呼ばれている。

日本の大学院は、

完全な徒弟制度なんだけど、

職人さんとか、昔の徒弟制度では、

生活の面倒くらいは、看て貰えた。

でも、

日本の大学院生は、

生活費を自分で用意し、

なお且つ、授業料まで支払わなければならない。


 この条件で大学院に進学したら、【ただの馬鹿】だよな?


 T大医学部名誉教授が、

あんな感じなのも、理解出来るだろ?


 理系留年者からすると、

勉強しない言い訳に使えて、良いけど。


 日本人の敵達は、

○総理に同調して、

学者を【冷遇】する姿勢を見せ続けている。


 日本を【衰退国】にするために。




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