シーン47マシーンソルジャー。
『フェルノ…………フェルノ…………………。』
私の脳裏に聞こえてきたのはフレアちゃんの声だった。
その時、私の心は怒りに満ち溢れていた。
自身の内面からくる怒り………それは燃え上がる炎となって心内から溢れ出してくるのを感じていた。
『落ち着いてフェルノ……………』
『フレアちゃん…………私………………。』
『うん…………怒りの炎に変わってる時点であなたの心は分かっていたわ。』
『そうだよ………だってこんなに怒ってしまうってこと中々ないじゃない!?子供達だって……サーベルさんだって…………皆必死にさあ………頑張って生きているんだよ!!それをあの魔物は。』
『そうだね………でもね……それは私も一緒よ………あの私の昔の知り合いにだってバカにされた………そしてここまで酷い事を…………私だって怒りがマックスなんだから!!!』
私達は今までで初めてこんな怒りに満ち溢れていた。
『フェルノ…………さあいこう!!私とあなたなら…………………………。』
私達の力が重なった様な気がした。
気がつくと……キャリッシュちゃんとドエルゴがそれぞれ、ヒューマン達……………そして傷ついたサーベルさんを見ていてくれていた。
『フェルノ…………こっちは任せて。』
『お嬢……………ヒューマン達に手出しはさせませぬ……そやつを。』
『うん……………ありがとう。』
私は一歩……………また一歩と機械兵士に近づいていく。
すると私に気がついたのだろう機械兵士がこちらに目を向けてくる。
そして機械兵士の目の前に立った私。
その瞬間私の全身を取り巻くように炎が魔神具である短剣から吹き出してくる。
轟々燃え上がる炎が目の前に見える………でも全然熱くないし私も燃えてはいない………まるで私がフレアちゃんと同化したかのように。
私は身構えると目の前の機械兵士がその剣を構える………………そして剣を振り上げたその時。
一気にその剣を振り下ろしてくる機械兵士!!
私の身体を割くような激しい剣技……………その瞬間。
私の全身は揺らりと揺らめく………それはまるで炎のように。
ザンッと剣が私の足元に届いたのが見えた。
そう………私の身体がまるで剣を避けるように動いていたんだ。
『えっ!?これって…………………………………。』
(フフッ…………フェルノ………私はあなたともう何年一緒にいると思って?)
『えっ?フレアちゃん…………………。』
(私達はもう一緒に戦えるんだよ?私はそりゃあ元魔族だけれども………不思議とあなたと出会って今日まで色々と一緒に過ごしてきて今ではあなたの事……誰よりも知ってるもの………これが私達の)
『『私達の力なんだよね!!』』
私達は剣を構える………それは激しい炎を纏わせ炎の剣と化している。
剣を再び振り上げ構える機械兵士。
そしてまたその剣を激しい剣技として振り下ろしてくる機械兵士。
『はあああああーーーーーーーーーーーーーっ!!???』
私の身体がすーーっと動き出しその剣を躱していく……………すると機械兵士は妙な動きをしてくる。
それに気がついたのはフレアちゃんだった。
(フェルノ…………………………横からくる。)
『えっ!?う………………うんっ!!!』
軌道を変えその剣が私の横から身体を裂こうと剣が飛んできた!!
『このおーーーーーーーーーーーっ!!!』
ガキンっと剣で衝撃を抑え込む!!
そして私の身体は機械兵士の頭上にあった。
その時…………私の身体に炎を纏わせている。
『皆の痛みを…………………………………。』
私は炎の剣を振り上げ………………そして。
『知れえーーーーーーーーーーーーーっ!!』
『炎の…………………………………牙アアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!』
私の剣撃が機械兵士の腕を捉え……………そして斬り裂いていく!!!
機械兵士の身体がグラりと傾き………………。
そして………その腕は身体から離れ………………。
ズシーーーーーーーーーーンっと洞窟内に鳴り響き地面に巨大な腕が落ちて転がる。
バチバチと身体から電気を放っている機械兵士。
『おおっ!!凄いですぞお嬢!!!』
『フェルノ……………………殿……………さすがですな。』
ドエルゴとサーベルさんの声が私の耳に届く。
やったかに見えた機械兵士…………それは動かなくなったかに見えていたんだ。
するとキャリッシュちゃんの声が聞こえる!!
『フェルノ!!!!!まだよ!!!』
私は機械兵士に向き変える。
片腕を失いながらも起き上がってくる機械兵士………………。
私は目の前の機械兵士相手に再び構える。
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